最終更新日:2024年04月27日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,557

競馬の楽しみ方~番外編★ (平地GⅠすべて1番人気が敗れ続けている現象) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 平地GⅠすべて1番人気が敗れ続けている現象

    どこまで続く、連敗記録…

    3歳クラシック最終戦・菊花賞は、アスクビクターモアが初の雪辱を晴らしてVとなった。

    日本ダービーで先着された2頭(ドウデュース、イクイノックス)が不在となれば負けれない一戦。
    着差こそ僅かではあったが、堂々のレースぶりで最後の一冠をモノにした
     
    その日本ダービー3着、皐月賞も5着という実績を考えれば人気も当然中心となるだろうと思われたのだが、前哨戦のセントライト記念で敗れたガイアフォースに奪われる形で2番人気だった。
     
    以前もこのネタを紹介しているが、なんとそこから記録を伸ばし、この菊花賞まで今年の平地GⅠすべて1番人気が敗れ続けている
     
    ガイアフォースは前哨戦でダービー3着馬をねじ伏せて勝ち切ったことはもちろん、父が菊花賞を勝ったキタサンブラック(アスクビクターモアの父ディープインパクトも菊花賞を勝ってはいるが…)という血統背景もあり、能力値以外の期待要素が評価されてこのような人気になったのではないかと感じてはいるが…

    《1番人気馬の結果》

    フェブラリーS ⇒レッドルゼル 6着
    高松宮記念 ⇒レシステンシア 6着
    大阪杯 ⇒エフフォーリア 9着
    桜花賞 ⇒ナミュール 10着
    皐月賞 ⇒ドウデュース 3着
    天皇賞・春 ⇒⇒ディープボンド 2着
    NHKマイルC ⇒セリフォス 4着
    ヴィクトリアM ⇒レイパパレ 12着
    オークス ⇒サークルオブライフ 12着
    日本ダービー ⇒ダノンベルーガ 4着
    安田記念 ⇒イルーシヴパンサー 8着
    宝塚記念 ⇒エフフォーリア 6着
    スプリンターズS ⇒メイケイエール 14着
    秋華賞 ⇒スターズオンアース 3着
    菊花賞 ⇒ガイアフォース 8着


    中央競馬史上初の出来事になる前に終止符を。

    まだ秋のGⅠシリーズも始まったばかりなので、どこかでこの馬券予想に優しくない流れが止まって欲しいところだが、仮に年間の(平地)GⅠですべて1番人気が勝てない…なんてことになると、中央競馬史上初の出来事となる。
    …調べてはいないが、海外の競馬でも過去にこんな珍しいことはないと思う。
     
    人気を迷わせる背景のひとつに、京都競馬場の改修という要素があるかもしれない。 
     
    春の天皇賞もそうだが、クラシック3冠目はともに本来であれば京都競馬場が舞台だ。 
    平坦な直線の京都に対し、阪神はゴール手前に急坂がある。

    今までのイメージを変えて予想をしなければいけないため、些か迷いも出てくるのだろう。(個人的にも馬券を買う立場として実際にそうなっている)

    今週末の天皇賞・秋は東京競馬場だが、その次はエリザベス女王杯、マイルCSと京都⇒阪神で行われるレースが続く。

    現状、出走を予定しているメンバーを見ても「また荒れそうだな…」という印象がある。

    そう考えると、今週の天皇賞・秋での記録ストップを期待したいところだ。…が、しかし、果たして1番人気はどの馬になるのか?だ。
    日本ダービー2着のイクイノックス、札幌記念を制したジャックドール、日本ダービー1番人気(4着)のダノンベルーガのうちのどれか、ということになるのだが果たして。

    ここまでくると陣営としてもむしろ「1番人気になってくれるな」という気持ちだろう(笑)。
    とはいえ、そろそろスッキリとしたGⅠレースも見たいものだ。
     
    1番人気という、この『呪い』を背負い、その呪縛を解き放つことができるのはどの馬、どのレースになるのだろうか?


関連コラム

無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/20)


【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。