最終更新日:2024年09月18日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,433

競馬の楽しみ方~注目馬編 (2023年、新種牡馬戦線を占う) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2023年、新種牡馬戦線を占う

    最後のディープインパクト産駒は6頭のみ。

    今年の日本ダービーが終わり、来年の日本ダービーに向けての闘いが始まった。
     
    一時代を席巻したディープインパクトが急逝し、2022年にデビューを迎えるディープインパクト産駒が最後になる。
    この年に種付けしたのは24頭いたのだが、海外の繁殖牝馬などが大半だったため、日本国内で競走馬登録されたのは、わずか6頭のみ
     
    ディープインパクト産駒の種牡馬も徐々に活躍を見せてきている状況ではあるが、それでも父ディープインパクトの価値は今でも健在で、残された6頭、それぞれに評価が高まっており、どんな活躍を見せてくれるのか1年間非常に楽しみである。 
      
     

    注目の2023年のクラシック戦線

    そんな最後のディープインパクト産駒の走りに注目が集まる2023年のクラシック戦線だが、もう一方でそのディープインパクトに代わる種牡馬の闘いも見ものだ。 
     
    昨年もこの時期にこんな話の競馬コラムを書いたと思うが、その昨年はデアリングタクトの牝馬三冠、エフフォーリアの皐月賞制覇などでエピファネイアの価値が一気に高まっていた。 
     
    しかし、2022年のクラシック戦線は不発となり、同産駒のサークルオブライフが阪神JFを勝ったのみで、3歳になってからGⅠで活躍する馬を輩出することはできなかった。 
    (当時、いけいけドンドンでエピファネイア産駒の価格を引き上げたノーザングループは、今年が正念場になるだろう) 
      
    今年の3歳世代のGI(2歳時含む)は、ハーツクライ2勝(ドウデュース)、ドゥラメンテ2勝(スターズオンアース)、ディープインパクト(キラーアビリティ)、ドレフォン(ジオグリフ)、ロードカナロア(ダノンスコーピオン)がそれぞれ1勝と、特筆して抜けた存在はいなかった。  

    ただ、グレードレース以外も見てみると新種牡馬ドレフォン、飛躍を遂げたドゥラメンテの活躍は目立っており、今年もその勢いで流れに乗れるか注目だろう。  



    新種牡馬戦線を占う

    さて、最後に今年デビューとなる新種牡馬の話題をしたい。
     

    サトノダイヤモンド

    今年も初年度から大人気…という種牡馬はいなかったものの、先週の新馬戦でいきなり勝利を挙げたサトノダイヤモンド(ダイヤモンドハンズ)は注目の1頭だ。 
    スピード力が求められている昨今の競馬界において、ディープインパクト産駒ながらもややスタミナ系のサトノダイヤモンドがどういう活躍を見せるのか興味のあるところだ。
     
     

    リアルスティール

    そしてディープインパクト産駒の種牡馬からはもう1頭。
    国内GⅠ未勝利もドバイターフ勝ちのリアルスティールも評判は高い。
    現役時代は勝ち味に遅いタイプではあったが、マイル~中距離路線で常に安定した走りを披露し、種付け料も手頃ということもあり、中長期的に幅広いニーズがありそうな1頭である。
    現役時代はドゥラメンテに何度も敗れたリアルスティールだが、種牡馬になってドゥラメンテ産駒との闘いも競馬ファンとしては楽しみにしたいところだろう。


    レッドファルクス

    その他では短距離~マイルで活躍したレッドファルクスか。
    こちらはクラシック向き…ではなさそうだが、零細生産者や馬主さんあたりにはコスパの良い種牡馬になっていきそう。


    サトノクラウン

    もう1頭、これはどう出るか?なのだが、サトノクラウン産駒が意外にも評価が悪くない
    サトノダイヤモンド同様、こちらも開幕週で初産駒(クラックオブドーン)がデビュー勝ちを収めている。

    近年、サンデーサイレンス系の種牡馬や繁殖牝馬が増えている状況だけに、日本の芝への適性を示している外国馬は需要が高く、サトノクラウンはその期待を背負っている。
     
    ロードカナロア、ハーツクライといったところは今でも人気だが、年齢を考えるともうそろそろ…というところもある現状だ。 
    安定して産駒を輩出しているキズナも、再来年にコントレイル産駒が出てくるとどうなるか…という雰囲気で、毎年のように種牡馬の勢力図が変わることが予想されるだろう。
     
