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競馬の楽しみ方~地方競馬編 (川崎競馬から怪物出現?その名はトラスト。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

先月16日、川崎競馬場で開催された2歳限定レースの若草特別で、マイネル軍団総帥の 岡田繁幸氏が所有するトラストが、後続に約15馬身差をつける異次元の勝利で、デビュー2連勝を飾った。


 岡田総帥所有の地方出身馬といえば、2003年から活躍したコスモバルクが有名で、北海道の旭川でデビューすると 外厩制度を利用して地方所属馬のまま中央競馬のクラシックに参戦。
皐月賞やジャパンCで2着するなど、中央顔負けのスターホースの一頭として活躍した。さらには、2006年にはシンガポールのエアラインズCを制して、地方馬初の海外G1馬となっている。

そんなコスモバルク伝説から10年、岡田氏はクラブ法人株式会社サラブレッドクラブ・ラフィアンの代表取締役社長を退任。一線から退いた後も、その類まれなる相馬眼を活かして、中央で戦える超一流の逸材を発掘しては地方所属馬のまま中央競馬への挑戦を繰り返している。

特に、2014年の京成杯を制したプレイアンドリアルは、当時の3歳クラシック路線の中でも間違いなく上位の存在で、ダービーへの出走も確実視されていたんだが、脚部不安を発症し、そのまま無念の引退となった…


…あれから2年。
岡田総帥がトラストに懸けている期待は極めて大きく、またトラスト自身もそれに見合うパフォーマンスを見せている。


トラストには、「大物感があるし、可能性は計り知れない。この時期の2歳馬で、これだけの馬に乗ったことないです」…と、話すのはレースで騎乗した森泰斗騎手。南関東のトップジョッキーにこれだけのことを言わせるのは、相当な器である証ではないだろーか。
 地方競馬とはいえ、後続を約15馬身、タイムにして2.4秒も突き放したのだから、それも当然のコメントか。だが、管理する川崎の河津裕昭調教師は「予想通り。1回使って、追い切りの動きが素晴らしくなったし、これくらいはやれる」と、この圧勝劇を当然のものとしているから驚きだよな。

さらにその秘めたる能力の裏付けとなるのが、
その走破タイムでトラストが記録したダート1400m、1分31秒4は、その日の川崎競馬で、1つ年上の3歳馬限定で行われた全てのレースよりも1秒以上速いタイム。それも自らがスタートから敢然と逃げ続けて記録しただけに、その価値は極めて高く、当然最後は流しての競馬なだけに追っていればさらに時計が詰まっていただろう。

トラストには「芝の適性も間違いなくある。中央のG1に進めます」…河津調教師がそう話すのは、決して根拠がないわけではない。

トラストの父は昨年の年度代表馬モーリスや、有馬記念を勝ったゴールドアクターと同じスクリーンヒーロー。
母馬もサンデーサイレンスの血を引いており、血統的にも一介のダート馬ではなさそうだね。
「現時点でプレイアンドリアルと同じか、それ以上」と2014年のクラシックで有力視された偉大な先輩と比較できるのも、2年前にプレイアンドリアルで中央に挑んだのが河津調教師本人だからであり、さらに岡田総帥はすでにプレイアンドリアルの果たせなかった日本ダービー制覇の夢を軽く飛び越えて、来年6月に開催される英国ダービー(G1)にトラストの登録を済ませているそーだっ!(毎度おなじみの無茶ぶり…w)


現在は北海道新冠町のビッグレッドファーム明和に放牧に出ており、リフレッシュ中。
次走は札幌のコスモス賞(8/13)か、クローバー賞(8/21)に進む予定となっている。

柴田大知騎手が鞍上を務める予定で、セレクトセールの週には牧場で調教に騎乗。その感触を「とても2歳とは思えない迫力。調教も物凄い動きで、プレイアンドリアルとタイプは違うけど、今のままであれば、あの馬よりも当然上にいくと思う」と、これまた大絶賛。 関係者の期待の大きさに違わぬ走りを見せてくれるのか、JRAデビューの日が待ち遠しいところだ。

