競馬の楽しみ方~番外編★ (復活のデムーロと、JRAGI完全制覇を狙う武豊。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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復活のデムーロと、JRAGI完全制覇を狙う武豊。
ついにM・デムーロ反撃の狼煙をあげる
先日の阪神ジュベナイルフィリーズを制したのはサークルオブライフ。
鞍上はM・デムーロ、オークス(ユーバーレーベン)以来となる今年2つ目のGI勝利を挙げた。
ここ数年は完全にルメールにお株を奪われてしまっているM・デムーロだが、外国人ジョッキーが騎乗する3頭(ルメール=ステルナティーア、C・デムーロ=ナミュール)が三つ巴となった一戦でしっかりとモノにして見せた。
M・デムーロの弟であるC・デムーロと久々の再開と、久々に同じレースに騎乗するということでモチベーションも上がったことだろう。
幾度となく競馬コラムでも「兄M・デムーロの負のスパイラル」について書いたように、コミュニケーションやレースに対する姿勢等で色々あり、ひと頃は騎乗馬集めに苦労し、現状のルメールとの差が生まれてしまったものの、本質的な騎乗技術でいえば大差はないと言える。
まだ今年のレースは残っているが、来年以降の巻き返し、リーディング争いにデムーロも参戦してこれるキッカケにして欲しい。史上2人目の快挙達成
そんなM・デムーロだが、その先週の阪神ジュベナイルフィリーズで日本の2歳GI、3個レース完全勝利となった。
福永祐一騎手に次ぐ歴代2人目の快挙となった。
《M・デムーロ》 朝日杯FS:アドマイヤマーズ(2018)、リオンディーズ(2015)、ロゴタイプ(2012)、グランプリボス(2010) ホープフルS:サートゥルナーリア(2018) 阪神JF:サークルオブライフ(2021)
《福永祐一》 朝日杯FS:フサイチリシャール(2005)、エイシンチャンプ(2002)、エイシンプレストン(1999 ※旧 朝日杯3歳S) ホープフルS:コントレイル(2019) 阪神JF:ジョワドヴィーヴル(2011)、レーヴディソール(2010)、ピースオブワールド(2002)
ちなみにルメールは、GIIのホープフルSはレイデオロで1回勝っているのだが、GIに格上げされてからは未勝利だ。
また、この朝日杯FSも未勝利である。(阪神JF…ソウルスターリングが2016年、メジャーエンブレムが2015年)
今年はサークルオブライフと同じ国枝厩舎のコマンドラインで出走予定だが、おそらく圧倒的な1番人気になりそうで、3人目の快挙達成なるか注目が集まる。天才ジョッキーの鬼門か?2歳GI
…と、2歳GIのネタを出しておいて、この人の名前を出さないわけにはいかないだろう。
JRAGI完全制覇に残り2つとしている武豊騎手だ。
その残り2つが2歳GIの朝日杯FSとホープフルS。
2016年までは朝日杯FSを勝てば完全制覇というところだったのだが、2017年にホープフルSがGI格上げされてからターゲットがもうひとつ増えた。
デムーロ、ルメールはどんどん勝っているのに、なぜ武豊騎手は勝てないのか。
天才ジョッキーにも鬼門が存在するのかもしれない…が、ただ、以前は朝日杯と香港国際競走と日程が被ることが多く、根本的に騎乗機会がなかったというのも事実。
ここまで来たら武豊本人も「完全制覇」は目標になっているだろうし、50歳を過ぎたとなればそう多くチャンスが残されているわけでもない。
今年の朝日杯はデビュー2連勝のドウデュース、ホープフルSは札幌2歳S2着のアスクワイルドモアで参戦予定しており、どちらも「確勝級」ではないが、チャンスはある。
2歳GI完全制覇以上にJRAGI完全制覇という前人未到の偉業達成となるだけに、何としてもそのチャンスを手繰り寄せたいところだ。豊騎手を追い抜きそうな、外人ジョッキーの2人
ちなみにその「JRAGI完全制覇」だが、武豊騎手は残り2つとしているが、その後を追うのが前述の外国人ジョッキー2名だ。
どちらもあと4レースとしており、近況を勢いや騎乗馬の質を考えると武豊騎手を追い抜いて達成してしまう可能性も少なくはない。C.ルメール
・高松宮記念
・大阪杯
・朝日杯FS
・ホープフルSM.デムーロ
・天皇賞 春
・ヴィクトリアマイル
・安田記念
・秋華賞
ここは日本人としての意地を見せて欲しいところだ。
心の奥では「勝ち負けは厳しそう」と思いながらも、応援の意味を込めた単勝馬券は握りしめようと思う(笑)
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10/13に提供された「アディショナルタイム」というコースでは、京都12Rで469.5倍の高配当を的中させた。今回も18点という少ない点数で狙い、推奨単価はリスクを抑えた600円となっていたので、28万 1700円の払い戻しとなった。
リフレインは、地方競馬予想においても精度の高さを証明しており、信頼性の高い予想サイトだと言えるだろう。