競馬の楽しみ方~番外編★ (横山ブラザーズの災難) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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横山ブラザーズの災難
天皇賞で競走中止となったタイトルホルダー
3年ぶりに京都競馬場で行われた春の天皇賞、勝ったのはジャスティンパレス。
前哨戦の阪神大賞典を快勝し、その勢いのままに初GⅠタイトル獲得となった。
一方、同レース連覇を狙い、単勝1.7倍の圧倒的な支持を受けたタイトルホルダーは、勝負どころで失速してまさかの競走中止となり、レース直後は状態が心配されたが、診断の結果ハ行だったようで幸い大事には至らず。
▲ (動画)競走中止となったタイトルホルダー
テンでの逃げ争いでペースが速くなり、道中は競ったアフリカンゴールドもまた競走中止(こちらは心房細動)でグッとペースが落ちて乱れたラップとなり、タイトルホルダーにとっては非常にキツいレースになってしまった格好。
加えて、京都のアップダウンのあるコースもタイトルホルダーにとっては、結果的に不向きな条件だった印象だ。
タイトルホルダーは自分のペースで逃げるのが得意なタイプであり、周りの動きに合わせてペースを上げ下げするのは苦手なので、これは今後のレースでも覚えておいた方がいいポイントである。
おそらく春は全休になるだろうから、秋競馬に向けてしっかり立て直してもらいたいところだ。横山ブラザーズの災難
例え命に別状がなくても、競走中止のシーンはあまりお目にかかりたくないものだ。
今回も見ていて冷っとした。
ケガやアクシデントは競走馬ゆえついて回るのだが、GⅠ馬の競走中止で思い出すのが、今年2月の京都記念のエフフォーリアだ。
暮れの有馬記念で復調気配を見せ、復活を期す今シーズンだったはずなのだが、その初戦でまさかのアクシデントとなった。
勝負どころで心房細動を発症して競走中止。その後、医師の診断の結果、これ以上負担をかけることは危険と判断されたため、種牡馬としての期待もあったし、そのレースを最後にターフから去ることになった。
エフフォーリアの主戦ジョッキーは横山武史騎手。
そして、タイトルホルダーの主戦は横山和生騎手。
偶然…ではあるが、横山ブラザーズのGⅠお手馬が相次いで災難に遭っている。
タイトルホルダーは事なきを得たが、その瞬間、私もだが最悪の事態を想定したファンも少なくはなかっただろう。
兄弟で切磋琢磨し、今年も重賞戦線、リーディング争いで活躍している横山ブラザーズ。
こういったシーンで一番ショックなのは間違いなく騎乗している本人だろう。
ただ、この試練をなんとか乗り越えてまた大舞台で活躍するシーンを見たい。
弟・武史は皐月賞(ソールオリエンス)を制覇し、日本ダービーの有力候補だ。
横山ブラザーズで競馬界をより一層盛り上げて欲しい。
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