最終更新日:2024年10月15日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,639

競馬の楽しみ方~注目馬編 (2024秋のGⅠシリーズ開幕) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2024秋のGⅠシリーズ開幕

    有力馬が不在の菊花賞

    今週からいよいよ秋のGⅠシリーズがスタートする。

    先週までは各GⅠレースに向けた様々なトライアル(ステップ)レースが行われ、その中でも特に注目すべきは、クラシック三冠の最終戦である菊花賞を見据えた戦いである。


    日本ダービーを制したダノンデサイルは、早くから菊花賞への直行を表明した。
    一方で、同ダービー2着のジャスティンミラノ(皐月賞馬)は菊花賞には向かわず、距離適性を考慮し、9月14日の愛チャンピオンSでは3着という結果を残した。


    春の二冠を制したジャンタルマンタルはマイル路線に転向し、春に上位争いをした馬の多くが不在の中で菊花賞が行われる。

    2024菊花賞


  2. 春の実績馬たちが上位を独占

    まず、中山で行われたセントライト記念では、テン乗りのルメール初重賞制覇をもたらしたアーバンシックが勝利。2着には皐月賞2着、日本ダービー6着と善戦してきたコスモキュランダ、3着には朝日杯2着のエコロヴァルツが入り、春の実績馬が上位を独占した。

    さらに、神戸新聞杯でもメイショウタバル(毎日杯勝ち)とジューンテイク(京都新聞杯勝ち)の実績馬がワンツーフィニッシュを飾り、いわゆる「夏の上がり馬」が勝ち名乗りを挙げることはなかった。
    トライアルを使わず、自己条件から菊花賞に挑む馬もいるが、昨年のドゥレッツァのような大物評価は今年は見当たらない様子だ。



  3. ダノンデサイル、真価を問われる一戦へ

    こうなると本番はダノンデサイルを中心に人気を形成されることになるだろう。ただ、ダノンデサイル自身としても、この菊花賞は適性を確認する重要な一戦であり、真の実力を証明する場でもある。日本ダービーでは、他の有力馬が本来の力を出し切れていなかった印象が強く、ダノンデサイルにとってはその実力を改めて示す絶好の機会となるだろう。

     

    ダービー馬による菊花賞制覇は、2020年のコントレイル以来であり、その前は2011年のオルフェーヴルまで遡る。 
    この2頭、どちらも3冠馬だけに、ダービー馬とはいえ決して楽ではない舞台設定。 
    ダノンデサイルは真のダービー馬としてしっかりと結果を残すことができるのか、本番までその動向に注目が集まる。



  4. ジャスティンミラノ、秋で実力馬に挑む

    一方で、皐月賞馬ジャスティンミラノが挑む天皇賞・秋は、ハイレベルな一戦になることが予想される。

    ドウデュース、リバティアイランド、ジャスティンパレス、ベラジオオペラ、ソールオリエンスと、昨秋から今春にかけてGⅠを制した実力馬が集結する中で、ジャスティンミラノがどこまで通用するか、また3歳世代がどれだけ活躍できるかも見どころとなるだろう。



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2024/10/12

万馬券マスターズという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

万馬券マスターズ」という競馬予想サイトは、無料予想の1ヶ月検証で、-49万 1250円という収支を記録した「やっぱり地下競馬」や、-65万 7350円の赤字となった「ファンファーレ」のグループサイトである。 これらグループサイトと同様に、「万馬券マスターズ」の無料予想も1日に3〜4鞍程提供されることが多い。


この4鞍はすべて異なる券種で提供され、1鞍ごとに1万〜6万円の賭け金が推奨されている。そのため、無料予想だけで1日に約15万円近くの軍資金が必要となる。


万馬券マスターズでも、この馬鹿げた賭け金で1ヶ月間、計33鞍を推奨通りに買い続けたとしたら、「無料予想」にもかかわらず、賭金は134万 2200円もかかることとなった。

気になる予想精度は的中率が39%(33戦13勝 20敗)、回収率は44%、収支結果は1ヶ月で−75万 7820円となった。


使えば使うほど赤字になる「万馬券マスターズ」だが、今回検証する無料予想(無料情報)の抜き打ち検証は、2024/10/12の京都8Rで提供された買い目である。


万馬券マスターズという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ 万馬券マスターズの無料予想(2024/10/12)

結果:2-6-5

このレースでは頭数が少なかったため、点数を絞らざるを得ないレースではあったが、結果的に軸馬が飛び相手馬3頭で決まるという頭の痛い決着となった。そもそも、なぜ3マテンロウサンを本命に選んだのかが疑問である


メンバー中未勝利、もしくは新馬を勝ったばかりの馬が6頭中3頭もおり、未勝利馬2頭は当然除外すべき存在だったが、残りは1勝馬のみ。特に、OP競走を経験したのは3マテンロウサンと5ワンモアスマイルの2頭だけだったことから、本命馬はこの二択に絞られた。しかし結果的には、選択が間違ってしまった
では何故5ワンモアスマイルを本命に出来なかったのか?

ワンモアスマイルの前走3着は5頭立てという少頭数のレースで、そこまで評価できる内容ではなかったものの、4着馬とは5馬身差があり、そこまで酷いものではない。また、今回は叩き2戦目で、OP競走を経験してからの変わり身を期待できる状況だった。


一方で、本命3マテンロウサンは、札幌2歳ステークス6着以来の競馬で、内容も先行してずるずると下がり勝ち馬から1秒以上離されている。中央開催や休み明けという厳しい条件下では、ガラリと変わることを期待するのは無理があったと言えるだろう。

万馬券マスターズが提供したレース


さらに、今回の買い目は一頭軸流しの3点だったが、仮にボックスと購入したとしても4点。4点でも結果的にはプラスになっていたレース。

前述したように、6頭中2頭が未勝利馬なら4頭を熟考すればよかったのだが、、能力比較のむずかしい4頭と考えれば、BOX購入を考慮してもよかったと感じさせられた組み立てであった。