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競馬の楽しみ方~番外編★ (競馬における「斤量」たかが1kg、されど1kg。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 競馬における「斤量」たかが1kg、されど1kg。

    競馬における「斤量」

    今回の競馬コラムで検証していきたいのは競馬における斤量(きんりょう)だ。

    斤量」とは負担重量のことで、これは出走馬間の勝利できる可能性の差を縮めるためのハンデキャップで、馬の年齢、性、収得賞金の額、勝利度数などを元に斤量は決められる。

    負担重量を変更することによってハンデキャップを付けるのだ。
    詳しくはウィキペディアに載っている。



    競馬の斤量を「ビアイ」を例に挙げてみた

    この「斤量」を、今週の土曜小倉のテレQ杯に出走予定のビアイという3歳牝馬を例にとって見ていこう。

    ビアイ」という馬は、これまで芝の1200mを3勝している典型的なスプリンターだ。

    2走前、3走前と連勝し、3勝クラスに昇級した前走で4着となった。
    ただ連勝時の勝利は両レースとも逃げ切り

    前走はスタートで後手を踏んでしまったため、途中からの競馬になったにもかかわらずそれでも4着だった。
    ビアイは「スピード」を前面に押し出して実績を上げてきた馬だったのだが、こうも緩急がきくようになったところを見ると、競馬に幅が出たと判断できるプラス材料と考えられる。


    前走の佐世保Sが定量線の52kg
    今回はハンデ戦ということもあり前走の競馬の内容が悪くなかったため、据え置きの52kgを陣営は想定して小牧太騎手を確保していたのだが、蓋を空けてみれば発表されたハンデは1kg少ない、51kgだった。


    JRAのHPで公表されている小牧太騎手の体重は52kg
    小牧太騎手の体重は52kg
     

    あまり知られていないと思うが、自身の体重に鞍や勝負服、馬装具などを付けると約2kg増しになる。

    つまり騎手達は自身の体重プラス2kgを目安に体重を調整しているのだ。



    50超えたベテラン騎手に1kgは重すぎた

    小牧太騎手は今年53歳になる大ベテラン

    その大ベテランの騎手は、この歳で無理な減量を強いられるのは酷だということで、常々減量苦を嘆き、ビアイへの騎乗を断念することになった

    小牧騎手は「1kgくらいと思われるかもしれないが51kgまで減量すると体力的にも相当に厳しくなる。」とコメントしており、その結果、他の騎乗にも影響が出ると判断し降板を申し出たそうだ。
    1kgのコメの画像


    小牧騎手場合、斤量54kgまでなら自身の納得できるパフォーマンスが出せると自覚し、体重を調整しているということが推定されるが、今回、ハンデ52kgを想定していたビアイに騎乗するために2kgの決意をしてた小牧騎手は、そのために着々と減量していたにもかかわらず「え、あと1kg?」という現実にガックリ項垂れたそうだ。

    年をとるにつれ騎乗回数も減ってきているベテランの小牧騎手にとっては一鞍一鞍が入魂の騎乗。

    52kgと、51kg、一般人からすれば1kgの減量は頑張ればなんとかなる。と、思うかもしれないが、50歳超えた騎手にとっては「たかが1kg、されど1kg」、重いのだ

    このコラムを昼飯前に読まれた方、
    今日の昼飯は腹がはち切れんばかりに、食べてもらいたいw


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競馬キャンプ無料予想(無料情報)だが、12月3日(日)のチャンピオンズCは正直、2着の⑦ウィルソンテソーロのピックアップは苦しかったと思うが、実績を掘り下げてみるとダートに限って言えば9戦7勝

その7勝は全てある程度先行して勝ちに行ってのもの。
前走のJBCクラシックも勝ちに行ったが最後はバテてしまったのであれば、戦法を変えてくる可能性は考える余地はあった。
実際、差しに回ることを示唆しているコメントも出ていた。

あわせて、今回馬券対象としてピックアップされている②メイショウハリオと前走で0.4秒差であったのであれば、同等の扱いができてよかったのではないか?

中央のG1のメンバーに入って重賞実績が交流重賞しかなかったのであれば、これだけのメンバーに入れば評価を下げざるを得なかったかもしれないが、勝ったレモンポップの評価を下げているように、捻りを加えているのであれば、ここも捻ってもよかったのでは。…と、思う。

競馬キャンプが提供したレース

ただ、勝ったレモンポップと同じ列、つまりはレモンポップを1頭目から外していたのであれば馬券としては成り立たない。

レモンポップが3着以下になれば、馬連の配当は上がるという希望的観測が垣間見える組み合わせであるが、レモンポップを嫌う要素は「距離」と「外枠」だけであったはず。

今年のフェブラリーS・G1を勝った際にも距離不安は囁かれたが、陣営としてもその点は百も承知で、1600mに対応できるように調整し勝ち切った。

今回も、始動戦を1600mの南部杯に選んで2着を持ったままで2秒千切っているなら、既に1800m仕様に馬は造られていたのだ。

臨戦過程は余裕残しの状態で、ノーダメージで勝ち上がったように上々で状態もピークだった。

大型馬でありながら機動力に長けており、絶好のポジションを見つければ、すぐに其処を取れる馬。
今回は走り終わった後で杞憂に終わったが、鞍上の坂井瑠星も距離と枠の不利を考慮しスタート後、直ぐに先手を主張。これは最短距離を通ることによりスタミナの消耗を避けるという騎乗であったが終わってみればゴール後もまだ余裕があった。

誰が1800mは保たないと決めたのか?