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有馬記念 (12月・GⅠ) (2018有馬記念、オジュウチョウサンの勝算は? ) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2018有馬記念の注目馬は、オジュウチョウサン

  2. 2018有馬記念注目馬ファン投票3位オジュウチョウサンだ。

    オジュウチョウサンに勝算はどれほどあるのか?

    そもそも、2018年有馬記念でオジュウチョウサンがなせ注目なのか?


    今年の有馬記念は既にファン投票が締め切られ(12月6日締め切り)、ファン投票1位は、昨年のダービー馬で今年の天皇賞(秋)の勝ち馬レイデオロが順当におさえ、2位アーモンドアイ (回避)も順当と言えるだろう。

    ただ、3位オジュウチョウサンはまだ平地では1600万条件の身であることを考えれば、前代未聞の得票数と言える。
    2018有馬記念の注目馬、オジュウチョウサン 
    ↑ついに2018有馬記念だ、オジュウチョウサン


    (追記:2018/12/19)
    有馬記念2018年ファン投票1位で、最注目馬の「レイデオロ」についても「2018有馬記、レイデオロの勝算は?」というタイトルで記事を書いたので、流し読みして頂けたら幸いですw



  3. 2018有馬記念で人気のオジュウチョウサン、なぜ?

  4. ここまで多くのファンがオジュウチョウサンに注目した理由は、大小様々なものがあると考えられるが、一つの理由としては昨年まで主戦場としていた「障害界」で2016年から足掛け3年前人未到の11連勝を飾ったことで、「障害界の史上最強馬は果たして平地でも強いのか?」という、同馬の平地での実力に興味を持ったファンが増えていったことがあると言える。私もその1人だ。


    そして、その興味の延長線上で、オジュウチョウサンは昨年の2017年有馬記念ファン投票1278票を集めている。
    さらに2017年度のJRA賞でも3票とはいえ、障害馬であるオジュウチョウサンが年度代表馬に投票されたことも(有効投票数290票。287票を得たキタサンブラックが年度代表馬)前代未聞といえ、これもファンの耳目を集めた要因と言えるだろう。


    2018年は4月の中山大障害(J・G1)から始動し、あっさりと勝利し、その後に行われた宝塚記念ファン投票では昨年の有馬記念ファン投票を大幅に上回る4268票を獲得した。

    この予想外のファン投票現象は、「絶対障害王オジュウチョウサンの平地での実力を見てみたい」というファンの思惑が次第に大きくなってきていることを示しており、また、これらの流れがオーナーである一口馬主のレジェンド、長山尚義氏の心に火をつけ「障害界に敵なしのオジュウチョウサンを平地で一流馬にぶつけてみたい」という夢物語の実現を目指すことになったのだ。

    これら諸々が2018有馬記念に出走するオジュウチョウサンが注目に値する理由だろう。


    そして、ここからこの物語が徐々に現実に近付いていくのだが、「有馬記念出走」という夢に一気に弾みをつけさせたのが今年2018年7月の福島開催で行われた「開成山特別」だった。
    鞍上はオーナーからの熱烈なラブコールを受けて騎乗を快諾した武豊騎手
    そして武豊騎手は開成山特別においてオジュウチョウサンをアッサリと勝利へと導いてしまった。
    2018有馬記念で人気のオジュウチョウサンが開成山特別で見せた圧勝 
    ↑オジュウチョウサンが開成山特別で見せた圧勝の瞬間


    正直なところ、オジュウチョウサンの平地での脚力は、全ての関係者が半信半疑だっただろう。
    終わってみれば3馬身差の圧勝

    そしてこの勝利で完全に完全にスイッチが入ってしまったのが、オジュウチョウサンの長山尚義氏オーナー
    長山オーナーはこの勝利の後「障害戦は有馬記念まで使いません。有馬記念を本当に狙っていきます。これで有馬記念の出走権利は得られたので、あとはファンの皆様に人気投票をお願いするためにもマスコミの方々に盛り上げてもらえればと思います」と、有馬記念出走を超・アピールしていたw

