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競馬コラム~騎手編 (失速の2人(佐々木大輔騎手・藤岡佑介騎手)) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 失速の2人(佐々木大輔騎手・藤岡佑介騎手)

    佐々木大輔騎手、もうひと踏ん張りなるか?

    先の函館開催で18勝を挙げ、「デビュー2年の佐々木大輔騎手が開催リーディング獲得」でも紹介したが、函館リーディングに輝いた佐々木大輔騎手
    その勢いのままに札幌でも大暴れ…を期待したのだが、まさかの急失速となった。

    8月6日に3勝の固め打ちで見せ場は作ったものの、それ以外はその函館のような確変ぶり影を潜めてしまっている状況だ。

    佐々木大輔騎手、もうひと踏ん張りなるか?
    ▲ 佐々木大輔騎手


    まぁとはいえ、ここまで5週の札幌開催を終えて6勝だから、決して悪くはない成績なのだが、周囲の期待も高まっている中だけに、物足りなさの方が強く感じてしまうところなのだ。
     
    札幌開催になり、東西のトップジョッキーがスポットでやって来ることが増えたのも原因かもしれない。 
     
    函館開催ではルメールが常駐ではなかったこともあり、比較的良い馬が集まってきやすい状況でもあった。
    ただ先週もしかり、札幌記念のような重要度の高いグレードレースや、今週行われるWSJSが行われる週はさらにトップジョッキーが集まるため、簡単に勝ち負けできる馬を揃えることは難しい。
     
    秋競馬に向けて弾みをつけるためにも、残りの札幌開催での成績確保は至上命題と言える。
    佐々木大輔旋風をひと夏だけで終わらせてしまうわけにはいかない。
    残り2週となってしまったが、最後にもうひと踏ん張りを見せて欲しい。
     
     

    大失速といえば藤岡佑介騎手も。

    また大失速といえば、前述の佐々木大輔騎手と最後まで函館リーディング争いをした藤岡佑介騎手だ。

    この札幌開催は、開幕週からなんと4週連続未勝利という散々な結果になった。
    先週(8月20日4R カナオールウェイズ)、ようやく今年の札幌初勝利を挙げてひと安心となったが、きっとそこまで本人も心中穏やかではなかったはず。

    藤岡佑介騎手だけではないが、斤量減のない中堅ジョッキーたちは、やはりトップジョッキーの来場有無騎乗馬の質が大きく左右されてしまいがちにある。

    とくに藤岡佑騎手に関しては、同期の川田将雅騎手や武豊騎手あたりと懇意厩舎が重複するところが多く、現状の成績を見てわかる通り、ジョッキーの序列があるぶん、割を食う範囲が大きい。


    割を食う…と言えばジャックドールも。
    連覇を狙った札幌記念は馬場の影響もあったか見せ場なく惨敗。

    とくにアクシデントがなければ、天皇賞・秋に向かうことになるだろうが、昨年末からコンビを組んでいる武豊騎手には昨年のダービー馬・ドウデュースの先約があり、ここは事実上の手離しが決まっている。

    再度、藤岡佑介騎手に騎乗のチャンスが巡ってくるのかどうか。
    個人的にはもう1回、という気持ちはあるが、陣営の決断は果たしてどうなるだろう。


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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。