最終更新日:2023年09月26日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:112,583

競馬の楽しみ方~騎手編 (「ワールドオールスタージョッキーズ」と外国人騎手) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 3年ぶりの夏イベント「ワールドオールスタージョッキーズ」と外国人騎手

    3年ぶりの夏イベント

    コロナウイルスの影響により、開催中止となっていた夏競馬・札幌での一大イベントワールドオールスタージョッキーズ」。(以前は「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」という名称だった)

    まだまだ日本では感染者数が落ち着かない状況が続くが、入出国の制限が緩和されたことにより、このワールドオールスタージョッキーズも3年ぶりに開催されることが決まった。
     
    GⅠがなくやや盛り上がりに欠ける夏競馬の盛り上げ施策だが、スポットで海外諸国のトップジョッキーが集まってレースを行うこのイベントはファンの間でもお馴染みとなっていただけに、久々の開催で札幌への旅打ちを計画している競馬ファンも多いのではないだろうか。 
      
    今年のJRA出場騎手は、リーディング上位騎手に加えて黄綬褒章を受章した柴田善臣騎手や、地方からは激戦を勝ち抜いた愛知競馬の岡部誠騎手が出場権を手にしている。  



    出場外国人騎手の紹介

    そして、気になる海外勢だが、簡単に出場する外国人騎手を紹介しておこう。  

     

    クレイグ・ウィリアムズ(オーストラリア)

    オーストラリアのベテランジョッキー。
    日本へは何度も短期免許を取得して騎乗経験があり、天皇賞・春のジャガーメイル、NHKマイルのグランプリボス、朝日杯FSのアルフレードでGⅠ勝ちの実績。
    45歳になってもまだまだオーストラリアでは第一線で活躍中。
      
     

    チャクイウ・ホー(香港)

    昨年のクイーンエリザベス2世カップを制したラヴズオンリーユーの手綱を取っていたのがホー騎手。
    それ以外にも香港の現役最強とも言われるゴールデンシックスティーの主戦でもある。
    この夏、短期免許を取得して初来日。先日のレパードSをカフジオクタゴンで勝利して早くもJRAの重賞を手にし、今後の活躍が楽しみな1人だ。

     

    デヴィッド・イーガン(イギリス)

    アイルランド出身の23歳。
    昨年はミシュリフとのコンビでサウジカップ、ドバイシーマクラシック、英インターナショナルSを制覇して一躍時の人になった。
    父が現役騎手、親族に調教師等がいる競馬家系。今後の成長にも注目の若手ジョッキーが初来日。

     

    テオ・バシュロ(フランス)

    フランス出身の29歳。
    大舞台での勝利実績こそ少ないが、近年メキメキと力をつけているフランスの注目株。
    2019年シーズンに年間100勝を達成すると、2020年、2021年と3年連続で100勝以上を挙げ、今シーズンも開幕からリーディング争いを演じている。
    これが日本初騎乗となる。

     

    ジェームズ・グラハム(アメリカ)

    これまで積み上げてきた勝ち星は2900勝。
    GⅠ勝利がキャリア10年目とやや縁遠かったものの、2007年から16年連続重賞勝利を果たしているなど、長年一線級で活躍するアメリカ競馬の重鎮。意外にもこれが日本での初騎乗となる。
    やや日本での知名度は低いかも知れないが腕は本物だ。

     

    コラリー・パコー(フランス)

     「世界の女性騎手でJRA短期免許有資格者は誰か?」の競馬コラムでも紹介をしたことのあるコラリー・パコーはフランス出身の女性ジョッキー

    フランスの女性ジョッキーと言えばミカエル・ミシェル騎手が有名だが、そのミシェル騎手が持つ女性騎手年間最多勝利数72勝に迫る71勝を挙げて(2019年)一気に名前を売った。
    ミシェルブームに続く、パコーブームを巻き起こすことができるか?

    コラリー・パコー騎手(フランス)
    ▲ コラリー・パコー騎手(フランス)


    日本での知名度があまりないぶん、今年は全体的に「これから注目しておいて欲しい」というタイプのジョッキーが選ばれた印象である。

    とくにコラリー・パコー騎手は、まさに「第二のミシェル」を狙った人選という感じで、JRAの2匹目のドジョウ作戦が成功となるか、この後の動向にも注目だ(笑)
     
    ちなみにミカエル・ミシェル騎手は、今年5月からアメリカを拠点に移して騎乗を行っている。

    昨年暮れに落馬負傷で長期休養を余儀なくされていたが、復帰のメドが立ったことと海外渡航の制限が緩和されたことでアメリカへの挑戦を決断したという。
    年内はアメリカ中心となる予定だそうだが、近いうちに再来日してくれることを楽しみにしたい。


