最終更新日:2023年09月26日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:112,583

競馬の楽しみ方~調教師・厩舎編 (新馬戦の「国枝厩舎」は疑ってかかること。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 新馬戦の「国枝厩舎」は疑ってかかること。

    夏デビューでクラシック戦線に挑む。

    来年の日本ダービーに向け、今年も6月から始まっている新馬戦

    近年は育成技術が進歩したこともあり、いわゆる『クラシック戦線を見据える馬』は秋頃からデビューすることが今まで多かったのだが、この時期からデビューする馬が増えている。

    夏にデビューさせてしっかり勝ち上がり、その後トレーニングを経て秋冬で再始動…という形でクラシック戦線に挑むケースが近年の有力馬の青写真となっている。

    それだけに多くの期待馬を抱える厩舎としては早い段階での勝ち上がり、計画的な競走馬の入退厩などが求められることになり、意外とこの夏~秋シーズンというのは神経を使うことになるのだ。
     
     
     

    名伯楽に立ちはだかる鬼門…

    そんな状況の中、近年の2歳馬事情頭を悩ませている名門厩舎がある。 
    それが美浦の国枝栄厩舎だ。 

    毎年、年間40勝前後の勝ち星を挙げてリーディング争いの常連だが、そんな国枝厩舎が抱えている悩み新馬戦での成績
     
    近年ではアーモンドアイ、アカイトリノムスメ、サークルオブライフなどの2歳戦、クラシック勝ち馬を輩出しており、毎年様々なオーナーから良血の期待馬を預託されているが、その良血馬たちをもってして、とりわけ新馬戦の成績が芳しくない
     
    そもそも新馬戦を勝つということ自体が難しい(無論、その他のレースでも勝つことは簡単ではない)のだが、それを加味しても国枝厩舎は他の有力厩舎と比べてその期待値が下がっている

    今年も6月から11頭の2歳馬がデビューしているのだが、デビュー勝ちを収めたのはわずか1頭(シャンドゥレール・6/25東京)のみで、馬券に絡んだのは前出の馬を含めて3頭だけ。 

    今年ここまで(1-1-1-9)と複勝率.250。
    国枝厩舎全体の今年の複勝率.311と比較すると、この新馬戦をいかに苦手にしているかが分かる。
     
    国枝栄厩舎今年出走した新馬戦の成績を並べてみると…

    6/4 スティルディマーレ 4番人気 10着
    6/5 エルダーサイン 1番人気 4着
    6/12 ダノンザタイガー 1番人気 2着
    6/19 スカイラー 2番人気 4着
    6/25 シャンドゥレール 2番人気 1着
    7/3 ロジサキア 2番人気 10着
    7/9 アップトゥミ― 1番人気 4着
    7/10 サトノミネルバ 1番人気 3着
    7/17 ノットファウンド 3番人気 13着
    7/23 パルピターレ 4番人気 10着
    7/24 シュバルツガイスト 2番人気 7着
    7/30 モリーダーリン 2番人気 5着

    実に見事な飛ばしっぷりである。笑
     
     
     

    新馬戦の国枝厩舎は疑ってかかろう

    厩舎の育成方針として若い時期に無理をさせないということはあるし、そんな「国枝厩舎」というだけで自然と注目と人気が集まってしまうので、些か過剰に支持されていることはあるかもしれないが、それでもこの成績は目をつぶりたくなってしまう…。
     
    かのアーモンドアイとて新馬戦2着から牝馬クラシック3冠にまで上り詰めているし、昨シーズンもサークルオブライフが阪神JFを勝ち、エリカヴィータがフローラSを勝ってオークスに駒を進めるなど、最終的にはしっかりと結果を残しているので、厩舎としてはそれほど深刻にはなっていないのかもしれないが…ファンはついつい期待して馬券を買ってしまう。笑
     
    今週以降も続々と良血馬・期待馬がデビューを予定している国枝厩舎だが「新馬戦の国枝厩舎は疑ってかかる」というのを肝に銘じておいた方がいいだろう。


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2023/09/24

メザマシケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

メザマシケイバ無料予想(無料情報)だが、メザマシケイバに集客している解体新書による検証だと、6戦6勝とのことだが、競馬検証.comが検証を開始すると不思議と6戦6敗となった(笑)

メザマシケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ メザマシケイバの無料予想(2023/09/24)

さて今回検証する無料予想買い目は、メザマシケイバの重賞プレゼントの神戸新聞杯であるが、ダービー3着馬のハーツコンチェルト、現在3連勝中のナイトインロンドンを3連単フォーメーションの1着2頭に入れるのは悪くないアプローチであったが、結果的に勝ち馬サトノグランツは重賞勝ち馬。

勝ち馬の実績と比較すると、前出2頭の実績はといえばハーツコンチェルトはダービー3着だが、とは言え1勝馬。
つまりは詰めが甘い。さらには大外枠。割引材料は多かった。

そこを考えると勝ち馬候補に据えるのは、可能性に賭ける気持ちはわからないではないが、若干希望的観測という要素が強かったのではないか?

