最終更新日:2023年09月26日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:112,583

競馬の楽しみ方~番外編★ (JRAのコラボ企画) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

JRAのコラボ企画、
先週は藤田菜七子騎手の「ピンクジャージ」オークション事件に触れたが、これもコラボイベントの一巻で、今年のダービーではサッカー漫画で有名な「キャプテン翼」とのコラボイベントをサッカーワールドカップの時期にぶつけて集客を上げることに成功した(?)
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↑高橋陽一の絵は「軽い」からか、なんだか合ってない気がしてたが…
WC時期にはCMにも出演してた高橋陽一先生、今年はなんだかよく見るな。


JRA発信の企画は、毎週、大なり小なり何らかのイベントが各地の競馬場で行われているが、今開催の「福島」は節目の100年ということもあり、いろんなところに力を入れているようだ。

藤田菜七子のピンクジャージ」は想定外のことだったんだろうが、おそらくJRAがこの「福島節目の100年開催」で一番力を入れていたのが、先週土曜日に行われた「開成山特別」というレースだろう。
(これはファン感的なイベントではない)

この「開成山特別」というレースは、500万下条件の特別レースで、普通に考えればなんてことのないレースなんだが、JRAはこのレースになんと障害界の帝王オジュウチョウサンを招聘したのだ。
(まず間違いなく陣営の意志で出走したとは思えない)


オジュウチョウサン」は、障害でG1を6勝を含む9連勝中で、ここまで障害で実績を積み上げてしまうと、障害競走においては年間4走がギリギリ出走できる回数になる。
その理由としては、障害競走には2段階しかクラスがなく、未勝利かオープンの2つしかないから、1つ勝てば即オープン入りだ。

そしてオジュウチョウサンのようにG1を6勝もしてしまうと、障害競走では酷量(ハンデ)を背負わされるため、春と年末の中山大障害の前のトライアルを一度と本番の大障害のあわせて4回しか出走できないのだ。

物理的に障害のオープン競走に出走ないわけではないのだが、ルールに定められた斤量をオジュウチョウサンに背負わせるとなると、おそらく70kgを超える(前例がなく計算ができないため推測値)斤量となるため、流石に危険ということで、出走を自重しているという側面もある。


しかし、障害界のスターホースを年4回しか出走させられないのは「勿体ない」とばかりに、今回JRAは障害王のオジュウチョウサンを平地競走に出走させようと画策したのだった!
しかも鞍上は武豊!


かくして結成された「スーパー客寄せパンダコンビ」を、福島競馬場創立100周年記念開催の「目玉」に合わせて出走させることにJRAは成功した。


本来出走してもらえただけでも大成功なのだが、この日は福島の平地競走にオジュウチョウサンが出走するということで、入場人員は前年比138.8%
そして対象競争の開成山特別の売り上げ11億4320万1100円で、前年比195.6%増


たった1つの試みで、約7億円の「売り上げ増」に成功したのだ。


挙げ句の果てに、オジュウチョウサンは圧勝した。
出来過ぎ!?…かと思ったよ、笑いが止まらないとは正にこのことだろ、JRA。


オジュウチョウサンは平地未勝利であったため、今回は500万特別に出走したが、これで晴れて平地1勝馬となったことで、重賞はおろか、有馬記念にさえも出走が可能となった。


因みに、オジュウチョウサン血統だが、ステイゴールドシンボリクリスエスという、平地の長距離なら通用してもおかしくない下地を持つ血統構成(実際今回の開成山特別も芝2600m)なので、今後はさらに平地出走の選択肢が広がったということだ。


面白い話を最後に。
JRAには年度代表馬を記者投票で決めるという制度があり、投票数は300票と定められている。
そして昨年の年度代表馬、キタサンブラック297票を獲得して年度代表馬となったのだが、この時は満票ではなく、3票がキタサンブラック以外の馬に流れた。

…で、「その3票」を獲得したのが、何を隠そうオジュウチョウサンだったのです(笑)
果たして障害界の至宝の未来やいかに?


