競馬コラム~騎手編 (C・ルメール騎手も実はスランプ?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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今年まだ重賞未勝利?C・ルメール騎手も実はスランプだった?
C・ルメール騎手も実はスランプ?
ここ最近当コラムで「重賞を勝てない岩田望来J」や「GIで人気馬を飛ばし続ける横山武史J」と、不振に喘ぐ近況を触れてきたが(決して悪意はないので悪しからず…w)その影に隠れて?ちょっとしたスランプに陥っているジョッキーが実はもう1人いる。…それがC・ルメール騎手だ。C・ルメール騎手が今年まだ重賞未勝利?
C・ルメール騎手だが、今年は海外遠征やコロナウイルス罹患などがあり、騎乗数自体は例年ほどではないのだが、それでも36勝を挙げて全国リーディング4位。
決して悪くない成績ではあるが、そこから『JRA重賞』だけにフォーカスしてみると、なんと今年はまだ1つも勝っていないのである。
C・ルメール騎手はここ数年、必ず1,2月のうちに重賞を勝ち、終わってみれば毎年2ケタの重賞勝利数を重ねている千両役者。
そんなルメールが、そろそろ5月になろうとしている時期になってもまだ重賞未勝利というのは、業界的にもかなりのビッグニュースだ。C・ルメール騎手の成績を見てみると…
今年は先週までに17鞍の重賞レースに騎乗し(0-5-0-12)という成績。
先週の皐月賞・イクイノックスでも、最後の直線でジオグリフ(僚馬かつ自身のお手馬でもある)に差されて2着だった。
今年の重賞で1番人気に推されたのは6回あり未勝利。
例年同様、ある程度の質の馬は回ってきているだけに、それでいて結果が出ていないのだから周囲も徐々にざわついてきているようだ。
ただ、冒頭に触れたように、勝ち星自体は順調に積み重ねているし、特段ルメールに関して世間の評価が変わったという話は入ってこない。
また、海外遠征ではサウジアラビアで重賞4勝、ドバイで重賞1勝と、しっかりと結果を出してもいるから、決して悪い要素はない。
その中でJRA重賞だけがついてこないのは、いわゆる「ちょっとしたズレ」というやつなのかもしれない。C・ルメール騎手なら心配無用?
若手ジョッキーの台頭、海外遠征やコロナ隔離などで騎乗できないことが頻繁にあったことなどから、少なからず「どうしてもルメールでなければ…」という風潮はひと頃に比べて落ち着いているのは事実かもしれない。
本人も今年一番のビッグチャンスと口にしていたのに、先週の皐月賞があの結果(2着)だ。
レース後にはダービーはもっと期待できると自信あり気に話していたそうだが、この敗戦がどこまで本人に響いているかどうか。
ちなみに皐月賞の追い切り後の共同記者会見にて、この話題に触れた記者がおり、それに対してルメールも「自身のJRA重賞未勝利は把握している」とコメントしている。
…まぁ、「夏男」として有名なルメール騎手だから、こんな心配が杞憂に終わるくらいこの後からバンバン勝ってくれればいいのだが、このまま負け続けてしまうと期待して馬券を買うファンの財布がもたなくなってしまう。
…と、些か大袈裟に買いてしまったが、そんなルメールとて毎月3つも4つも重賞を勝っているわけではないし、そもそも重賞の数も決まっているのでそう多くを望めるものでもないし、実は大したことではないのかもしれない(笑)
リーディング争いに視点を切り替えてみれば、1位の川田騎手との22勝差もルメールならまだまだ射程圏内とも言えるし、なんとか今年も気温の上昇とともにルメールの調子も上がっていって欲しいところだ。
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