最終更新日:2023年12月10日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:113,521

競馬の楽しみ方~番外編★ (JRAのコラボ企画) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

JRAのコラボ企画、
先週は藤田菜七子騎手の「ピンクジャージ」オークション事件に触れたが、これもコラボイベントの一巻で、今年のダービーではサッカー漫画で有名な「キャプテン翼」とのコラボイベントをサッカーワールドカップの時期にぶつけて集客を上げることに成功した(?)
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↑高橋陽一の絵は「軽い」からか、なんだか合ってない気がしてたが…
WC時期にはCMにも出演してた高橋陽一先生、今年はなんだかよく見るな。


JRA発信の企画は、毎週、大なり小なり何らかのイベントが各地の競馬場で行われているが、今開催の「福島」は節目の100年ということもあり、いろんなところに力を入れているようだ。

藤田菜七子のピンクジャージ」は想定外のことだったんだろうが、おそらくJRAがこの「福島節目の100年開催」で一番力を入れていたのが、先週土曜日に行われた「開成山特別」というレースだろう。
(これはファン感的なイベントではない)

この「開成山特別」というレースは、500万下条件の特別レースで、普通に考えればなんてことのないレースなんだが、JRAはこのレースになんと障害界の帝王オジュウチョウサンを招聘したのだ。
(まず間違いなく陣営の意志で出走したとは思えない)


オジュウチョウサン」は、障害でG1を6勝を含む9連勝中で、ここまで障害で実績を積み上げてしまうと、障害競走においては年間4走がギリギリ出走できる回数になる。
その理由としては、障害競走には2段階しかクラスがなく、未勝利かオープンの2つしかないから、1つ勝てば即オープン入りだ。

そしてオジュウチョウサンのようにG1を6勝もしてしまうと、障害競走では酷量(ハンデ)を背負わされるため、春と年末の中山大障害の前のトライアルを一度と本番の大障害のあわせて4回しか出走できないのだ。

物理的に障害のオープン競走に出走ないわけではないのだが、ルールに定められた斤量をオジュウチョウサンに背負わせるとなると、おそらく70kgを超える(前例がなく計算ができないため推測値)斤量となるため、流石に危険ということで、出走を自重しているという側面もある。


しかし、障害界のスターホースを年4回しか出走させられないのは「勿体ない」とばかりに、今回JRAは障害王のオジュウチョウサンを平地競走に出走させようと画策したのだった!
しかも鞍上は武豊!


かくして結成された「スーパー客寄せパンダコンビ」を、福島競馬場創立100周年記念開催の「目玉」に合わせて出走させることにJRAは成功した。


本来出走してもらえただけでも大成功なのだが、この日は福島の平地競走にオジュウチョウサンが出走するということで、入場人員は前年比138.8%
そして対象競争の開成山特別の売り上げ11億4320万1100円で、前年比195.6%増


たった1つの試みで、約7億円の「売り上げ増」に成功したのだ。


挙げ句の果てに、オジュウチョウサンは圧勝した。
出来過ぎ!?…かと思ったよ、笑いが止まらないとは正にこのことだろ、JRA。


オジュウチョウサンは平地未勝利であったため、今回は500万特別に出走したが、これで晴れて平地1勝馬となったことで、重賞はおろか、有馬記念にさえも出走が可能となった。


因みに、オジュウチョウサン血統だが、ステイゴールドシンボリクリスエスという、平地の長距離なら通用してもおかしくない下地を持つ血統構成(実際今回の開成山特別も芝2600m)なので、今後はさらに平地出走の選択肢が広がったということだ。


面白い話を最後に。
JRAには年度代表馬を記者投票で決めるという制度があり、投票数は300票と定められている。
そして昨年の年度代表馬、キタサンブラック297票を獲得して年度代表馬となったのだが、この時は満票ではなく、3票がキタサンブラック以外の馬に流れた。

…で、「その3票」を獲得したのが、何を隠そうオジュウチョウサンだったのです(笑)
果たして障害界の至宝の未来やいかに?


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競馬キャンプ無料予想(無料情報)だが、12月3日(日)のチャンピオンズCは正直、2着の⑦ウィルソンテソーロのピックアップは苦しかったと思うが、実績を掘り下げてみるとダートに限って言えば9戦7勝

その7勝は全てある程度先行して勝ちに行ってのもの。
前走のJBCクラシックも勝ちに行ったが最後はバテてしまったのであれば、戦法を変えてくる可能性は考える余地はあった。
実際、差しに回ることを示唆しているコメントも出ていた。

あわせて、今回馬券対象としてピックアップされている②メイショウハリオと前走で0.4秒差であったのであれば、同等の扱いができてよかったのではないか?

中央のG1のメンバーに入って重賞実績が交流重賞しかなかったのであれば、これだけのメンバーに入れば評価を下げざるを得なかったかもしれないが、勝ったレモンポップの評価を下げているように、捻りを加えているのであれば、ここも捻ってもよかったのでは。…と、思う。

競馬キャンプが提供したレース

ただ、勝ったレモンポップと同じ列、つまりはレモンポップを1頭目から外していたのであれば馬券としては成り立たない。

レモンポップが3着以下になれば、馬連の配当は上がるという希望的観測が垣間見える組み合わせであるが、レモンポップを嫌う要素は「距離」と「外枠」だけであったはず。

今年のフェブラリーS・G1を勝った際にも距離不安は囁かれたが、陣営としてもその点は百も承知で、1600mに対応できるように調整し勝ち切った。

今回も、始動戦を1600mの南部杯に選んで2着を持ったままで2秒千切っているなら、既に1800m仕様に馬は造られていたのだ。

臨戦過程は余裕残しの状態で、ノーダメージで勝ち上がったように上々で状態もピークだった。

大型馬でありながら機動力に長けており、絶好のポジションを見つければ、すぐに其処を取れる馬。
今回は走り終わった後で杞憂に終わったが、鞍上の坂井瑠星も距離と枠の不利を考慮しスタート後、直ぐに先手を主張。これは最短距離を通ることによりスタミナの消耗を避けるという騎乗であったが終わってみればゴール後もまだ余裕があった。

誰が1800mは保たないと決めたのか?