ナイトインロンドンは3連勝の内容が秀逸で、勢いを考えればこちらの抜擢も悪くはないとは思うが、その3連勝の相手は全て条件馬。
今回は相手が一気に強化しているなら、こちらもハーツコンチェルトと同様に希望的観測に頼ったものに見える。

勝ったサトノグランツはダービーこそ大きく負けているが、フルゲートの大外枠で隣の馬が落馬しリズムを崩し位置取りを悪くし良さを出せなかったのであれば、敗因がはっきりしており度外視できる一戦。
実際ダービーでは7番人気に推されていたなら、評価を上げてもよかっただろう。

実際に、その前の3連勝は着差こそ少ないものの、最後は必ず抜け出しているなら気持ちの強さを表していた。
それでいてイレ込む馬ではないなら、勝負根性とセンスを認めてよかったはず。

中締めとして、ここまでの組み立ては決して悪くはなかったと評価はする。
前出3頭は仕上がりも良かっただけに「引き」が悪かったともいえよう。

ただサヴォーナ抜けは残念。
春には勝ち馬のサトノグランツとゆきやなぎ賞で対戦し0.1秒差の競馬。その後勝ち馬のサトノグランツは重賞勝ち。サヴォーナも次走であっさり自己条件を突破しているなら、春の時点で同等といっても過言でない力を示していたのだ。

さらには、その後、自己条件とはいえ1勝を積み上げているなら評価できてもよかった。

3着候補にマイネルラウレアが入っているが、この馬も京都新聞杯でサトノグランツの0.1秒差5着の実績があれば馬券候補に入れる資格はある馬で、横の比較ではサヴォーナと同じくらいの評価ができておかしくない馬だ。

メザマシケイバが提供したレース

ここまで検証してみたが、以前の予想と比べると全体のアプローチは決して悪くはないというのが率直な感想

どこかが決定的に足りていないという事もないが、結果的に的中に至らなかったのであれば足りないところはやはりあったのだ。

その「足りない部分」を補う要素は、レースの立ち位置を俯瞰できる経験か?もう少し言えば、今回のメンバーは現世代のOP馬でどの辺りのレベルの馬が集まっているかを前提とできなかったことが今回の敗因と言えるであろう。



2023/09/24

ウマッシュという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

このサイトはかなり特殊で、ウマッシュ無料予想(無料情報)「前日にしか」申し込みができない

公開されるのはレース当日なのだが、レース前日(土曜の買い目なら金曜の夜)にしか申し込みを受け付けておらず、前日申し込みをせずにレース当日の10:00に確認すると、すでに「完売」となっていて当日だと朝でも申し込みは受け付けていないのだ。

その為、1ヶ月経った今もなかなか慣れずにいて、未だに土曜の参加ができていない。
ちなみにここ1ヶ月の「日曜だけ」の予想精度で見ると、9/29/109/179/24と、全滅だ
(この4日だけでもマイナスー78,900円だ)

これまで土曜で当たった日があるのか分からないが、こんなレベルだからこの奇妙な前日申し込みシステムにして、極力無料予想の参加者を減らしたいのではないだろうか。

…とりあえず1回目の無料予想の「抜き打ち検証」は9/24の買い目だが、全体の表示が全くもって雑
これは内容はともかく、サイトに掲載するに値しないと断言できよう。

ウマッシュという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ウマッシュの無料予想(2023/09/24)

そもそも中山11Rオールカマーはメインレースなのだから
(17:50発走予定)
という表記はあり得ない。

メインレースであれば、「15:45発走予定と書くのが正解だ

馬連の下に番号が3つ表記されているが、合計点数が3点とあるのでBOXであることと推察されるが、わからない人が見るとわからないだろう

もしこれがお金を取っての提供なのであれば噴飯ものである。

買い目の出来、不出来を論ずる以前の問題
最低評価とする。

ウマッシュが提供したレース