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競馬の楽しみ方~騎手編 (騎手の体重ネタ) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

私の競馬を知らない友人から、よく「騎手の体重は軽い方が有利なんだろ?」って聞かれるので、その「騎手の体重ネタ」について書こうと思う。
改めて自分でも調べなおしたので、勉強になったw


騎手は「騎手」になるために「競馬学校」へ通わなければならないのだが、「競馬学校」への入学条件として、年齢による体重制限が設けられており、現在は競馬学校に入学する前にも様々な障害が彼らの前には待ち受けている。
「騎手」になりたいからと言って、気合いと根性では「どうしようもない」障害だ。


そう考えると、関東の小幡3兄弟のように親子揃って、兄弟も皆騎手になれたのはラッキーだ。

…と言うのも最近、父の初広氏は鞭を置き引退したのだが、それでも息子3人がデビューするまで中堅騎手として現役を全うしてた。
過去には交流重賞とはいえG1を勝ったこともある騎手で、若い頃は重賞も何度か勝っている。結構稼いだ部類に入るのではないだろーか。
「ならば息子も!」ってコトで、騎手を目指すケースは多々あり、父が品行方正ならばJRAもそれなりの「忖度」をしてくれる。

父のようになりたいと、幼い頃から乗馬学校に通い騎手を目指す人も多いけど、小幡3兄弟が全員騎手になれたのは、小柄な父初広氏の遺伝子が上手く伝わったからだ。
乗馬学校に通う生徒は騎手への試験を受ける前に、ある「年齢のタイミング」で「指の骨の長さ」を計測され、化骨のロジックを理由に「このままだと君は減量に耐えられない身長以上になるため、騎手になるのは諦めなさい」と、乗馬学校で勧告されるというケースもあるのだ。

死と隣り合わせのジョッキー人生だが、無事に騎手として人生を全う出来れば普通のサラリーマンよりも相当に多い収入1説によると1年間勝利がなく0勝で終えても、厩舎所属なら給料は保証され、諸々の手当も含めデビューした年から年収1000万円がほぼ約束されている。って説もある!)を得られるのが中央競馬の騎手だが、いくら忖度が得られても物理的な理由で弾かれてしまうのが現在の潮流のようだ。

それを考えれば、身長171cmの天才ジョッキー・武豊騎手はギリギリだとしても、で元騎手の幸四郎現調教師の身長は177cm
今考えれば絶望的な数字だ。この身長じゃ当時でもアウトで、そこは勿論JRAの忖度が当然あったんだろーけど、本人は相当減量に苦しんだことだろう。


「身長制限」があるからと言って、騎手にさせてもらえない訳ではない。
実際に2018年現在で見ると、他の騎手は平均で160cm前後の中、幸四郎騎手が引退し、最も背が高いのが皮肉なことに武豊騎手171cmだからな。
ハンデがあるはずの騎手が、誰もが知る武豊だ。


基本的に現在の現役ジョッキーは52kg前後を目安に体重をキープしているそうなのだが、武豊騎手は昔の逸話として「52kgで乗れるか」と調教師に尋ねられ、腕時計のバンドの緩み具合で減量できるかどうか判断できたんだとか。

勝負服や馬装具を装着することを考えると、54〜55kgが理想の体重で、この状態で57kgの斤量で乗らなければならない場合は、足りない分をベルト状の馬装具を腰に巻いて鉛をいれて調整している。

謙虚な日本人はこのような慣習を守り体調維持に努めているのだが、デムーロ、ルメールのような外国人ジョッキーは、身長こそ低いものの骨格が日本人とは違うため、なかなか上手く減量できず、53kg以下では騎乗しないと予め宣言している。ってネタも聞いたことがある。

そんなデムーロ、ルメールが52kgで騎乗する決断をしたのであれば、相当に勝負がかっていると判断していいだろう。
もともとヨーロッパに在籍していたデムーロ、ルメールは59kg近い斤量で乗るのが当たり前なので、日本人よりはきつい減量を強いられ続ける運命は仕方のないことなのだw


また逆に日本の競馬において定量戦では牝馬が55kg、牡馬が57kgがスタンダードなのだが、今後日本人の身長も欧米に倣い高身長化することも予想されるので、段階手にでも世界基準(古馬牝馬58kg、牡馬59.5kg)に合わせていくことが、「スポーツとしての競馬」の繁栄に繋がるのではないか?と、個人的には考えている。


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競馬キャンプ無料予想(無料情報)だが、12月3日(日)のチャンピオンズCは正直、2着の⑦ウィルソンテソーロのピックアップは苦しかったと思うが、実績を掘り下げてみるとダートに限って言えば9戦7勝

その7勝は全てある程度先行して勝ちに行ってのもの。
前走のJBCクラシックも勝ちに行ったが最後はバテてしまったのであれば、戦法を変えてくる可能性は考える余地はあった。
実際、差しに回ることを示唆しているコメントも出ていた。

あわせて、今回馬券対象としてピックアップされている②メイショウハリオと前走で0.4秒差であったのであれば、同等の扱いができてよかったのではないか?

中央のG1のメンバーに入って重賞実績が交流重賞しかなかったのであれば、これだけのメンバーに入れば評価を下げざるを得なかったかもしれないが、勝ったレモンポップの評価を下げているように、捻りを加えているのであれば、ここも捻ってもよかったのでは。…と、思う。

競馬キャンプが提供したレース

ただ、勝ったレモンポップと同じ列、つまりはレモンポップを1頭目から外していたのであれば馬券としては成り立たない。

レモンポップが3着以下になれば、馬連の配当は上がるという希望的観測が垣間見える組み合わせであるが、レモンポップを嫌う要素は「距離」と「外枠」だけであったはず。

今年のフェブラリーS・G1を勝った際にも距離不安は囁かれたが、陣営としてもその点は百も承知で、1600mに対応できるように調整し勝ち切った。

今回も、始動戦を1600mの南部杯に選んで2着を持ったままで2秒千切っているなら、既に1800m仕様に馬は造られていたのだ。

臨戦過程は余裕残しの状態で、ノーダメージで勝ち上がったように上々で状態もピークだった。

大型馬でありながら機動力に長けており、絶好のポジションを見つければ、すぐに其処を取れる馬。
今回は走り終わった後で杞憂に終わったが、鞍上の坂井瑠星も距離と枠の不利を考慮しスタート後、直ぐに先手を主張。これは最短距離を通ることによりスタミナの消耗を避けるという騎乗であったが終わってみればゴール後もまだ余裕があった。

誰が1800mは保たないと決めたのか?