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競馬の楽しみ方~番外編★ (アドレナリンが分泌) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

今回の競馬コラムは、少し余談からはじめる

初打席から時の人となり米大リーグエンゼルスに所属する大谷翔平選手は、右肘の内側側副靭帯の損傷で、今期の投手としての出場は絶望となった。
エンゼルスのドクターは靭帯再建手術である通称「トミージョン手術」を受けることを勧めたが、大谷選手は昨期まで在籍した日本ハムのチームドクターにセカンドオピニオンを求める意向を表明し、今後、手術に踏み切るか否かは現時点で保留となっているそーだ。

大谷選手が右肘に「違和感」に気づいたタイミングは、登板した試合でマメを潰したため急遽降板し、時間が経ってアドレナリンが収まった後。
つまりは試合中はアドレナリンが分泌されている状態であったため「痛みに気がつかなかった」とのことだが、この「アドレナリン分泌」のメカニズムとは実際いかなるものなのか?



人の抹消神経には自分の意志で体を動かすことができる体性神経と、自分の意志では動かすことのできない自律神経があり、この「自律神経」はさらに2つにわけられており、それが『交感神経』と『副交感神経』。
交感神経は興奮した状態で働く神経で、闘争・逃走反応の神経とも呼ばれている。

人は、運動したり、敵に襲われたり、プレッシャーに襲われた時には、アドレナリンが分泌されるのだが、その結果、交感神経が働くことになり、アドレナリンが分泌されると、交感神経が全身の器官に働きかけ、様々なことを引き起こしすことになる。

まずは、心臓の鼓動は高鳴り、骨格筋などの筋肉の血管が拡張する。呼吸効率が上がり、しっかり見えるように瞳孔が開き、運動している時の体の状態のようになる。

ただ、プラスの働きだけではなく、アドレナリンが分泌されている間は皮膚や粘膜の血管は収縮し、消化管の機能は低下し、さらには、体の感覚が麻痺してしまうため、運動時に感じなかった痛みはアドレナリンの分泌が収まる運動後に襲ってくることがある為、スポーツ選手では多々見られる。

大谷選手が肘に違和感を感じたのは、まさにこのメカニズムが機能したタイミングだったのだろう。


「アドレナリンが収まったら肘が張ってきた」
「アドレナリンが収まったら頭蓋骨骨折していた」
ってやつだ。



これと似たような事象が先週の日曜に、阪神競馬場でも起きた。

日曜 阪神6R(2018/9/16)でスリーヘリオス号に騎乗した福永祐一騎手(41)はゴール入線後に落馬し、頭を馬に蹴られたのだが、それでもそのまま最終レースまで騎乗を続けた。
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そして迎えた月曜日に「福永騎手、落馬負傷のため全馬乗り替わり」と突然発表されたのだが、負傷の具体的な症状というのがなんと「頭蓋骨骨折」だったと言う。

おそらく日曜に落馬し、馬に頭を蹴られた際に骨折してたんだろうが、前記の大谷選手のケースと同様に、福永騎手はレースに騎乗している間はアドレナリンが分泌されていたようで、痛みの感覚が麻痺自覚症状がななかったため最終レースまで騎乗できている
そしてレースがすべて終わり、アドレナリンの分泌が収まった際に頭部に違和感を感じ、CT検査をした結果「頭蓋骨骨折」と判明したのだった。

一歩間違えれば大事件、死亡に発展していてもおかしくないの落馬事故だが、幸い当たりどころが良かったのか、軽傷で済んだようで、今週も経過を観察しながら問題ないようなら普通に騎乗するとのことです。
まじか(-。-;


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競馬キャンプ無料予想(無料情報)だが、12月3日(日)のチャンピオンズCは正直、2着の⑦ウィルソンテソーロのピックアップは苦しかったと思うが、実績を掘り下げてみるとダートに限って言えば9戦7勝

その7勝は全てある程度先行して勝ちに行ってのもの。
前走のJBCクラシックも勝ちに行ったが最後はバテてしまったのであれば、戦法を変えてくる可能性は考える余地はあった。
実際、差しに回ることを示唆しているコメントも出ていた。

あわせて、今回馬券対象としてピックアップされている②メイショウハリオと前走で0.4秒差であったのであれば、同等の扱いができてよかったのではないか?

中央のG1のメンバーに入って重賞実績が交流重賞しかなかったのであれば、これだけのメンバーに入れば評価を下げざるを得なかったかもしれないが、勝ったレモンポップの評価を下げているように、捻りを加えているのであれば、ここも捻ってもよかったのでは。…と、思う。

競馬キャンプが提供したレース

ただ、勝ったレモンポップと同じ列、つまりはレモンポップを1頭目から外していたのであれば馬券としては成り立たない。

レモンポップが3着以下になれば、馬連の配当は上がるという希望的観測が垣間見える組み合わせであるが、レモンポップを嫌う要素は「距離」と「外枠」だけであったはず。

今年のフェブラリーS・G1を勝った際にも距離不安は囁かれたが、陣営としてもその点は百も承知で、1600mに対応できるように調整し勝ち切った。

今回も、始動戦を1600mの南部杯に選んで2着を持ったままで2秒千切っているなら、既に1800m仕様に馬は造られていたのだ。

臨戦過程は余裕残しの状態で、ノーダメージで勝ち上がったように上々で状態もピークだった。

大型馬でありながら機動力に長けており、絶好のポジションを見つければ、すぐに其処を取れる馬。
今回は走り終わった後で杞憂に終わったが、鞍上の坂井瑠星も距離と枠の不利を考慮しスタート後、直ぐに先手を主張。これは最短距離を通ることによりスタミナの消耗を避けるという騎乗であったが終わってみればゴール後もまだ余裕があった。

誰が1800mは保たないと決めたのか?