最終更新日:2023年12月10日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:113,520

競馬の楽しみ方~番外編★ (「サイン馬券」について) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 「サイン馬券」について

  2. 日本ダービーが終わって、一息つく。
    …いやあ、今年の日本ダービーだが、最後の最後にとんでもない馬が勝ってしまった。
    先日書いた「第86回日本ダービー、徹底検証」ではほぼノーマークだった単勝12番人気、ディープインパクト産駒ののロジャーバローズ
    管理する角居調教師もインタビュアーの質問にしどろもどろで、映像も茫然自失な感じだった。


    大喜びしていたのは、生産牧場と馬主だけ。

    角居調教師は、なんで勝ったのに喜べないのか?
    その答えは簡単。2頭出しの1番人気サートゥルナーリアを勝たせられなかったから。
    …この辺は大人の事情が大きく絡んでるんだろう。



    今回競馬コラムで書きたかったのはそのことではなく、先週のダービーウィークは様々な話題が様々なメディアで紹介されてて、特に多く面白い話題が「サイン馬券」だった。

    俺の競馬予想」という競馬予想サイトでも、「俺」という人物がたまに正気とは思えないサイン馬券を出しているが、当然ながら「競馬検証.com」では「サイン馬券」のことはまともに取り上げてないし、個人的にも「サイン馬券」はやってない。


    ただ競馬ファンの中には、一見バカバカしいと思われがちだが、実は「サイン馬券派」は多数存在しており、玄人も素人も最終的にサイン馬券に辿り着く人にとっては、過去の競馬キャリアはあまり関係なく、強いて言えば最初は真面目に競馬を研究してたのに、結果が出なかった為「まともな競馬予想」を放棄し、試しにサイン的な手法で馬券を買ったらとんでもない大穴を当ててしまって現在に至る。…といった、「ラッキー」だったのか「サイン」なのか、本人も説明がつかないところからはじまるケースが多いようだ。

    また、血統などの研究に研究を重ね馬券を買う競馬ファンは「求道者」的な「我が道を行く」といった考えを持つ人が多く、馬券の買い方にブレがないため、とことんまで「唯我独占」を貫き続けている。

    ソレに対し「サイン馬券派」は中途半端なタイプが多いようで、…というのも「サイン馬券」は性質上、一人の考えで完結するケースが少ないから、「群れる」という習性が存在しており、各々が持ち寄った「サイン」と思しきネタを持ち寄ってネット上でディスカッションし、そしてその中でより「信憑性があるネタ」に対して少額の金額を投資して一喜一憂するのが「サイン馬券サークル」の楽しみ方だからだ。皆常にネタ探しをしている。
    サイン馬券のサイン会議 
    ↑こういうサイトが沢山ある。



  3. 過去にあった有名なサイン馬券

  4. 「サイン馬券」が人を魅了するのには「サイン馬券」に夢があるわけで、競馬におけるサインに信憑性があるかどうかは、受け取る人それぞれだと思うが、昔から有名なのが「有馬記念は その年の世相を表す馬が馬券になる」というものがある。


    ここ最近で有名なサイン馬券の話をひとつ紹介しよう。

    年末の「有馬記念」の時期には「今年の漢字」が発表されるので、まさに「今年の漢字」とは「世相を表す」文字とも言える。
    2017年の「今年の漢字」1位は「」だったのを覚えているだろうか。
    ソレは「朝鮮の話題」が多かったり、九州部豪雨、海道産のジャガイモの不作、海道日本ハムの大谷翔平選手がポスティングで海外に移籍したり、清宮幸太郎選手がドラフト1位で指名されたりと、NPBの北海道日本ハムがストーブリーグを盛り上げ、「」に関する話題が多い年だった。

    「競馬界」においては、歌手である島三郎所有の「キタサンブラック」がその年の競馬を席巻してたので、有馬記念では駄目押しとばかりに勝利した。(これはサインと言うより「実力」にしか見えないがw)



    また2017年「今年の漢字」1位は「」だった。
    この年は932年ぶりに日本の広範囲で環日食が観測されたり、ロンドンオリンピックで日本勢がメダルを沢山取ったりと、「金」にまつわる話題の多い年だったからなのだが、この年の有馬記念勝ち馬はまさに「金=ゴールド」のサインとも言える結果で、「ゴールドシップ」で、3着は「ゴールドアクター」だった。


    コアな「サイン馬券野郎」は、ありとあらゆるところからサインを探して来るようだが(「俺の競馬予想」の「俺」然りw)、案外サインはシンプルなところにあるものなのかもしれない。

    サインが本当に存在するかどうかは別として、日常で起こる出来事と競馬がリンクすれば、競馬の存在が人々に認知される結果となるので、競馬を盛り上げる一つのツールとしてはあって良いのかもしれないw



  5. コレはもしや「サイン」だった?