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/09/24

ウマッシュという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

このサイトはかなり特殊で、ウマッシュ無料予想(無料情報)「前日にしか」申し込みができない

公開されるのはレース当日なのだが、レース前日(土曜の買い目なら金曜の夜)にしか申し込みを受け付けておらず、前日申し込みをせずにレース当日の10:00に確認すると、すでに「完売」となっていて当日だと朝でも申し込みは受け付けていないのだ。

その為、1ヶ月経った今もなかなか慣れずにいて、未だに土曜の参加ができていない。
ちなみにここ1ヶ月の「日曜だけ」の予想精度で見ると、9/29/109/179/24と、全滅だ
(この4日だけでもマイナスー78,900円だ)

これまで土曜で当たった日があるのか分からないが、こんなレベルだからこの奇妙な前日申し込みシステムにして、極力無料予想の参加者を減らしたいのではないだろうか。

…とりあえず1回目の無料予想の「抜き打ち検証」は9/24の買い目だが、全体の表示が全くもって雑
これは内容はともかく、サイトに掲載するに値しないと断言できよう。

ウマッシュという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ウマッシュの無料予想(2023/09/24)

そもそも中山11Rオールカマーはメインレースなのだから
(17:50発走予定)
という表記はあり得ない。

メインレースであれば、「15:45発走予定と書くのが正解だ

馬連の下に番号が3つ表記されているが、合計点数が3点とあるのでBOXであることと推察されるが、わからない人が見るとわからないだろう

もしこれがお金を取っての提供なのであれば噴飯ものである。

買い目の出来、不出来を論ずる以前の問題
最低評価とする。

ウマッシュが提供したレース



2023/09/24

メザマシケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

メザマシケイバ無料予想(無料情報)だが、メザマシケイバに集客している解体新書による検証だと、6戦6勝とのことだが、競馬検証.comが検証を開始すると不思議と6戦6敗となった(笑)

メザマシケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ メザマシケイバの無料予想(2023/09/24)

さて今回検証する無料予想買い目は、メザマシケイバの重賞プレゼントの神戸新聞杯であるが、ダービー3着馬のハーツコンチェルト、現在3連勝中のナイトインロンドンを3連単フォーメーションの1着2頭に入れるのは悪くないアプローチであったが、結果的に勝ち馬サトノグランツは重賞勝ち馬。

勝ち馬の実績と比較すると、前出2頭の実績はといえばハーツコンチェルトはダービー3着だが、とは言え1勝馬。
つまりは詰めが甘い。さらには大外枠。割引材料は多かった。

そこを考えると勝ち馬候補に据えるのは、可能性に賭ける気持ちはわからないではないが、若干希望的観測という要素が強かったのではないか?

ナイトインロンドンは3連勝の内容が秀逸で、勢いを考えればこちらの抜擢も悪くはないとは思うが、その3連勝の相手は全て条件馬。
今回は相手が一気に強化しているなら、こちらもハーツコンチェルトと同様に希望的観測に頼ったものに見える。

勝ったサトノグランツはダービーこそ大きく負けているが、フルゲートの大外枠で隣の馬が落馬しリズムを崩し位置取りを悪くし良さを出せなかったのであれば、敗因がはっきりしており度外視できる一戦。
実際ダービーでは7番人気に推されていたなら、評価を上げてもよかっただろう。

実際に、その前の3連勝は着差こそ少ないものの、最後は必ず抜け出しているなら気持ちの強さを表していた。
それでいてイレ込む馬ではないなら、勝負根性とセンスを認めてよかったはず。

中締めとして、ここまでの組み立ては決して悪くはなかったと評価はする。
前出3頭は仕上がりも良かっただけに「引き」が悪かったともいえよう。

ただサヴォーナ抜けは残念。
春には勝ち馬のサトノグランツとゆきやなぎ賞で対戦し0.1秒差の競馬。その後勝ち馬のサトノグランツは重賞勝ち。サヴォーナも次走であっさり自己条件を突破しているなら、春の時点で同等といっても過言でない力を示していたのだ。

さらには、その後、自己条件とはいえ1勝を積み上げているなら評価できてもよかった。

3着候補にマイネルラウレアが入っているが、この馬も京都新聞杯でサトノグランツの0.1秒差5着の実績があれば馬券候補に入れる資格はある馬で、横の比較ではサヴォーナと同じくらいの評価ができておかしくない馬だ。

メザマシケイバが提供したレース

ここまで検証してみたが、以前の予想と比べると全体のアプローチは決して悪くはないというのが率直な感想

どこかが決定的に足りていないという事もないが、結果的に的中に至らなかったのであれば足りないところはやはりあったのだ。

その「足りない部分」を補う要素は、レースの立ち位置を俯瞰できる経験か?もう少し言えば、今回のメンバーは現世代のOP馬でどの辺りのレベルの馬が集まっているかを前提とできなかったことが今回の敗因と言えるであろう。