    平成に入ってからは「サンデーサイレンス産駒を買えば間違いない」的な感覚・先入観が強くなり、種牡馬が群雄割拠するのはあまり見られなかった光景だけに、やや違和感を感じる人も少なくないとは思う。ただ、これはこれでまたひとつの楽しみ方かもしれないと思い、POGでは頑張って良い馬を指名したいところだ(笑)


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競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/09/14

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの無料予想(無料情報)は、1日1鞍ワイド2点で提供される。9/149/15両日不的中となった。

今回検証するシンケイバの無料予想(無料情報)は、2024/09/14の中山7Rで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/09/14)

結果:6–1-5

結果として、推奨馬9番マイファミリーは4着と圏内に届かなかったことで馬券は不成立となった。
この馬は過去の成績からも明らかであるように小回りコースに適していないタイプ。ようするに追い込みがハマるかハマらないかが、展開が向くか向かないかで成績が変わってくるのだ。
実際、東京コースで連続3着してはいるが、これは長い直線を利してのもの。


今回は中山コースで、しかも、少頭数。この頭数だとどうしても展開はスローになりがちだ。
このような展開では、マイファミリーのような追い込み馬には不利に働く
中山でも展開次第では食い込んでは来られるが、スローで流れてしまうと二束三文の馬で、今回は明らかに展開が向かなかったし、それは戦前から分かっていたことである。


それより何より、このレースは1勝クラスのレースで、マイファミリーは未勝利馬。
既に3歳未勝利戦は終了しており、未勝利馬が1勝クラスのレースに出走するには今回のように頭数が少ない競馬でないと賞金的に出走は不可能となるため、使いたいレースに使えない馬、つまりはローテーションが組みにくい馬なのだ。

このような背景がありながら、この馬を主軸としたことが誤りだったと言える。


もう一頭の推奨馬であった8番ソウルアンドジャズも不器用なタイプで、広いコースでないと力を出せない馬だ。
この2頭は札幌のルスツ特別を使って、そこそこの競馬をしていたので推奨に至ったのかもしれないが、そもそも、そのルスツ特別は芝の2600m。
北海道開催の1勝クラスの長距離戦はレベルが低いと相場が決まっているレースで、今回は中山芝2500mならメンバーレベルは当然上がる。

そこを同等と考えたとしたのであれば、考察が足りないとしか言えない。
ローカルの1勝条件と中央開催の1勝条件を比べれば、どちらのメンバーレベルが高いかは、ある程度競馬に携わっている人間なら誰でもわかることだ。
シンケイバが提供したレース

今回の推奨は全体として、非常にお粗末なものであった。



2024/09/14

MOTTOという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証するMOTTOの無料予想(無料情報)は、2024/09/14の中山5Rで提供された買い目である。


MOTTOという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ MOTTOの無料予想(2024/09/14)

結果:2-5-6

どうして無料提供とは言え新馬戦を選択する根拠がわからない。
何故なら、全ての馬が一度もレースを経験していないのだから、たての比較は不可能で、横の比較で推奨馬を決めるしかない。

横の比較とは、調教、血統、牧場、管理厩舎、騎手、斤量といったところか?


5頭中4頭を社台ファーム産、ノーザンファーム産の馬で固めたのは取り敢えずは理にかなっている。が、抜けている馬は3着6番コスモブレイズだけ。
この馬はビッグレッドファーム産、いわゆるマイネル軍団だが、マイネル軍団は「1日でも早く1勝目を挙げることが会員のためになる」を是としていて、初戦から勝ち負けできるようにメイチで仕上げてくるのは周知の事実で、実際2歳重賞での活躍が目覚ましいことは関係者なら誰もが知っていることだ。

しかも、6番コスモブレイズは父マイネルブライトで今回の距離は芝の2000mなら、血統的に見てもこれ以上の適条件はない。

ここまで考えれば、仕上げが素質を凌駕できる可能性を考えられても不思議ではない。


MOTTOが提供したレース


社台系は素質の良さで新馬を勝つ。マイネル軍団は仕上げの早さで新馬戦を勝つ。
長く競馬をやっていれば、それくらいの常識は持ち合わせているはずなのだが、それなのに不的中となった。


予想者の競馬キャリアの浅さを感じさせる組み合わせであった。