    しかしこの時点では、500万条件を勝った一介の条件馬。
    多くの競馬ファンは「なに言っちゃってんの?」と、オジュウチョウサンに対しては「絶対障害王」の称号がなければ「ファンの多い馬であることは認めるが、500万条件を勝ったくらいで有馬記念出走を目指すと宣言するなんて笑止」ってな具合だったのだが、なんとオジュウチョウサンは昇級初戦で1000万条件の南部特別も連勝してしまったのですw

    つまり「平地で底を見せていな状態」が出来上がりつつあるのが現状。
    そして有馬記念への出走権利もファン投票3位で得ていることもあり(ファン投票10位以内の馬が優先的に出走可能)現在厩舎では夢物語のフィナーレに向けて渾身の仕上げを施している真っ最中なのである。



  5. 注目馬オジュウチョウサンが「来る」理由を3つ

  6. 個人的見解ではあるが、オジョウチョウサンが「来る」理由を3つを挙げてみよう。

    【来る理由その1】
    父・ステイゴールドに、母・父シンボリクリスエスという配合は中山芝2500mへの適性という点において、かなり高水準の血統構成であるため、スタミナと勝負根性が問われる展開になった際には、十分に対応可能な舞台設定と言える。
    また「障害」で鍛えに鍛えたスタミナは出走馬中No.1といっても過言ではないため、ハナを主張しての離し逃げが嵌れば驚愕の逃げきりまであっても驚けないだろう。


    【来る理由その2】
    今年の有馬記念出走予定馬は、順調度を欠いていたり、出走にすら漕ぎ着けられなかったりする馬が多いという印象がある。
    また、完全に峠を越えたサトノダイヤモンドのような馬が引退レースに選んで出走してきたりするなど、全体的に非常に出走メンバーのレベルが低いのが現状。
    あわせて「この秋は最初からここが目標」という実力馬や実績馬が不在であるのも、ここ一本に照準を定めたオジュウチョウサンには追い風となるだろう。


    【来る理由その3】
    高速決着に一抹の不安を抱えるオジュウチョウサンに対して、今の中山は極端に時計が速い馬場でないため自在性のあるオジュウチョウサンであれば立ち回りと武豊の腕次第でなんとかしてしまう可能性も否定できない。また完全にノーマークを決め込む騎手も多く、特に今年は外国人ジョッキーが多数騎乗するので、マークが緩めば緩むほどチャンスは広がるだろう。


  7. 注目馬オジュウチョウサンが「来ない」理由を3つ

  8. 今度は、オジョウチョウサンが「来ない」理由を3つを挙げてみよう。

    【来ない理由その1】
    芝の平地実績でオジュウチョウサンを圧倒する馬が実力どおりに力を発揮した場合。

    今年の有馬記念で平地実績において筆頭格とされるのが、冒頭でも人気投票1位と紹介した昨年のダービー馬レイデオロだ。
    3歳時はスタートの悪さと二の脚が遅いことで中山コースを不得手としてきたが、今年は同じ中山コースで行われた産経オールカマーを圧勝しているように弱点は払拭したと言えるだろう(ただ、ゲートに関する癖は突発的に発生する場合も多いので過信は禁物)

    これに続く馬となるキセキは、今まで悪かった部分が徐々に解消されて現在も緩やかな上昇カーブを描いているので、この馬のペースにハマるとオジュウチョウサンどころか前出レイデオロさえも苦しい戦いを強いられることになる可能性もあるかもしれない。

    また、昨年のジャパンCの覇者シュヴァルグランは、今年のジャパンCで4着と成績を落としているが、この馬の大レースでの激走には常に「鞍上ボウマン」という強力な助っ人が騎乗しており、前回の「競馬コラム」でも少し書いたが、今年は満を待してのコンビ復活となるので、鞍上強化によってこの馬らしさが戻って来ればまとめて面倒をみられるシーンさえも想像ができてしまうから怖い。


    【来ない理由その2】
    超G1級のスピード決着となった場合。

    今回のメンバーでハナを主張するのはキセキくらいしかおらず、鞍上川田も誰も行かなければまず「逃げ」の手に出ることが濃厚。
    そしてキセキは前走のジャパンCでアーモンドアイ の世界レコードを誘発する高速の逃げを演出しているため(実際に同馬の走破タイムも従来のレコードを更新している)世界レベルの高速逃げをキセキに打たれた際に、オジュウチョウサンがついていけるか?という点においては大きな疑問符がつく。


