有馬記念 (12月・GⅠ) (2018有馬記念-回顧) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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競馬界に新風、2018有馬記念優勝・ブラストワンピース
2018有馬記念グランプリは、出走馬中唯一の3歳馬であったブラストワンピースが優勝した。 -
2018有馬記念 回顧
2018有馬記念では惜しくも2着となった、レイデオロも、決して悪い競馬ではなかったが、やはり「本質」は中山向きではなかったようだ。
菊花賞では1番人気に応えられず5着と敗戦したが、今回はその敗戦を糧に積極的な競馬をしたのが功を奏したと言える。
↑2018有馬記念勝利した瞬間のブラストワンピース
勝ったブラストワンピースより前の位置を取れていたら!…とも何度も考えるが、逆に位置を取りに行くことで掛かったり、末が甘くなることも懸念されたのであれば、今回のルメールの騎乗は「負けてなお強しの正攻法の競馬」と言え、決して責められるような走りではなかったと、個人的に思う。
更に言えばこの2018有馬記念当日、ルメールは5勝の固め打ちをしてて「乗れていた」うえでの2着なんだから、もう本人も諦めがつくだろw
2018年の有馬では、結果的に関東馬のワン、ツー、フィニッシュとなったが、実はこの両馬、現在日本で最高の調教施設とスタッフを擁する外厩牧場と言われる「ノーザンファーム天栄」で仕上げられた馬だった。
「ノーザンファーム天栄」は今回の有馬記念のみならず、牝馬三冠のアーモンドアイを筆頭に菊花賞馬勝ち馬のフィエールマン、マイルCS勝ち馬のステルヴィオ、チャンピオンズC勝ち馬のルヴァンスレーヴなども「天栄仕上げ」でG1勝ちを収めている。
社台系の生産馬は、立地的な条件から関東馬を「ノーザンファーム天栄」へ、関西馬を「ノーザンファーム信楽」へと、短期ないし長期の放牧に出す方針を採っている。
西高東低が叫ばれて長い時間が経っていたが、これだけ関東馬がG1を勝てるようになったのは、やはり「ノーザンファーム天栄」の影響が大きいということの証明になったと思われる。
3着のシュヴァルグランは、ボウマン騎手の手腕によるところが大きかったな。
ボウマン騎手曰く「もう少し前目で運びたかったが、出して行った際に少し掛かったので抑えるしかなかった」と振り返っていたが、それでも溜める競馬にプランを変更して、あそこまで弾けたのであれば今回の3着は騎手の腕と言っていいだろう。流石ボウマン。
4着のミッキーロケットは、マーフィー騎手が積極的な競馬を展開してたのだが、上位3頭が全てミッキーロケットの後ろから競馬を進めた馬だったのであれば「切れ負け」したってことだろう。
5着のキセキは、枠に恵まれなかったのと同時にスタートもタイミングが合わなかったようで、ハナを切り切るまでに脚を使ってしまったのが痛かったー。
また、キセキは秋4戦目ということもあり、世界レコード決着となったジャパンCからの臨戦では既に「お釣りが無かった状態」だったことが想像される。
…そして、最後の回顧はやはり2018年なにかと話題をかっさらい、2018有馬記念では大注目されていたオジュウチョウサン。
いやー「あそこまで」とは思わなかったが、無様に9着。
武豊騎手は逃げを主張したが、残念ながらハナを取り切るスピードが全然無かった。
もう少し楽に行かせたもらっていれば粘れた可能性もあったのかも?しれないが、流石にG1となると厳しかったようで、やはり「オジュウチョウサン」に「有馬記念」は敷居が高すぎたようだ。
去年キタサンブラックが引退し、ライバルと呼ばれていたサトノダイヤモンドもこの2018有馬記念を最後に、引退ということで、世代交代が起こることは必至とみていたのだが、マイルCS、ジャパンC、チャンピオンズC、有馬記念と3歳馬が歴戦の古馬を下したのであれば来年は強い「明け4歳世代」が競馬を席巻する年になるだろう。
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