競馬の楽しみ方~番外編★ (先週の回顧〜まさに競馬祭り) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
先週は青葉賞でアドミラブルが好時計勝ち、キタサンブラックが天皇賞をレコードV、香港ではネオリアリズムまでも海外G1制覇と、まさにお祭り状態だった!
天皇賞(春)は逃げたヤマカツライデンが3200m戦ではありえない驚愕のハイペースで逃げ、前半1000m通過が58秒3ならレコードも出ようというもの。
…ただ、そのペースに乗っても凌ぎきったキタサンブラックの心肺機能にはただただ恐れ入るばかりで、これは調教での坂路3本追いや、CW2週半追いなど、相当に負荷をかけた調教がそのまま身になった結果といえ、キタサンブラックはまさに王者といえる実力だ。
素質があるのは勿論なのだが、それに対してしっかり鍛えられた結果がこの二連勝につながったといえるだろう。
青葉賞は勝ち時計が2分23秒6、スローになることの多いこのレースだったが、前半少しやりあったにしろ、そうそう出る時計ではない。
…それを最後方から一気のごぼう抜きで制したアドミラブルは相当な逸材だろう。
ミルコも、ここを勝ってダービーもこの馬と戦前語っていたようで、有言実行となったが、実は皐月賞に二着のお手馬ペルシアンナイトにダービーでの騎乗を確約せずに「このレースが終わってから返答する」という話になっていたという「裏話」もあったくらいで、本番もおそらく連続騎乗となるだうな。
このアドミラブルは、これで三連勝となったが、実はデビュー戦が9着惨敗で、この時に明らかにそれと分かる「喉鳴りの症状」が出ていたため即手術に踏み切ってのものであったという。
「喉鳴りの手術」といえば有名なのは現役時代のダイワメジャーで、手術が成功してからの活躍は今更説明してもというところだが、喉鳴りは(正式名称は「喘鳴症」)その症状の度合いにも術後の効果にも個体差があり、手術をすればすぐ治るというものではないのだが、技術は進歩しているようで、アドミラブルにとっては手術は成功したようだ。
…それと冒頭にも少し触れたが、香港ではネオリアリズムがなんと香港G1制覇を達成した。
ネオリアリズムは一時期低迷してたが、昨年の札幌記念を制して復活ののろしを上げると、とうとう海外G1を制するまでになったのは一にも二にも「堀厩舎の厩舎力」といえるのではないだろうか。
鞍上の”マジックマン” モレイラの騎乗もたいしたもので、道中後方に位置しながらも、スローとみるや一気の捲りに出てハナを奪うとそのまま押し切りという、まさにマジック騎乗。
もはや日本の馬のレベルは、完全に世界水準といえるところまで来ているといえるだろう。
「これからフランス語を勉強しようと思います」という北島三郎オーナーも語っていたように、秋の凱旋門賞が今年も大いに盛り上がるだろう、今から楽しみだ。
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