最終更新日:2024年10月15日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,639

競馬の楽しみ方~番外編★ (やっぱり盛り上がらない、サマーシリーズ) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. やっぱり盛り上がらない、サマーシリーズ

    JRAの動きはわかるが…

    早いもので今年の夏競馬も今週末の開催を残すのみとなった。
     
    夏競馬」と言えば、ここ数年でJRAでは色々と動きがあった。 

    降級制度の廃止2歳戦の早期スタート、秋まで続いていた3歳未勝利戦を夏競馬までにする…など、競走馬や競馬界の循環を良くしようという目的のもと改変が行われた。
    この良し悪しはもう少し年月が経ってから評価することになると思うが、個人的には札幌開催はもう少し長くやって欲しいというのが切なる願いである。
     
    そんな変化を続けている競馬界の中で、今年も風物詩のように問題視されているのが「サマーシリーズ」だ。笑

    サマーシリーズ2023
    ▲ サマーシリーズ2023


    夏競馬期間中のOP特別、グレードレースを対象にした競走馬と騎手の成績を競うというもの
    騎手のポイント争いサマージョッキーズシリーズについては、毎週毎週騎乗するジョッキーにとっては騎乗馬次第でチャンスが巡ってくるので気合も入るだろうが、問題なのは競走馬の方
     
    言わずもがな…だが、日本は温暖化の影響か近年の夏はとにかく暑い。
    人間以上に暑さに弱い馬にとっては、とにかく調子を維持するだけでも難しい季節である。#FF0000;" class="font_bold">問題なのは競走馬の方。
     
    そんな中、「2~3ヶ月で2~3走しよう」というこの企画は、もはや無理があると言って過言ではない。
    加えて、近年は外厩を使った競走馬の入厩ローテーションも厩舎としては重要視しており、数頭の馬のためにそのローテーションを崩すというのもナンセンスな時代になっている背景もある。
     
    ちなみに今週末、サマーシリーズのうちの『サマー2000シリーズ』の最終戦・新潟記念が行われるが、ここまでサマーシリーズの対象レースを勝った4頭(札幌記念…プログノーシス、小倉記念…エヒト、七夕賞…セイウンハーデス、函館記念…ローシャムパーク)いずれも出走しない。これはもう完全に「企画倒れ」と言えよう。
     
    間違いなく競走馬に無理をさせる時代は終わっている。
    売り上げが低迷してしまう夏競馬だからこそ何とかしたい気持ちは分かるが、そろそろケリをつけて新しいことにチャレンジしなければいけないタイミングにきていると思う。(チャンピオンになれば2,000~3,000万円のボーナスが馬主に与えられるため、そこを狙うオーナーに関してはその限りはないが)

    夏を盛り上げるためには、やっぱり夏らしいことで楽しんでもらうのが一番だろう。
    …夏でも涼しい北海道での開催を増やし(戻し)てもらう方が良い!笑


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/10/12

万馬券マスターズという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

万馬券マスターズ」という競馬予想サイトは、無料予想の1ヶ月検証で、-49万 1250円という収支を記録した「やっぱり地下競馬」や、-65万 7350円の赤字となった「ファンファーレ」のグループサイトである。 これらグループサイトと同様に、「万馬券マスターズ」の無料予想も1日に3〜4鞍程提供されることが多い。


この4鞍はすべて異なる券種で提供され、1鞍ごとに1万〜6万円の賭け金が推奨されている。そのため、無料予想だけで1日に約15万円近くの軍資金が必要となる。


万馬券マスターズでも、この馬鹿げた賭け金で1ヶ月間、計33鞍を推奨通りに買い続けたとしたら、「無料予想」にもかかわらず、賭金は134万 2200円もかかることとなった。

気になる予想精度は的中率が39%(33戦13勝 20敗)、回収率は44%、収支結果は1ヶ月で−75万 7820円となった。


使えば使うほど赤字になる「万馬券マスターズ」だが、今回検証する無料予想(無料情報)の抜き打ち検証は、2024/10/12の京都8Rで提供された買い目である。


万馬券マスターズという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ 万馬券マスターズの無料予想(2024/10/12)

結果:2-6-5

このレースでは頭数が少なかったため、点数を絞らざるを得ないレースではあったが、結果的に軸馬が飛び相手馬3頭で決まるという頭の痛い決着となった。そもそも、なぜ3マテンロウサンを本命に選んだのかが疑問である


メンバー中未勝利、もしくは新馬を勝ったばかりの馬が6頭中3頭もおり、未勝利馬2頭は当然除外すべき存在だったが、残りは1勝馬のみ。特に、OP競走を経験したのは3マテンロウサンと5ワンモアスマイルの2頭だけだったことから、本命馬はこの二択に絞られた。しかし結果的には、選択が間違ってしまった
では何故5ワンモアスマイルを本命に出来なかったのか?

ワンモアスマイルの前走3着は5頭立てという少頭数のレースで、そこまで評価できる内容ではなかったものの、4着馬とは5馬身差があり、そこまで酷いものではない。また、今回は叩き2戦目で、OP競走を経験してからの変わり身を期待できる状況だった。


一方で、本命3マテンロウサンは、札幌2歳ステークス6着以来の競馬で、内容も先行してずるずると下がり勝ち馬から1秒以上離されている。中央開催や休み明けという厳しい条件下では、ガラリと変わることを期待するのは無理があったと言えるだろう。

万馬券マスターズが提供したレース


さらに、今回の買い目は一頭軸流しの3点だったが、仮にボックスと購入したとしても4点。4点でも結果的にはプラスになっていたレース。

前述したように、6頭中2頭が未勝利馬なら4頭を熟考すればよかったのだが、、能力比較のむずかしい4頭と考えれば、BOX購入を考慮してもよかったと感じさせられた組み立てであった。