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競馬コラム~騎手編 (藤岡佑介ジョッキーが今年はひと味違う?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 藤岡佑介ジョッキーが今年はひと味違う?

    今年はひと味違う藤岡佑介ジョッキー

    毎年『今年はひと味違う』という成績を挙げるジョッキーがいるが、今年ここまでで言うと藤岡佑介ジョッキーがそれにあたる。

    藤岡佑介ジョッキー
    ▲ 藤岡佑介ジョッキー


    記憶に新しく、とくに印象的なのがフェブラリーS、ペプチドナイルでの制覇だろう。

    11番人気の低評価を覆しての勝利というサプライズだったが、藤岡佑介ジョッキー自身、2018年のNHKマイルカップ・ケイアイノーテック以来となる8年ぶりのGⅠ勝利でもあった。

    そんなGⅠのインパクトが強いものの、それまでにもローカルながら小倉で開催リーディング争いをする9勝を挙げ、先週終了時点で19勝。
    昨年の勝ち鞍が44勝、これまでも年間40勝前後の成績であることを踏まえると、今年はキャリアハイ(2008年 85勝)も狙える状態と言っていいだろう。



    藤岡佑介ジョッキーの勝率、連帯率、複勝率

    また、その勝ち鞍以上に特筆すべき数字として、17日までの勝率、連帯率、複勝率、を見て欲しい。

    『勝率』.155
    『連対率』.252
    『複勝率』.369

    ちなみに、現在リーディング5位(26勝)につけている松山弘平騎手は…
     
    『勝率』.126 
    『連対率』.275
    『複勝率』.391

    という感じで、ほぼ同じような質の結果を出していることになる。
    ルメール、川田あたりは勝率.300、連対率・複勝率.500超なので比較対象にはならず(笑)


    騎乗数に差がある(藤岡佑…100鞍、松山…200鞍)ので、そう簡単な話ではないのだが、単純計算で倍にするとそう簡単な話ではないのだが、リーリーディング争いをする位置に。。。
    とかく今年は競馬ファンにとって非常に旨味のあるジョッキーとなっているのである。



    大舞台での勝負が弱い?

    GⅠ勝ち鞍の話に戻るが、藤岡佑介ジョッキーといえば「大舞台での勝負弱さ」の印象が強い。

    結果論での話だが、最近ではジャックドール、ひと昔前ではスーパーホーネットなど、GⅠを獲れるところまで行きながら、自身の手でそのチャンスを掴むことができなかったということが多く、そういったことが影響してか、近年はGⅠでの騎乗数も少しずつ減っている状況ではあった。

    そんな中でのフェブラリーS制覇。
    さらには直近、クラシックのトライアルレースで騎乗した馬すべてを勝ち上がらせる(チューリップ賞・セキトバイースト2着、フィリーズレビュー・エトヴプレ1着、若葉S・ミスタージーティー1着)という確変ぶりを見せ、春競馬でのさらなる活躍が期待される状態になっている。

    同期には、今では雲の上の存在にはなってしまったが、デビューから切磋琢磨し合っていた川田将雅騎手

    今年の藤岡佑介ジョッキーの勢いなら、これから始まる大舞台で、同期ワンツーというファン待望のシーンに立ち会うことができるかもしれない。


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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

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日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。