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/09/24

メザマシケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

メザマシケイバ無料予想(無料情報)だが、メザマシケイバに集客している解体新書による検証だと、6戦6勝とのことだが、競馬検証.comが検証を開始すると不思議と6戦6敗となった(笑)

メザマシケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ メザマシケイバの無料予想(2023/09/24)

さて今回検証する無料予想買い目は、メザマシケイバの重賞プレゼントの神戸新聞杯であるが、ダービー3着馬のハーツコンチェルト、現在3連勝中のナイトインロンドンを3連単フォーメーションの1着2頭に入れるのは悪くないアプローチであったが、結果的に勝ち馬サトノグランツは重賞勝ち馬。

勝ち馬の実績と比較すると、前出2頭の実績はといえばハーツコンチェルトはダービー3着だが、とは言え1勝馬。
つまりは詰めが甘い。さらには大外枠。割引材料は多かった。

そこを考えると勝ち馬候補に据えるのは、可能性に賭ける気持ちはわからないではないが、若干希望的観測という要素が強かったのではないか?

ナイトインロンドンは3連勝の内容が秀逸で、勢いを考えればこちらの抜擢も悪くはないとは思うが、その3連勝の相手は全て条件馬。
今回は相手が一気に強化しているなら、こちらもハーツコンチェルトと同様に希望的観測に頼ったものに見える。

勝ったサトノグランツはダービーこそ大きく負けているが、フルゲートの大外枠で隣の馬が落馬しリズムを崩し位置取りを悪くし良さを出せなかったのであれば、敗因がはっきりしており度外視できる一戦。
実際ダービーでは7番人気に推されていたなら、評価を上げてもよかっただろう。

実際に、その前の3連勝は着差こそ少ないものの、最後は必ず抜け出しているなら気持ちの強さを表していた。
それでいてイレ込む馬ではないなら、勝負根性とセンスを認めてよかったはず。

中締めとして、ここまでの組み立ては決して悪くはなかったと評価はする。
前出3頭は仕上がりも良かっただけに「引き」が悪かったともいえよう。

ただサヴォーナ抜けは残念。
春には勝ち馬のサトノグランツとゆきやなぎ賞で対戦し0.1秒差の競馬。その後勝ち馬のサトノグランツは重賞勝ち。サヴォーナも次走であっさり自己条件を突破しているなら、春の時点で同等といっても過言でない力を示していたのだ。

さらには、その後、自己条件とはいえ1勝を積み上げているなら評価できてもよかった。

3着候補にマイネルラウレアが入っているが、この馬も京都新聞杯でサトノグランツの0.1秒差5着の実績があれば馬券候補に入れる資格はある馬で、横の比較ではサヴォーナと同じくらいの評価ができておかしくない馬だ。

メザマシケイバが提供したレース

ここまで検証してみたが、以前の予想と比べると全体のアプローチは決して悪くはないというのが率直な感想

どこかが決定的に足りていないという事もないが、結果的に的中に至らなかったのであれば足りないところはやはりあったのだ。

その「足りない部分」を補う要素は、レースの立ち位置を俯瞰できる経験か?もう少し言えば、今回のメンバーは現世代のOP馬でどの辺りのレベルの馬が集まっているかを前提とできなかったことが今回の敗因と言えるであろう。



2023/09/24

ウマッシュという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

このサイトはかなり特殊で、ウマッシュ無料予想(無料情報)「前日にしか」申し込みができない

公開されるのはレース当日なのだが、レース前日(土曜の買い目なら金曜の夜)にしか申し込みを受け付けておらず、前日申し込みをせずにレース当日の10:00に確認すると、すでに「完売」となっていて当日だと朝でも申し込みは受け付けていないのだ。

その為、1ヶ月経った今もなかなか慣れずにいて、未だに土曜の参加ができていない。
ちなみにここ1ヶ月の「日曜だけ」の予想精度で見ると、9/29/109/179/24と、全滅だ
(この4日だけでもマイナスー78,900円だ)

これまで土曜で当たった日があるのか分からないが、こんなレベルだからこの奇妙な前日申し込みシステムにして、極力無料予想の参加者を減らしたいのではないだろうか。

…とりあえず1回目の無料予想の「抜き打ち検証」は9/24の買い目だが、全体の表示が全くもって雑
これは内容はともかく、サイトに掲載するに値しないと断言できよう。

ウマッシュという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ウマッシュの無料予想(2023/09/24)

そもそも中山11Rオールカマーはメインレースなのだから
(17:50発走予定)
という表記はあり得ない。

メインレースであれば、「15:45発走予定と書くのが正解だ

馬連の下に番号が3つ表記されているが、合計点数が3点とあるのでBOXであることと推察されるが、わからない人が見るとわからないだろう

もしこれがお金を取っての提供なのであれば噴飯ものである。

買い目の出来、不出来を論ずる以前の問題
最低評価とする。

ウマッシュが提供したレース