競馬コラム~騎手編 (武豊、スポーツ功労者賞受賞と、親子3代ダービー制覇の夢) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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武豊、令和元年のスポーツ功労者賞受賞。「親子3代ダービー制覇やってみたい」
武豊、令和元年のスポーツ功労者賞受賞
2020年 7月27日に、令和元年度のスポーツ功労者の表彰式が行われた。
競馬界からは、武豊騎手と中村均元調教師が受賞した。
正直、中村均元調教師が表彰されるほどの功績があったのかは疑問で、なぜ中村均元調教師だったのか、何を基準に選んだのか全くわからないのだが、現役のジョッキーが受賞するのは史上初らしい。
これまで武豊は数々の賞を受賞してるので、今更「スポーツ功労者賞受賞」と聞いても「まだ貰ってなかったの?」と思ったくらいピンとこないのだが、それでも武豊騎手は笑顔で喜びを語っていたようだ。
表彰式では萩生田文科大臣から記念の銀杯を授与され「以前は最年少、最近は最年長と言われることが多くなったが、こういう年になってもやれることをみせていきたい」と壇上で言っていた。武豊の「親子3代ダービー制覇」は現実的か?
私が武豊のコメントで気になったのは、その後。
これまで武豊騎手を支えてきた馬の話に触れた際には「いつかディープインパクトを超える馬に巡り合いたい」と言っていた。
武豊騎手はディープインパクト産駒のキズナでダービーを制しており、これで親子2代制覇となっている。
既にキズナは種牡馬となり産駒も活躍している。
武豊がダービー親子3代制覇を成し遂げるには、キズナ産駒でダービーを勝たなければならない。
幸いなことにキズナはノースヒルズグループの生産馬だったが、種牡馬として社台グループが買い取ったので、繁殖牝馬の質は高く、現在かなりの数の交配をこなしている。
さらに昨年ディープインパクトが死去したことで、現時点ではキズナがディープインパクトの後継種牡馬として、更にこれから繁殖牝馬の質が上がることになると思われる。
そうなればキズナの産駒からダービー馬が生まれてもおかしくない。現役騎手として「親子3代ダービー制覇」まで武豊の肉体がもつか?
だが、今日現在51歳(1969年3月15日誕生日)の武豊だが、果たしてキズナ産駒のダービー馬が誕生するまで現役でいられるか?という疑問はある。
というのも、以前「武豊騎手とメガネ」という競馬コラムでも紹介したが、騎手は年1回の免許更新が義務付けられており、更新できる条件として裸眼で0.8以上の視力が求められるからだ。
コンタクトの使用は認められていない。
齢51歳の武豊騎手、現時点でどれくらいの視力があるのかわからないが、いくら天才ジョッキーでも高齢化とともに視力が低下するのは避けられない問題だ。
また、視力もさることながら動体視力も騎手にとっては生命線だし、この点も今後の武豊の騎手生命を左右することになるだろう。
競艇界の絶対王者・松井繁も50歳(1969年11月11日誕生日)だが、そもそもが、51歳でプロスポーツの第一線で活躍していること自体が既に偉業なので、それを考えれば今回の「スポーツ功労者賞受賞」はやはり至極必然と言えるのだろう。
そして武豊騎手は技術もさることながら「持っている男」という点においても非常に秀でている。ソレも才能で、これまでの実績を見ても一目瞭然だ。
近い将来、ダービーを取れるようなキズナの産駒が武豊騎手の元に現れても驚けない。
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