また「今年の世代は自信がある」と岡田繁幸氏が豪語していたように、実は地方デビューの秘蔵っ子』は、Jトラスト1頭だけではないようだ。
「コスモバルクやマイネルレコルト(2004年朝日杯FS勝ち)よりも調教は動いている」というのが、コスモバルクと同じ道営・門別の田部和則厩舎で管理される予定のエスティームだ。

英ダービーへの一次登録はされなかったものの、この馬についても「英ダービーなど、海外のレースを視野に入れている」というほどのスケール。早くも日高地区では「ロージズインメイ産駒のすごいのがいる」との噂が立っているとのことで、コチラはまだデビューを迎えていないが、トラストと同様に今後の活躍への期待は大きい。

果たして、地方の怪物トラストの「本当の力」はどの程度のものなのだろうか?この、地方競馬から中央へいくサラブレッドの発見が、この時期ならではの、地方競馬の魅力である。


トラスト」…偉大なる先輩プレイアンドリアルやコスモバルクを超え、かつてのオグリキャップのような活躍ができれば、本当に英国ダービーの制覇も見えてくるかもしれない。まずは、その動向に注目したいですね。
…そういえば余談ですが、以前、後に「アブソリュート」に改名した「新生トラスト」って評判の悪かった投資系の競馬サイトがあったなぁ~。ドメインを見てみたら「pc.trust1985.jp」だったw


…最後に。
史上最高だった昨年の131億7350万円を、17億円以上更新する149億4210万円を売り上げた、セレクトセール2016だが、主催の日本競走馬協会の会長代行を務める社台ファームの吉田照哉代表は、「英国のEU離脱で日本の株価が下がり、影響を受けるかと思ったが、心配はなかったし、(数字が伸びたことに)驚いている」と大成功を喜んでいたようだ。

…確かになぁ…、英国のEU離脱が影響するかもって、庶民の私とは心配事の次元が違うようですw
この続きは次回の競馬コラムで書こうと思う。


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今回検証するトクスルの無料予想(無料情報)は、2024/04/28の京都11Rで提供された買い目である。

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▲ トクスルの無料予想(2024/04/28)

結果:5-6-14

トクスル無料予想(無料情報)だが、馬券になった馬は、全て阪神大賞典経由の馬であった。
1番人気のテーオーロイヤルを推奨するのは誰にでもできる

ここから紐解いていけば、なんとかなっていい馬券ではなかったか?

トクスルが提供したレース


実際2着ブローザホーンは、勝ち馬テーオーロイヤルに離されていたとはいえ3着。
3着ディープボンドは3年連続で阪神大賞典をステップレースにして本番で2着していた。

これは結果論になってしまうかもしれないが、阪神大賞典組上位とみていれば組み立ても変わってよかったと思える。

では、何故ここまで崩れてしまったかといえば、ドゥレッツァを本命にしたことで組み立ての方向性が崩れたと見受けられる。

確かに前年の菊花賞馬で前走も金鯱賞で59kgを背負い2着。
一見瑕疵はないように見えるが、菊花賞は前を行くドゥレッツァをかわいがり過ぎてルメールマジックが嵌ってのもの。
タスティエーラも前走の大阪杯で、あの弱メンに見せ場なく完敗ならダービー馬の称号も霞み始めていた。
そもそもこの世代のクラシック勝ち馬レベルが低いとは散々言われていた。
実際に馬券になった馬で4歳馬は一頭もいない。

前年の菊花賞組重視は天皇賞(春)攻略においてセオリーではあるが、その菊花賞組は昨年末の有馬記念や年明けの始動戦で悉く古馬勢に敗れていたのであれば、この点に気付けてもよかったのではないか?

この時期世代間比較が出来るというのは、なかなか難しいことであるのは承知しているが、もう少しこの要素を予想に盛り込んでいればという結果であった。