    【来ない理由その3】
    そもそも平地の絶対スピードがG1レベルで足りなかった場合。

    オジュウチョウサンの「スタミナ」「勝負根性」「立ち回りの上手さ」「身体能力」は、どの出走馬と比べて遜色はないが、G1を勝ち負けするレベルとなると、誰もが言うようにやはりどうしても「潜在スピード能力」が必要となる。

    世界レコード決着となった今年のジャパンCがいい例で、1着のアーモンドアイから6着のサトノダイヤモンドまでは世界レコードを更新する走破タイムを計時している。
    これは展開や馬場状態次第ではスピード決着にも対応できる「潜在スピード能力」を秘めていることを意味しており、オジュウチョウサンにこの部分が足りなかった場合は苦しい戦いとなる可能性が高いだろう。



    2018有馬記念に出走予定のオジュウチョウサンについて様々な視点から検証してみました。
    どんなスポーツにおいても「偶然」「ラッキー」「運」という要素が人の思惑を狂わす結果になることが往々にしてあるので、これらの要素をオジュウチョウサンが味方につければ、好走の可能性も十分にあるだろう。
    鞍上武豊というのも、今回に限っては、なんとも妙味のある要素なので、様々な要素が噛み合うことによってオジュウチョウサンの「夢物語」は夢ではなくかもしれません。

    楽しみです。


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競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/10/19

プレミアムという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2016年に一度検証を行った競馬予想サイト「プレミアム」だが、8年の時を経て2024年にはプレミアムへの集客サイト「解体新書」が「的中率100%」を謳い、プレミアムへの集客に加担していた。


しかし、競馬検証.comによる1ヶ間再検証で明らかになった結果は、10戦全敗。的中率0%、回収率0%、収支はマイナス12万円という散々な成績だった。


「解体新書」が主張する予想精度とは大きくかけ離れた結果であった。


2024/9/8をもって長期検証は終了し、その後しばらく間を空けて、10月5日〜10月20日までの3週間(10/21は提供なし)にわたり、再度抜き打ちで無料予想の検証を行った結果、またしても5戦 全てが不的中となった。

プレミアムの低次元すぎる予想精度
▲ プレミアムの低次元すぎる予想精度


プレミアムが提供した無料予想で的中したことがあるのか?と、疑われても仕方ないほど、プレミアムが提供する予想精度が全く救いようのないものであることが、今回の検証で再度明らかになった。



さて、今回検証するプレミアムの無料予想(無料情報)は、2024/10/19の京都9R 北國新聞杯で提供された買い目である。


プレミアムという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ プレミアムの無料予想(2024/10/19)

結果:2-4-8

まず、特別レースなのだからレース名くらいは表記すべきだろう。

このレースの不的中の原因は至ってシンプルで、3着(8)ノットイナフ入れられなかったことに尽きる。

この馬は未勝利戦と1勝クラスを連勝した後、4戦すべてがオープン競走や重賞という格上のレースに参戦してきた。明らかに強豪馬たちと戦ってきたことが分かるうえ、今回は自己条件に戻っての参戦いわば2階級降級に相当する。これだけでも普通に「買い」なのに消しに走ったのは何故か?
夏をしっかり休ませて自己条件からの再スタートとなった今回、その間の調教も十分にこなし、さらにブリンカーを装着して臨むなど、万全の態勢での出走だった。


降級馬を狙うのは競馬の鉄則であり、血統面でも母の母がG1を3勝したファレノプシスならば、十分に能力があると見込める馬であった。


これだけの買い材料が揃っていたにもかかわらず、この馬を消した理由は何だったのか?休み明けを嫌ったのかもしれないが、降級して自己条件でのレースを待ち、しっかりと準備を整えてきた今回こそ、まさに「買い」のタイミングだったのではないか?

