最終更新日:2024年04月27日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,559

競馬コラム~騎手編 (夏競馬が終わり、社台勢はどう狙う?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 夏競馬が終わり、社台勢はどう狙う?

    牝馬二冠が例年と少し違う件

    今週をもってサマーシリーズが全て終了することからも、夏競馬は今週で終わりだ。

    その後に控える秋のG1戦線だが、今年は牡牝ともに無敗のクラシック二冠馬が順調に夏を越して三冠に向けて良い状態となれば、三冠最終戦が俄然盛り上がりを見せるのは間違いない。

    ただ例年と少し違うのは、牝馬二冠のデアリングタクト、牡馬二冠のコントレイルが、ともに非社台生産馬ということだ。

    昨年まで不動の社台グループであったが、若干、陰りを見せつつあるようだ。



    社台勢はクラシックは静観か?

    クラシック戦」というは3歳世代限定で覇を争うものなので、同世代の実力差が如実に反映されるから面白い。

    夏の上がり馬」という言葉もあるが今年は牡、牝馬ともにこれといった馬はおらず、社台勢からも両二冠馬に迫れる手駒は出てこなかったのであれば、社台勢にとっとはここは無理をせずにクラシックは静観というのが妥当だろうか。

    ただ、そうはいっても秋競馬も社台生産馬が全滅ということは考えられないので、もしかすると逆に春以上に布陣を厚くして古馬戦線での逆襲を虎視淡々と狙っているのかもしれない。



  2. 社台グループの全面バックアップで招聘する外人騎手

    社台グループが招聘する外人騎手の実力は?

    社台勢が「古馬戦線での逆襲」を虎視淡々と狙っている。…と言える、その一端が垣間見れるのが外国人騎手の短期免許来日だ。

    外国人騎手本人の希望よりも、ノーザンファームや社台ファームは何とか来日してくれないかとラブコールを送っているのである。

    来日といえば「普通」のことだが、近年では社台グループの全面バックアップのもと招聘(しょうへい)という表現の方がしっくりくるかもしれない。


    実際のところ社台グループが猛烈にアプローチしているのが、ともに英国を拠点とするW.ビュイック騎手O.マーフィー騎手で、彼らが騎乗することでどれだけの勝率が上がるのか。
    社台グループの惚れ込むオイシン・マーフィー騎手とビュイック騎手
     

    ビュイック騎手は2018年のマイルCS・G1を社台生産馬であるステルヴィオで勝利している。

    マーフィー騎手も2019年のジャパンC・G1をノーザンファーム生産馬のスワーヴリチャードで勝利している。
    なので、社台グループからの信頼は絶大と言えるだろう。



    特に社台グループが欲しいのはマーフィー騎手

    特に社台グループが欲しいのはマーフィー騎手。

    コロナの甚大な影響さえなければおそらく実現するであろう、社台グループの全面バックアップの>マーフィー騎手の短期免許取得>での来日だが、実現すれば今年は3年連続での来日となり、社台グループとしてはこれ以上ない助っ人となるだろう。

    なにせ2019年は開催9日間で17賞だ。
    今年は2日多い11日間とはいえ27賞という、驚異的なペースで勝ち星を量産し、リーディング首位を守ったまま帰国の途に着くという離れ技を披露している。

    この間の勝率はなんと2割7分8厘(リーディング10以内で勝率2割を超えているのはルメール、川田のみ)、なんと獲得賞金は3億798万8千円。
    因みに騎手に支給されるのは総賞金の10%となる。

    少なくとも今年2020年だけですでに3人程度の騎手を廃業に追いやるだけの金額をかっさらっているのである。


    そして、この数字にも現れているように、年を経るにつれて日本の競馬にもかなり慣れてきているようで、成績はずっと上昇カーブを描き続けている。
    なので、尚更この秋に来日すれば更なる脅威となることは明白だと、社台グループは喉から手も足も出るほど欲しいのだ。



    コロナで来日は実現するのか?

    ただ、世の中はコロナ渦の真っ只中。
    外人騎手は日本人以上にコロナに敏感で、仕事以上に妻や子供の事を第一に考えている人は消極的になっているようだ。

    リスクを犯してまで今年の秋にこだわらなくても、沈静化が見込まれる来年以降でも十分稼げる」と考える外人騎手も多いと「ギャンブルジャーナル」に書いてあったが、不測の事態がないとは言えない。

    そうなった場合国内に拠点多くリーディング上位騎手で回して行かざるを得ないだろう。

    こういう状況だからこそ「出来る施策」というのもあるように思える。

    …と、長くなったので続きは来週書くとしよう。


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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。