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競馬予想ブログ (春GI、波乱の立役者〜横山武史騎手)

  1. 春GI、波乱の立役者〜横山武史騎手

    春GI、波乱の立役者

    2022年の中央競馬は、東西の金杯を皮切りに、2月21日の小倉大賞典(勝ち馬アリーヴォ)まで1番人気が勝てないという事象が続いた。

    そんな波乱の中でスタートした今年だが、春のGIシリーズでもその余波?が続いている。

    ・高松宮記念
    《勝ち馬》 ナランフレグ(8番人気)
    《1番人気》レシステンシア(6着)

    ・大阪杯
    《勝ち馬》 ポタジェ(8番人気)
    《1番人気》エフフォーリア(9着)

    ・桜花賞
    《勝ち馬》 スターズオンアース(7番人気)
    《1番人気》ナミュール(10着)

    …と、ここまで1番人気がどれも馬券に絡めていない状態だ。

    そして、注目すべきはその1番人気馬に騎乗しているジョッキーがすべて同じということ

    昨年、大ブレイクを果たし、飛ぶ鳥を落とす勢いの横山武史騎手だ。

    横山武史騎手の写真画像
     


    負の連鎖を断ち切って、GIで結果を残したい横山武史騎手

    先週時点で39勝。
    今年も年間100勝を超えるペースで勝ち星を挙げ、全体的に見れば及第点、もしくはそれ以上の評価をしていい成績を挙げているが、ことGIだけにフォーカスを当てるとその評価が大きく揺らいでしまいそうなくらいである。

    誤解のないよう言っておくが、ここまでの連敗は決してジョッキーのミスでがすべてではない。
    レース前にアクシデントがあった馬もいたし、展開などレースの中で上手くかみ合わなかったことによるもの。


    ただしこうも流れが悪いのはアスリート、勝負師としては良くない。
    何としてもこの負の連鎖を断ち切って、結果を残していかないとあっという間に需要がなくなってしまいかねない。

    どこまで影響が出てくるかは分からないが、先日、4月末からオーストラリアのトップジョッキー・ダミアンレーン騎手短期免許取得も発表された

    約1年9ヶ月ぶりの来日となるが、前回はリスグラシューで宝塚記念、有馬記念。
    ノームコアでヴィクトリアマイルを制し、国内の競馬ファンへ一気に名前を売った。

    どうやらすでにGIをはじめとした主要レースへの騎乗依頼が進んでいるとのことで、短期来日ではあるものの、ここ最近出来上がってきた「武史ブーム」が影を潜めてしまう可能性は少なくない。



    横山武史騎手の踏ん張りどころ

    横山武史騎手は比較的デビューからここまで順風満帆にきた印象はあるだけに、今ジョッキー人生最初の踏ん張りどころがやってきたと言ってもいい。

    今週末に皐月賞が行われるが、上位混戦でどの馬が1番人気になるかは発売が始まってみないと分からないところだが、武史ジョッキーが騎乗するキラーアビリティは間違いなく上位人気には推されるだろう。

    こういう場合は「いつも通りの騎乗」でいいのだが、もはや1番人気にならなくても皐月賞の結果は注目されて状況になってきている気がするが、本人としては少しでもプレッシャーのない状況でレースに臨みたいに違いない。

    思い起こせば横山武史騎手の初GI勝利は昨年のこの皐月賞(エフフォーリア)だった。
    競馬界の将来を背負う若手のホープ、この壁を乗り越えてまた一段成長して欲しい。

    ちなみにその皐月賞だが、前走ホープフルS勝ち馬の直行は、一昨年のコントレイル、3年前のサートゥルナーリアがともに勝利。キラーアビリティにとっては心強いデータだ。

    過去10年で1番人気は【3-1-1-5】
    勝率3割と決して高くはなく、引き続き波乱含みの様相を呈しているが、今年は果たしてどうなるか。

    馬券を買うファンとしても、最近は「1番人気は自動的に消し」という雰囲気ができつつある。
    個人的にも、そろそろ「みんなに優しいGIレース」に戻ってもらいたい限りだ。


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