  6. …ところで…私も「サイン」を後日談として見てみると…

    大レースでJRAから発せられる「サイン」もよく言われる「サイン」で、「俺の競馬予想」の「俺」も、なんだかJRAの広告が、とか、CMが、とか言っているが、実は先日の日本ダービーで出されていたサインは「赤」だったとのではないか?と思った。

    …というのも、国歌斉唱を務めたのが歌手の木村カエラだが、どういう経緯で彼女が抜擢されたのは知らないが(昔木村カエラの夫、瑛太が鶴瓶とかとJRAのCMに出てたから、その関係か?)、レース前にターフに登場した木村カエラは「真っ赤なドレス」を着て登場していた。赤といえば3枠。そう、サートゥルナーリアが入っていた枠。
    内枠の偶数版というのは長距離レースで最も有利とされる枠番ですので、ここで「サートゥルナーリアに2冠を達成させれば競馬がさらに盛り上がる」と考えたJRAが、サートゥルナーリアに最大限の忖度をしたとも考えられる。

    そう考えると…冒頭に書いた角居調教師が、「ロジャーバローズ」が勝ったことで受けてたインタビューで茫然自失の受け答えとなり、「なんで勝ったのに喜べないのか?」…という話にも、「そうだったのでは?」と、なんとなく辻褄が合ってしまう。

    …コレが自己暗示で信じてしまう「サイン馬券」の怖さなのだろう(笑)


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競馬キャンプ無料予想(無料情報)だが、12月3日(日)のチャンピオンズCは正直、2着の⑦ウィルソンテソーロのピックアップは苦しかったと思うが、実績を掘り下げてみるとダートに限って言えば9戦7勝

その7勝は全てある程度先行して勝ちに行ってのもの。
前走のJBCクラシックも勝ちに行ったが最後はバテてしまったのであれば、戦法を変えてくる可能性は考える余地はあった。
実際、差しに回ることを示唆しているコメントも出ていた。

あわせて、今回馬券対象としてピックアップされている②メイショウハリオと前走で0.4秒差であったのであれば、同等の扱いができてよかったのではないか?

中央のG1のメンバーに入って重賞実績が交流重賞しかなかったのであれば、これだけのメンバーに入れば評価を下げざるを得なかったかもしれないが、勝ったレモンポップの評価を下げているように、捻りを加えているのであれば、ここも捻ってもよかったのでは。…と、思う。

競馬キャンプが提供したレース

ただ、勝ったレモンポップと同じ列、つまりはレモンポップを1頭目から外していたのであれば馬券としては成り立たない。

レモンポップが3着以下になれば、馬連の配当は上がるという希望的観測が垣間見える組み合わせであるが、レモンポップを嫌う要素は「距離」と「外枠」だけであったはず。

今年のフェブラリーS・G1を勝った際にも距離不安は囁かれたが、陣営としてもその点は百も承知で、1600mに対応できるように調整し勝ち切った。

今回も、始動戦を1600mの南部杯に選んで2着を持ったままで2秒千切っているなら、既に1800m仕様に馬は造られていたのだ。

臨戦過程は余裕残しの状態で、ノーダメージで勝ち上がったように上々で状態もピークだった。

大型馬でありながら機動力に長けており、絶好のポジションを見つければ、すぐに其処を取れる馬。
今回は走り終わった後で杞憂に終わったが、鞍上の坂井瑠星も距離と枠の不利を考慮しスタート後、直ぐに先手を主張。これは最短距離を通ることによりスタミナの消耗を避けるという騎乗であったが終わってみればゴール後もまだ余裕があった。

誰が1800mは保たないと決めたのか?