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競馬の楽しみ方~番外編★ (ホープフルSの呪い? その原因は?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

1/31に「重賞競馬総合コラム/ ホープフルSが、G1昇格?」というタイトルのコラムを書いた。
書いた内容は、2018年から2歳G1への昇格を申請中のホープフルSのことだが、今回はその「続編」といこう。

…「ホープフルSの続編」と言っても今回のハナシは「過去にホープフルSを使った馬はその後、結構な割合で故障することが多い」という、少し謎めいたジンクスについてだ。
これを「ホープフルの呪い」と言う。


ひとつ例として挙げたいのが、私も他で読んだ記事を要約して紹介するが、
2015年に新馬戦、ホープフルSと勝ちあがったハートレーという馬は、ノーザンファームが3歳世代で一番期待を寄せている馬だったようで、競馬関係者の間では「ディープインパクトの最高傑作」と評価が高かった。

…だが、ホープフルSの後のレースで共同通信杯に挑戦するが、その際に管理する手塚調教師は予定していた鞍上が白紙となってしまい、誰を乗せるかとマスコミに聞かれた手塚調教師は「鞍上は誰でもいい。それくらい誰が乗っても勝てる」と言い放ったくらいに自信満々だったそうだが、結果はと言うと、横山典弘騎手が騎乗し、9着と大敗してしまう。

そしてその後の皐月賞で巻き返しを狙った調整をしていたのだが、今度は左前脚の危険サインが見つかり、春のクラシックを断念することになってしまったのだ。

このハートレーのホープフルS勝馬のクラシック離脱は、2014年のシャイニングレイに続いて2年連続で、ここ15年以上、1999年の勝ち馬エアシャカールを最後にホープフルSの覇者がクラシックで勝つことはなく、この現実をみると、ホープフルSは実は2歳馬にとって「鬼門のレース」となってしまっているのだ。
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…で、その「故障する原因」は推測の域を出ないのだが、「ホープフルSを使ったダメージではないか」とも言われているのだ。

…こんな声が上がるのは、「2歳の時期にタフな中山芝2000mを使う」って事は、人間が思っている以上に馬にダメージを与えると可能性が高いと、みている関係者もいて、実際にデータもそのようになっているのであれば、もう傾向と見ても良いのかもしれないが、残念ながらそのようなものはない。

思い起こせば中山芝1600mで行われていた時代の朝日杯を使いたがらない馬が過去にも何頭もいたし、実際使った馬で大成した馬は、当時、裏2歳G1と言われていたラジオNIKKEI賞と比べれば少なかったように思える。


今更ながらこんなデータに気付かされたが、考えてみればみるほど思い当たる節は沢山あります。

最もシンプルな例としては昨年の皐月賞馬ディーマジェスティだ。
昨年の皐月賞はまさに「劇勝」という言葉がピッタリのもの凄い勝ち方だったが、その反動がもろに出て、ダービー前に回復に手間取ったのは周知の事実だった。
あわせて、その後、秋に最後のクラシックの菊花賞を目指してセントライト記念から始動したが、またもや、その後今一つの競馬を続けた。
これらを考えるとやはり若駒にとって中山芝コースは、どうやら避けた方がいいコースなのではないかって感触になってきた。
同じ条件で施行されている京成杯の勝ち馬がその後出世しないのもデータに当てはまる。


これはホープフルSがG1に昇格されなければ掘り下げていなかったデータであり、自分でも驚いたが、これがもしかすると「ホープフルの呪い」の「原因」なのかもしれない。
そしてその答えは昨年の勝ち馬レイデオロがもしかしたら出してくれるのかもしれない。

決して喜ばしいことじゃないし、外れることに越したことないが、もし仮に今年も「故障」なんてことになったら、これは立派なデータとなり、見直した方がいいだろうね。


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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。