最終更新日:2023年09月26日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:112,583

競馬の楽しみ方~番外編★ (アドレナリンが分泌) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

今回の競馬コラムは、少し余談からはじめる

初打席から時の人となり米大リーグエンゼルスに所属する大谷翔平選手は、右肘の内側側副靭帯の損傷で、今期の投手としての出場は絶望となった。
エンゼルスのドクターは靭帯再建手術である通称「トミージョン手術」を受けることを勧めたが、大谷選手は昨期まで在籍した日本ハムのチームドクターにセカンドオピニオンを求める意向を表明し、今後、手術に踏み切るか否かは現時点で保留となっているそーだ。

大谷選手が右肘に「違和感」に気づいたタイミングは、登板した試合でマメを潰したため急遽降板し、時間が経ってアドレナリンが収まった後。
つまりは試合中はアドレナリンが分泌されている状態であったため「痛みに気がつかなかった」とのことだが、この「アドレナリン分泌」のメカニズムとは実際いかなるものなのか?



人の抹消神経には自分の意志で体を動かすことができる体性神経と、自分の意志では動かすことのできない自律神経があり、この「自律神経」はさらに2つにわけられており、それが『交感神経』と『副交感神経』。
交感神経は興奮した状態で働く神経で、闘争・逃走反応の神経とも呼ばれている。

人は、運動したり、敵に襲われたり、プレッシャーに襲われた時には、アドレナリンが分泌されるのだが、その結果、交感神経が働くことになり、アドレナリンが分泌されると、交感神経が全身の器官に働きかけ、様々なことを引き起こしすことになる。

まずは、心臓の鼓動は高鳴り、骨格筋などの筋肉の血管が拡張する。呼吸効率が上がり、しっかり見えるように瞳孔が開き、運動している時の体の状態のようになる。

ただ、プラスの働きだけではなく、アドレナリンが分泌されている間は皮膚や粘膜の血管は収縮し、消化管の機能は低下し、さらには、体の感覚が麻痺してしまうため、運動時に感じなかった痛みはアドレナリンの分泌が収まる運動後に襲ってくることがある為、スポーツ選手では多々見られる。

大谷選手が肘に違和感を感じたのは、まさにこのメカニズムが機能したタイミングだったのだろう。


「アドレナリンが収まったら肘が張ってきた」
「アドレナリンが収まったら頭蓋骨骨折していた」
ってやつだ。



これと似たような事象が先週の日曜に、阪神競馬場でも起きた。

日曜 阪神6R(2018/9/16)でスリーヘリオス号に騎乗した福永祐一騎手(41)はゴール入線後に落馬し、頭を馬に蹴られたのだが、それでもそのまま最終レースまで騎乗を続けた。
画像をクリックするとポップアップで表示 


そして迎えた月曜日に「福永騎手、落馬負傷のため全馬乗り替わり」と突然発表されたのだが、負傷の具体的な症状というのがなんと「頭蓋骨骨折」だったと言う。

おそらく日曜に落馬し、馬に頭を蹴られた際に骨折してたんだろうが、前記の大谷選手のケースと同様に、福永騎手はレースに騎乗している間はアドレナリンが分泌されていたようで、痛みの感覚が麻痺自覚症状がななかったため最終レースまで騎乗できている
そしてレースがすべて終わり、アドレナリンの分泌が収まった際に頭部に違和感を感じ、CT検査をした結果「頭蓋骨骨折」と判明したのだった。

一歩間違えれば大事件、死亡に発展していてもおかしくないの落馬事故だが、幸い当たりどころが良かったのか、軽傷で済んだようで、今週も経過を観察しながら問題ないようなら普通に騎乗するとのことです。
まじか(-。-;


関連コラム

無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/09/24

ウマッシュという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

このサイトはかなり特殊で、ウマッシュ無料予想(無料情報)「前日にしか」申し込みができない

公開されるのはレース当日なのだが、レース前日(土曜の買い目なら金曜の夜)にしか申し込みを受け付けておらず、前日申し込みをせずにレース当日の10:00に確認すると、すでに「完売」となっていて当日だと朝でも申し込みは受け付けていないのだ。

その為、1ヶ月経った今もなかなか慣れずにいて、未だに土曜の参加ができていない。
ちなみにここ1ヶ月の「日曜だけ」の予想精度で見ると、9/29/109/179/24と、全滅だ
(この4日だけでもマイナスー78,900円だ)

