最終更新日:2023年12月10日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:113,521

競馬の楽しみ方~番外編★ (「凍結防止剤」の影響〜どう予想する?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

冬競馬まっただ中の競馬が続いてるが、今回の競馬コラムは個人的に前から書こうと思ってた、
この時期ダートコースに撒かれる凍結防止剤」について解説しよーと思う。

凍結防止剤」とは、書いて字のごとくダートコースの砂の凍結を防止する薬剤なんだが、多分知らない人も多いと思うけど、コレがなかなか厄介な代物なんですわ(-。-;
…で、この「凍結防止剤」が撒かれたかどうかで馬場のコンディションが変わり、ソレを知っているか否かで「ダート」の予想の勝率が大幅に変わってくるのだ。


基本的にはダートコースの砂が、雨や雪、霜で凍ってしまいそうな場合に撒くんだけど、のべつまくなしに撒くというものではなく、撒く場合は、ダートコースが凍るとされる、ある一定の砂内の含水率が予想される場合にのみ撒くのだ。
実際、先週の「東京競馬場」は撒いたけど「京都競馬場」は撒かなかった。


ある程度の水分を含んだ砂と結合すると、凍結を防ぐと同時に砂に粘り気が出る状態となる。
いわゆるパサパサのダートとは違う意味で、パワーが必要な特殊なダート状態となるのだ。
例えていうのであれば、アメリカの粘土質のダートに近い状態になることが、よく言われている。

ただ、先週の「東京競馬場」は雪の残る影響で水を含むことがほぼ確実されていたから撒いが、実際は雪が想像以上に一気に溶け出したため、砂の中にある水が凍結防止剤と結合する前に雪解け水と一緒に流されたらしい。

芝コースもそうなんだけど、各コースは水はけを意識して基本的にコースの内側に排水されるように設計されてるから、一気に水が排水された先週は結合されずに、普通の水の浮いたダートコースとなり、脚抜きのいいダートコースとなっていた。

つまりは先週の「東京競馬場」は予想された以上の水がコース上に浮き出してきてしまったという状態になってしまったのだ。


金曜の時点で水をある程度含んだダートに対しては凍結防止剤を撒くことは有効なのだが、水が浮くまでの状態になると撒いても流れてしまうので撒かないと考えるのが妥当で、凍結防止剤を撒いたか否かはJRAの「馬場情報」で必ず公表される。
ただ、実際に水分と結合して「粘土状」になっているかのどうかってのはココが厄介なところの本質で、
「目視や勘」でしかはかり得ないというところなのだ。



JRAのホームページで凍結防止剤を撒いたと発表され、馬場状態が重、ないしは稍重、稍重に近い不良と確認できれば、ダートコースの砂内の水分と結合して粘土状のダートとなっていると判断して良いだろうね。

そして、凍結防止剤とダートの砂内の水分とが結合した状態でのダートは、粘土状なので脚抜きが悪くなり、馬が走るのにパワーを要する状態となるから、そんな場合は巨漢馬や、いかにもパワー型という血統、例えばアメリカ寄りの血統の馬が活躍する馬場となると考えて良いだろう。


結論としては概ね三段階の状態をイメージしておくといい。
凍結防止剤が撒かれたと発表があった場合・・・

1.重程度の馬場状態は結合して粘土状のダートとなり力が必要な状態か?
2.撒いたはいいが、思いほか乾くのが早く良馬場になってしまった場合は普通の良馬場と同じか?
3.馬場が想定以上の水分がコース上に発生している場合、凍結防止剤は結合する前に流れて効果がなくなっているか?


どうだろ? こーゆう馬場情報もダートで予想するには重要な「情報」です。
少々難解なものとなってしまっているかもしれないが、冬競馬はダートが主体だから、馬場状態を把握しているのとそうでないのとでは、馬券の買い方のアプローチも当然変わってくるもの。このあたりを意識して競馬に取り組むのもなかなか面白いものだって、伝えたかったのでしたw


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競馬キャンプ無料予想(無料情報)だが、12月3日(日)のチャンピオンズCは正直、2着の⑦ウィルソンテソーロのピックアップは苦しかったと思うが、実績を掘り下げてみるとダートに限って言えば9戦7勝

その7勝は全てある程度先行して勝ちに行ってのもの。
前走のJBCクラシックも勝ちに行ったが最後はバテてしまったのであれば、戦法を変えてくる可能性は考える余地はあった。
実際、差しに回ることを示唆しているコメントも出ていた。

あわせて、今回馬券対象としてピックアップされている②メイショウハリオと前走で0.4秒差であったのであれば、同等の扱いができてよかったのではないか?

中央のG1のメンバーに入って重賞実績が交流重賞しかなかったのであれば、これだけのメンバーに入れば評価を下げざるを得なかったかもしれないが、勝ったレモンポップの評価を下げているように、捻りを加えているのであれば、ここも捻ってもよかったのでは。…と、思う。

競馬キャンプが提供したレース

ただ、勝ったレモンポップと同じ列、つまりはレモンポップを1頭目から外していたのであれば馬券としては成り立たない。

レモンポップが3着以下になれば、馬連の配当は上がるという希望的観測が垣間見える組み合わせであるが、レモンポップを嫌う要素は「距離」と「外枠」だけであったはず。

今年のフェブラリーS・G1を勝った際にも距離不安は囁かれたが、陣営としてもその点は百も承知で、1600mに対応できるように調整し勝ち切った。

今回も、始動戦を1600mの南部杯に選んで2着を持ったままで2秒千切っているなら、既に1800m仕様に馬は造られていたのだ。

臨戦過程は余裕残しの状態で、ノーダメージで勝ち上がったように上々で状態もピークだった。

大型馬でありながら機動力に長けており、絶好のポジションを見つければ、すぐに其処を取れる馬。
今回は走り終わった後で杞憂に終わったが、鞍上の坂井瑠星も距離と枠の不利を考慮しスタート後、直ぐに先手を主張。これは最短距離を通ることによりスタミナの消耗を避けるという騎乗であったが終わってみればゴール後もまだ余裕があった。

誰が1800mは保たないと決めたのか?