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競馬コラム~騎手編 (木村調教師vs大塚海渡騎手のパワハラ裁判の行方) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 木村調教師vs大塚海渡騎手のパワハラ裁判の行方

    木村調教師vs大塚海渡騎手のパワハラ裁判と、その後。

    美浦の大塚海渡騎手(現在21歳)が、以前所属していた厩舎の木村哲也調教師からパワハラを受けたとして2021年1月に刑事告訴をした。

    木村哲也調教師vs大塚海渡騎手のパワハラ裁判
     
    その事実を認めた木村調教師は、7月末から10月末までの調教停止処分。その停止期間も今週で明けることになる。

    ちなみに調教停止中、管理していた馬はすべて岩戸厩舎へ転厩(厩舎スタッフ自体も一緒に転厩する形になるので極端に何かが変わることはない)となった。

    そんな転厩先の岩戸厩舎は毎年、年間10勝前後のいわゆる超・弱小厩舎であったのだが、社台グループとの関係性が強い木村厩舎の良血馬が加入したことで、この3か月で20勝近く挙げられたという面白い現象も起きている。

    現在、岩戸厩舎は関東リーディング6位と大躍進?だ(笑)



    スポーツ社会では当たり前?

    伊調馨選手(レスリング)や、宮川紗江選手(体操)など、最近よくニュースとなるスポーツ界のパワハラ問題。

    今の時代ちょっとしたことでも「セクハラ」「パワハラ」と言われてしまう世の中になった。
    ある意味『ハラスメント』は受けた側の気持ち次第(受け取り方次第)と言えるので、愛情や優しさを持って手を出したとしても、受け手が不快であればそれはただの暴力・誹謗になる。…実に難しい。

    『木村哲也調教師vs大塚海渡騎手のパワハラ裁判』も、事の真相は明らかにはなっていないが、周囲の関係者いわく、本件もそんなすれ違いによる発展と考える人が多いようだ。

    大塚騎手と木村調教師は、競馬学校時代からの付き合いで、師匠としての木村調教師は木村調教師は大塚騎手に上手くなって欲しいという気持ちがあったのは間違いない。
    そこに『今時の若者』を相手にしているという「注意」が少し怠ってしまったのだろう。

    それが良い悪いは別としてある程度のムチは、このような師弟や上司部下のやりとりは、ひと昔前では当たり前の光景ではあった。
    競馬界だけでなく、どんなスポーツでも「愛のムチ」あってこそ成り立っていたという見方もある。

    ただやったことは事実だし、起こってしまったことは仕方ない。
    内々での話し合いで解決できればそれでいいが、明るみになっている以上、誰かが傷ついていることになる。



    大塚、復帰に向けてリハビリ中

    大塚騎手は、昨年の落馬負傷で長期休養中だ。
    大塚海渡騎手の同期となる35期生は、岩田望来、亀田温心、菅原明良、団野大成、斎藤新、小林凌大と皆が活躍している華の世代である。

    大塚騎手はデビューして2年での大怪我、さらに(自ら)トラブルも発生してしまい、早くも波乱万丈なジョッキー人生を過ごしているが、騎手人生は始まったばかりで、まだまだ先は長い。

    調教助手をしている父の哲郎氏からは「今は復帰に向けて乗馬を開始している」というコメントも発表されているが、冒頭にも書いたように社台グループとの関係が強い木村厩舎を相手に、こんな裁判起こしてる場合じゃないだろう



    今後の大塚騎手と木村調教師の関係

    最後に、今後大塚騎手と木村調教師の関係がどうなるのかが気になるところ。

    裁判的には和解となったが、これでずっと関係がこじれたままというのは両者ともにやりづらいだろう。

    大塚海渡騎手
     

    自分は「被害者だ」と訴えたのかもしれないが、サンスポでもこんな憎たらしい写真使ってて、どうも業界は大塚騎手の味方ではないようだ(?)
    被害者(?)となった大塚海渡騎手居心地悪くなるのではないだろうか。(調教助手をしている父も居心地悪いだろう)

    できれば、わだかまりなくちゃんと「和解」して、木村厩舎の馬に大塚騎手が乗って勝利する。というシーンを見たいが、20歳の若手ジョッキーが師匠を相手に裁判まで起こして「謝罪と、相応の和解金この2つだけ」などと言ってたら、まぁ難しいだろうな。

    やりづらいので栗東に移籍…というケースも考えられなくないが、それでは栗東でも本心は大塚騎手を気持ちよく受け入れられないだろう。
    この機会をバネに飛躍するか、落ちるかは自分次第ということだ。


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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。