最終更新日:2024年05月01日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,608

競馬の楽しみ方~地方競馬編 (南部杯が秋の選択肢に入らない原因) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 南部杯でアルクトスお見事、冴えない盛岡競馬場

    アルクトスはお見事、ただ全体のレベルはどうなんだ?

    今週の月曜に行われた交流Jpn1・マイルチャンピオンシップ南部杯は、アルクトスが昨年に続く連覇を達成した。

    ブルーコンコルド、ベストウォーリア、コパノリッキーという名だたるメンバーがこのレースを連覇しており、GIの勝ち鞍はこのレースのみだが、過去の名馬たちと一緒に名を連ねる偉業となった。(3連覇のチャンスもあったエスポワールシチーは、連覇を狙った一戦でオーロマイスターに敗れ、飛び石で同レースを2勝している)

    アルクトスは本質1400〜マイルがベストの馬で、東京マイル(フェブラリーS)のような地力勝負を求められるよりも、テクニックを必要とする地方コースが上手いタイプで、この条件はまさにピッタリ。

    1年のピークは間違いなくココといって過言ではないだろう。
    そんな勝負レースでしっかり結果を出したことは人馬ともにまさにお見事だった。
    アルクトスが横綱相撲を見せ連覇達成!
     


    …しかし気になるのがこのレースの全体的なレベルだ

    2着に入ったのが6歳馬ヒロシゲゴールドだったのだが、これまで短距離を中心に使われ、久々ではあったものの、初の1600m以上での連対がこのレースとなった(笑)

    もちろん展開や位置取り、立ち回りなどが上手く運んだことも要因なのだが、インティ、ワイドファラオ、サンライズノヴァと人気を集めた馬は、往年のピークを過ぎた感のある面々で、せっかくのJpn1レースだけに、1頭くらいは「これから」という若い馬が走って欲しかった

    また、結果論だが、アルクトス以外の中央馬はみな仕上がり途上といった感じに見えた。
    2馬身半差突き抜けたアルクトス以下の着差はわずかで、それだけアルクトスが抜けていたということも言えるのだが、それ以外は枠順ひとつで着順も変わっていたと思えるくらい。

    夏競馬ではそこそこのメンバーがダートのグレードレースに出てきていたのだから、その勢いでこのレースにも出て盛り上げて欲しかった。というのが本音だ。



    近年の流れも要因あり

    ひと昔はこの南部杯(Jpn1)からJBCクラシックへ向かい、チャンピオンズカップ(旧:ジャパンカップダート)、最後は東京大賞典という秋のダート王道路線があったのだが、近年は使い込みを敬遠する風潮も強くなり、この南部杯(Jpn1)が秋の選択肢に入らない実力馬が多くなっているのだろう。

    たしかにここを走って中3週でJBC競走、さらに中3週でチャンピオンズカップ、そしてさらに中3週で東京大賞典だから、わずか3ヶ月で4走はなかなかハードなスケジュールだ。
    そうなると一番賞金の低い、かつ遠征リスクも高い盛岡競馬場というのは必然的に選択肢として薄くなってしまう。

    その一方でワンパンチ足りない馬がここぞとばかりに集まってきてしまう状況も作ってしまい兼ねないのが気にあるところでもある。

    せっかく地方競馬を盛り上げる一大レースなのだから、日程の再考などしてみてもいいのではないだろうか。
    中央ではダートレースがやや下火になってきている状況でもあるし、最近は地方馬から中央でも通用する馬が徐々に輩出もしている。

    しっかりとした日程を組むことで強い馬が集まり、レベルの高いレースが展開されれば観ているファンも盛り上がる。決して悪い話ではないんだが。



    盛岡競馬場は癒される場所

    実はマイルチャンピオンシップ南部杯が行われる盛岡競馬場も魅力的な競馬場なのだ。
    盛岡競馬場
     

    盛岡駅からバスで20〜30分ほど山を登るという、少し遠い場所にあるのだが、緑の山々に囲まれたのどかな雰囲気の中に競馬場がある。(バブル期に建てられただけに、主要駅からのアクセスなどは一切考慮されなかった)

    地方競馬で唯一芝コースのある競馬場でもあり、自然の中で1日のんびりと競馬を楽しむことができる良い場所で、癒されること間違いない(笑)


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/04/28

トクスルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証するトクスルの無料予想(無料情報)は、2024/04/28の京都11Rで提供された買い目である。

トクスルという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トクスルの無料予想(2024/04/28)

結果:5-6-14

トクスル無料予想(無料情報)だが、馬券になった馬は、全て阪神大賞典経由の馬であった。
1番人気のテーオーロイヤルを推奨するのは誰にでもできる

ここから紐解いていけば、なんとかなっていい馬券ではなかったか?

トクスルが提供したレース


実際2着ブローザホーンは、勝ち馬テーオーロイヤルに離されていたとはいえ3着。
3着ディープボンドは3年連続で阪神大賞典をステップレースにして本番で2着していた。

これは結果論になってしまうかもしれないが、阪神大賞典組上位とみていれば組み立ても変わってよかったと思える。

では、何故ここまで崩れてしまったかといえば、ドゥレッツァを本命にしたことで組み立ての方向性が崩れたと見受けられる。

確かに前年の菊花賞馬で前走も金鯱賞で59kgを背負い2着。
一見瑕疵はないように見えるが、菊花賞は前を行くドゥレッツァをかわいがり過ぎてルメールマジックが嵌ってのもの。
タスティエーラも前走の大阪杯で、あの弱メンに見せ場なく完敗ならダービー馬の称号も霞み始めていた。
そもそもこの世代のクラシック勝ち馬レベルが低いとは散々言われていた。
実際に馬券になった馬で4歳馬は一頭もいない。

前年の菊花賞組重視は天皇賞(春)攻略においてセオリーではあるが、その菊花賞組は昨年末の有馬記念や年明けの始動戦で悉く古馬勢に敗れていたのであれば、この点に気付けてもよかったのではないか?

この時期世代間比較が出来るというのは、なかなか難しいことであるのは承知しているが、もう少しこの要素を予想に盛り込んでいればという結果であった。