最終更新日:2024年10月15日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,639

競馬コラム~騎手編 (2021年、話題をさらった横山武史騎手、2022年も「タケシ」の年になるか。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2021年、話題をさらった横山武史騎手、2022年も「タケシ」の年になるか。

    2021年、話題をさらった横山武史騎手

    月並み?に昨年を簡単に振り返ってみようと思うのだが、とかく年末のインパクトが強かった横山武史の話題を取り上げない訳にはいかないだろう。

    横山武史騎手
     

    皐月賞馬エフフォーリア。天皇賞・秋で古馬を撃破し、1番人気に支持されて臨んだ有馬記念も完璧という立ち回りで優勝した。
    エフフォーリアと横山武史、2021年の日本競馬界を盛り上げたのは間違いなくこのコンビだろう。

    有馬記念エフフォーリアと横山武史
     

    その横山武史騎手だが、有馬記念前日の新馬戦(エフフォーリアの半弟でもあるヴァンガーズハート)において、1着を確信したのか、ゴール手前で追うのを緩めたところ、内から追い込んできた馬に差されて2着という、いわゆる「油断騎乗」の制裁を受ける事件があった。(この制裁により、1月15日と16日の2日間騎乗停止になった)

    この一件で「これではメンタルがヤバい」「明日はまともに乗れない。有馬は…」などと、その夜にはSNSでも多く挙がっていたのだが、そんな世間の不安を一蹴となり、圧倒的な1番人気に応えて勝利した。(むしろ拍車がかかった)

    表彰式では冒頭に前日の謝罪を行ったうえでのインタビューとなり、「新人らしからぬ」と言うと些か失礼かもしれないが、その対応に「プロ」として姿勢を多くの人が感じたはずだ。

    横山武史騎手について書いたコラム

    息子覚醒、横山武史騎手が初重賞制覇
    勝利同然のダービー2着、横山武史騎手に注目



    横山武史騎手の父、横山典弘の存在

    横山武史騎手と言えば、ここでも書いたように、言うまでもない競馬一族

    横山典弘横山和生はともに現役の騎手で、叔父(横山賀一)、祖父(横山富雄)、その他にも奥平、菊沢といった親戚も多数という、サラブレッドだ。

    親の七光りで一歩間違えば天狗にもなってしまいそうなものだが、そんな様子は微塵も感じさせない。
    ここは名ジョッキーである父・典弘騎手の指導・育成の影響が大きい、と関係者たちは言う。

    競馬界の先輩としてしっかりとした指導、甘やかさない方針はもちろんだが、父・典弘騎手が息子たちに関わる関係者にも自ら挨拶へ回る姿は度々目にされており、良い意味でのバックアップをしっかりしているのが大きい。

    そんな父、横山典弘の背中を見て、その気持ちに応え、武史騎手はもちろん、和生騎手は2人で切磋琢磨し着実にステップアップしているのだ。

    そういうこともあって騎乗馬の質が他の若手騎手よりも良い、というのは少なからずあるのかもしれないが、そのあとは本人が結果を出すかどうか。これは「才能」という言葉だけで片付けられるものではないだろう。



    飛ぶ鳥を落とす勢いの横山武史騎手

    そんな競馬界のビッグタイトルを手にした武史騎手だが、その2日後にまたしても大仕事をやってのけた。12月28日(火)、中山競馬場で行われたホープフルS(GI)をキラーアビリティで優勝。なんと中1日でGI連勝を決めたのである。

    これで2021年は皐月賞、天皇賞秋、有馬記念(エフフォーリア)、菊花賞(タイトルホルダー)とあわせて、
    2021年は、年間5つのGIを勝ったのだ。

    皐月賞が初GI勝利だったとは思えないくらいで、さらに年間104勝関東リーディングだ。
    記録もそうだが、競馬ファンの記憶に残る中身の濃い1年になったのではないかと思う。
    2021年、昨年の1年だけで横山武史に魅了された競馬ファン、横山武史がキッカケで競馬に興味を持ち始めた人は多くいるだろう。

    業界的にもまだ「ユタカ」の存在、影響力には及ばないが、このままいけば確実に「タケシ」の時代がやってくることは間違いないだろう。

    冒頭のキラーアビリティは今年のクラシック有力候補になるだろうし、エフフォーリア4歳になってさらなる活躍が期待される。
    そんな中で2022年はどういった結果を残してくれるのか、私ならずとも競馬ファンの皆が楽しみにしている。


関連コラム

無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/10/12

万馬券マスターズという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

万馬券マスターズ」という競馬予想サイトは、無料予想の1ヶ月検証で、-49万 1250円という収支を記録した「やっぱり地下競馬」や、-65万 7350円の赤字となった「ファンファーレ」のグループサイトである。 これらグループサイトと同様に、「万馬券マスターズ」の無料予想も1日に3〜4鞍程提供されることが多い。


この4鞍はすべて異なる券種で提供され、1鞍ごとに1万〜6万円の賭け金が推奨されている。そのため、無料予想だけで1日に約15万円近くの軍資金が必要となる。


万馬券マスターズでも、この馬鹿げた賭け金で1ヶ月間、計33鞍を推奨通りに買い続けたとしたら、「無料予想」にもかかわらず、賭金は134万 2200円もかかることとなった。

気になる予想精度は的中率が39%(33戦13勝 20敗)、回収率は44%、収支結果は1ヶ月で−75万 7820円となった。


使えば使うほど赤字になる「万馬券マスターズ」だが、今回検証する無料予想(無料情報)の抜き打ち検証は、2024/10/12の京都8Rで提供された買い目である。


万馬券マスターズという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ 万馬券マスターズの無料予想(2024/10/12)

結果:2-6-5

このレースでは頭数が少なかったため、点数を絞らざるを得ないレースではあったが、結果的に軸馬が飛び相手馬3頭で決まるという頭の痛い決着となった。そもそも、なぜ3マテンロウサンを本命に選んだのかが疑問である


メンバー中未勝利、もしくは新馬を勝ったばかりの馬が6頭中3頭もおり、未勝利馬2頭は当然除外すべき存在だったが、残りは1勝馬のみ。特に、OP競走を経験したのは3マテンロウサンと5ワンモアスマイルの2頭だけだったことから、本命馬はこの二択に絞られた。しかし結果的には、選択が間違ってしまった
では何故5ワンモアスマイルを本命に出来なかったのか?

ワンモアスマイルの前走3着は5頭立てという少頭数のレースで、そこまで評価できる内容ではなかったものの、4着馬とは5馬身差があり、そこまで酷いものではない。また、今回は叩き2戦目で、OP競走を経験してからの変わり身を期待できる状況だった。


一方で、本命3マテンロウサンは、札幌2歳ステークス6着以来の競馬で、内容も先行してずるずると下がり勝ち馬から1秒以上離されている。中央開催や休み明けという厳しい条件下では、ガラリと変わることを期待するのは無理があったと言えるだろう。

万馬券マスターズが提供したレース


さらに、今回の買い目は一頭軸流しの3点だったが、仮にボックスと購入したとしても4点。4点でも結果的にはプラスになっていたレース。

前述したように、6頭中2頭が未勝利馬なら4頭を熟考すればよかったのだが、、能力比較のむずかしい4頭と考えれば、BOX購入を考慮してもよかったと感じさせられた組み立てであった。