2020東京オリンピックの馬術、競馬との違い。馬術と競走馬の血統や、馬の品種などについて
▼ オリンピックの馬術と競馬
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オリンピックの馬術、競馬との違い
オリンピック正式種目の「馬術」と「競馬」について
2020年東京オリンピックでも正式種目として採用された「馬術」という競技がある。
「馬術」というのは見た目は燕尾服や乗馬服を着て、シルクハットなどの帽子を着用し、優雅さが漂う独特の雰囲気の競技なので、「競馬」と違うのは分かるが、今まであまり気にしてなかったので少し調べてみた。
…「馬術」の歴史はなんと1900年のパラリンピックから競技として採用され、1928年からはパラリンピックでなく正式種目として採用されたそうで、今度の2020年東京オリンピックからすると120年もの歴史があることを改めて知った。オリンピック競技の乗馬、馬術とは
競馬と比較するのは少々難しいところがあるが、例えるならスケート競技に「スピードスケート」と「フィギュアスケート」があるように、「馬術」はフィギュアスケートに近い内容で、演技を採点するというのが主なルールだ。
1924年からは6種目で得点を競う競技としてオリンピックに定着している。
(動物を扱う競技ということでどうしても検疫という問題がつきまとうため主催国によっては競技に採用しない場合も稀にあるそうだ)。 -
オリンピックの馬術、馬の品種
競馬、馬術の馬の品種について
オリンピックの「馬術」で使用される馬について書く前に、馬の品種の豆知識だ。
競馬用語で馬の品種を分類する言葉として「軽種」「中間種」「重種」という言葉があるが、競馬のサラブレッドは「軽種」にカテゴライズされる。
「馬術」に使用される馬は全て「中間種」が使用されるのだが、サラブレッドが「軽種」の馬同士を交配し、素速く躍動感のある走りを求めて馬を作ることを目的としているのに対し、「馬術」に使用される「中間種」の特徴は、乗り手に従順で、走るスピードを求めない代わりに軽快さや機敏さが求められる。競馬、馬術の馬の違いはどこにある?
見た目はサラブレッドとそこまで変わらない。
それより最も違い、互いの競技に重要なところはというと「メンタル」だ。
サラブレッドは配合の時点である意味狂気を孕んでいるというか、闘争心を持って生まれてくるように種牡馬が脈々と作られてきている。何よりも早く走れるように。
逆に見た目の品格が重視の「馬場馬術」は、動きの華麗さを競うものなので、従順な気性の馬でないと乗りこなせないのだ。「アラブ種」と「中間種」
今はもう存在しないが、昭和の時代に中央競馬でも「アラブ種」限定のレースがあったのだが、この「アラブ種」や、サラブレッドとアラブ種を交配して生産された馬が主に「中間種」とカテゴライズし「馬術競技」に使用されるのが主流となっている。
このように「馬」は「交配」「生産」の時点で用途が決まっているため、「軽種」であるサラブレッドは「馬場馬術」には全く向かないのだ。
「馬場馬術」に出ても試合にならならず、惨敗だろうw -
オリンピックの馬場馬術の騎手(選手)とは
競馬でいう「騎手」はオリンピックではどんな人?
競馬でいう「騎手」に関していえば、馬場馬術においては「選手」と呼ばれる。
日本の馬場馬術の第一人者は、その世界では知らぬ人がいないという「法華津寛」で、1941年生まれの78歳でいまだに現役(2019年8月時点)。
「馬場馬術」は、オリンピックで唯一動物を使った競技だ。
そして騎手(選手)が馬と十分なコンタクトを取れるようになるまで最低でも3~4年はかかると言われているため、必然的に選手寿命も長くなるのが特徴で、法華津選手のような年長選手も珍しくない。
ところで、日本の馬場馬術にこの「法華津寛」しかいないわけではない。2020年東京オリンピックで馬術に高田茉莉亜選手?
今回の2020年東京オリンピックには、若きニューヒロインの誕生も期待されていた。
その選手とは、高校から慶應義塾に通い、日本馬術連盟アンバサダーライダーの高田茉莉亜選手だ。
当時25歳の高田選手は、法華津選手と比べると40年以上のキャリアの差があるが、9歳から馬術を始め数々の実績を残しオリンピックの最終選考に残っていた。(2020年6月時点)
馬場馬術では珍しく、競技として男女の区別がないので、その点においては25歳の女性と70歳を超える男性がライバルであるというのも見所として面白い。 -
2020東京オリンピック「馬場馬術」
日本は馬術の後進国だが?
競馬の世界でもそうだが「馬を扱う」という部分においては欧米に比べ、日本は馬場馬術においても後進国だ。
そんな日本の「馬場馬術」は、過去にメダルを獲得したのは87年も前の1932年のロスアンゼルスオリンピックの馬術障害飛越競技において、西竹一選手が金メダルを獲得したのが最初で最後だ。
71歳の法華津選手が、その年齢でオリンピック選手候補として名を連ねるというくらいなので、なんだか若干閉鎖的な競技というイメージだが、25歳の高田選手が選出され、尚且つオリンピックで活躍すれば競技としての知名度は格段に上がっただろう。
まぁ世界の「馬場馬術」の技術はかなり高いので、はじめから期待はできなかったのだが。
東京オリンピックでの結果はというと、
コロナで東京オリンピックの開催予定日がずれ、オープニングセレモニーも期待外れの東京オリンピックとなってしまった。
実際の開催は2020年ではないが、東京オリンピック「馬場馬術」に高田茉莉亜選手は選手としての参加は叶わなかった。
代表となった林伸伍選手のグルーム(馬のお世話をするスタッフ)としてteam JAPANに参加した。▲ 東京オリンピックに出場したteam JAPAN
東京オリンピック 馬場馬術競技(団体予選 グランプリ規定演技)の出番表
・2021年7月24日(土)
17:27 佐渡一毅選手 & ルードウィッヒ
・2021年7月25日(日)
18:54 林伸伍選手 & スコラリ
20:48 北原広之選手 & ウラカン▲ 東京オリンピック2020の馬術の結果 →2020東京オリンピック公式(馬術)結果発表 メダルの獲得、0個
番組でもほぼ特集などされていなかったので、いつ開催されていたのかも私は分からなかったが、結果としてメダルの取得ならず。
今後も頑張ってもらいたい。
9/15にはなんと、わずか20pt予想(2000円)で参加できるコースで、中京12Rにて457.9倍と106.1倍の2券種的中。…仮に500円で全券種を買ってたら、今回は2000円予想で、合計28万 2000円の配当だ。
数年前には1000円予想の3237.5倍他全2券種的中といい、すごい。…因みに過去最強は、1000円予想で当てた6479.2倍だ(コレ)。