プレミアムが提供したレース

4、5、6着馬とは接戦であったが、6着のトゥルブレンシアと比較すると、この馬の前5戦は決して一票に値するものではなく、ノットイナフと比較すれば結論は容易く出たのではないか?


セオリー通りに考えればノットイナフは絶対に「買い」の馬である。

この馬が降級していることにも気付かずに馬券を組み立てていたのであれば、それはまさに競馬においてあり得ない発想としか言えない。


「プレミアム」の存在は競馬予想サイト業界に迷惑なだけだし、こんなサイトを優良評価にしている集客サイト責任を感じてもらいたいものである。




2024/10/19

競馬ミニッツという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

「競馬ミニッツ」という競馬予想サイトが提供する「無料予想」は、通常の競馬予想サイトの買い目とは異なり、競馬ミニッツのグループサイト悪名高いうまれぼ」と同様に、印のみを提供する形式となっている。

つまり、馬券の種別や見解がなく、閲覧者が自ら判断しなければならないという、競馬新聞以下の不親切な内容となっている。


競馬ミニッツの集客サイトが「ワイド」券種で検証を行なっていたので、競馬検証.comでは同じ条件で「ワイド」で1ヶ月検証を実施したわけだが、予想通り、集客サイトとは異なる結果となった。


さらに、1ヶ月検証からしばらく期間を空け、抜き打ちで10月5日から10月20日まで再度検証したところ、しばらくぶりの予想精度は6回分のレースで「ワイド」券種にも関わらず、6戦1勝 5敗的中率17%という低い結果に終わった。

さて、今回検証する競馬ミニッツの無料予想(無料情報)は、その6回のレースの中から2024/10/19の東京7Rで提供された買い目である。


競馬ミニッツという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ 競馬ミニッツの無料予想(2024/10/19)

結果:4-8-10

結果的に、推奨馬5頭のうち1頭しか馬券に絡まなかったのなら、券種問わず不的中は当然の結果だろう。
2着ラズライトは、馬柱だけを見ると安定感に欠ける印象を受けるかもしれないが、凡走している多くのレースは小回りコースでスピード勝負を強いられた時に発生している。
実際、ゆったり走れる東京1600mで未勝利勝ちをしていおり、今年の春にこのクラスで4着した際も見せ場を作ってよく踏ん張っていた。

夏に新潟を2度叩き中山をスキップしてのここ臨戦を狙い通りと読めるなら、ここは一票投じる価値はあったのではないだろうか?


3着テンペストは一番人気であった。
人気があるからといって必ずしも買うべきとは限らないが、それでも一番人気に推されるには相応の理由があるはずだ。恐らく初ダートを嫌ってのものであったのだろうが、砂を被らない外目の枠を引いたのなら初ダートの試走にはもってこいだったはず。

ましてやルメールと国枝厩舎のコンビ、父ロードカナロアはダートでも十分実績を残している。この馬にも一票を投じる価値はあった


勝ったセイウンマカロンは、東京ダートで4戦し、3戦が馬券圏内で前走はこの舞台で勝利している。
6月の段階で未勝利を脱出できたことで、夏を休ませて成長を施し得意コースのここまで待ったのであるなら、この馬も買いの余地はあった馬だ。


対して、本命に据えられていたマフィンは、休み明けの前走が10着で負けすぎといえば負けすぎ。
東京コースとの相性を重視して変わり身を期待していたのかもしれないが、あまり体が大きい馬ではないので、叩いて変わり余地は少ないと見てもよかったのではないかと判断できる。
実際、このレースでの6番人気という評価もそれを裏付けている。全く実績のないこのクラスにおいて推奨出来なくもなかったが、思い切って切る手もあった。


さらには、未勝利を勝った後の7戦で一度も掲示板に入れなかったプチボヌールは、唯一の買い材料が未勝利を東京コースで勝利したという点に過ぎなかった。前2走は得意と思われていた東京1600mで連続二桁着順で敗れていることを踏まえると、休ませて変わるというのは希望的観測に過ぎなかったのではないだろうか。


1勝クラスのレースはなかなか取捨選択が難しいが、買い材料がある馬を選んでいけば、結果はもう少し変わったのでないかと感じさせる組み立てであった。

競馬ミニッツが提供したレース