これまで土曜で当たった日があるのか分からないが、こんなレベルだからこの奇妙な前日申し込みシステムにして、極力無料予想の参加者を減らしたいのではないだろうか。

…とりあえず1回目の無料予想の「抜き打ち検証」は9/24の買い目だが、全体の表示が全くもって雑
これは内容はともかく、サイトに掲載するに値しないと断言できよう。

ウマッシュという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ウマッシュの無料予想(2023/09/24)

そもそも中山11Rオールカマーはメインレースなのだから
(17:50発走予定)
という表記はあり得ない。

メインレースであれば、「15:45発走予定と書くのが正解だ

馬連の下に番号が3つ表記されているが、合計点数が3点とあるのでBOXであることと推察されるが、わからない人が見るとわからないだろう

もしこれがお金を取っての提供なのであれば噴飯ものである。

買い目の出来、不出来を論ずる以前の問題
最低評価とする。

ウマッシュが提供したレース



2023/09/24

メザマシケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

メザマシケイバ無料予想(無料情報)だが、メザマシケイバに集客している解体新書による検証だと、6戦6勝とのことだが、競馬検証.comが検証を開始すると不思議と6戦6敗となった(笑)

メザマシケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ メザマシケイバの無料予想(2023/09/24)

さて今回検証する無料予想買い目は、メザマシケイバの重賞プレゼントの神戸新聞杯であるが、ダービー3着馬のハーツコンチェルト、現在3連勝中のナイトインロンドンを3連単フォーメーションの1着2頭に入れるのは悪くないアプローチであったが、結果的に勝ち馬サトノグランツは重賞勝ち馬。

勝ち馬の実績と比較すると、前出2頭の実績はといえばハーツコンチェルトはダービー3着だが、とは言え1勝馬。
つまりは詰めが甘い。さらには大外枠。割引材料は多かった。

そこを考えると勝ち馬候補に据えるのは、可能性に賭ける気持ちはわからないではないが、若干希望的観測という要素が強かったのではないか?

ナイトインロンドンは3連勝の内容が秀逸で、勢いを考えればこちらの抜擢も悪くはないとは思うが、その3連勝の相手は全て条件馬。
今回は相手が一気に強化しているなら、こちらもハーツコンチェルトと同様に希望的観測に頼ったものに見える。

勝ったサトノグランツはダービーこそ大きく負けているが、フルゲートの大外枠で隣の馬が落馬しリズムを崩し位置取りを悪くし良さを出せなかったのであれば、敗因がはっきりしており度外視できる一戦。
実際ダービーでは7番人気に推されていたなら、評価を上げてもよかっただろう。

実際に、その前の3連勝は着差こそ少ないものの、最後は必ず抜け出しているなら気持ちの強さを表していた。
それでいてイレ込む馬ではないなら、勝負根性とセンスを認めてよかったはず。

中締めとして、ここまでの組み立ては決して悪くはなかったと評価はする。
前出3頭は仕上がりも良かっただけに「引き」が悪かったともいえよう。

ただサヴォーナ抜けは残念。
春には勝ち馬のサトノグランツとゆきやなぎ賞で対戦し0.1秒差の競馬。その後勝ち馬のサトノグランツは重賞勝ち。サヴォーナも次走であっさり自己条件を突破しているなら、春の時点で同等といっても過言でない力を示していたのだ。

さらには、その後、自己条件とはいえ1勝を積み上げているなら評価できてもよかった。

3着候補にマイネルラウレアが入っているが、この馬も京都新聞杯でサトノグランツの0.1秒差5着の実績があれば馬券候補に入れる資格はある馬で、横の比較ではサヴォーナと同じくらいの評価ができておかしくない馬だ。

メザマシケイバが提供したレース

ここまで検証してみたが、以前の予想と比べると全体のアプローチは決して悪くはないというのが率直な感想

どこかが決定的に足りていないという事もないが、結果的に的中に至らなかったのであれば足りないところはやはりあったのだ。

その「足りない部分」を補う要素は、レースの立ち位置を俯瞰できる経験か?もう少し言えば、今回のメンバーは現世代のOP馬でどの辺りのレベルの馬が集まっているかを前提とできなかったことが今回の敗因と言えるであろう。