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競馬の楽しみ方~番外編★ (ポスト武豊) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

競馬界の「ドS」キャラとしてその地位を揺るぎないものにしている、川田将雅騎手


何勝達成記録などの節目となる表彰などがある時、後輩の面倒見のいいジョッキーなどは、記念撮影の時に後ろにプラカードを持った後輩騎手が加わることが多いけど、川田将雅はその「ドS」キャラゆえ?記念撮影では気のせいか一人記念撮影となっていることが多い。

…なんでこうなった?

…天才ジョッキー武豊騎手齢50歳に届こうとしているこの時期に「ポスト武豊」は誰かという論争になると、2、3年前は「川田将雅か、浜中俊」という答えが主流だった。

実際、浜中俊騎手は2012年に川田将雅よりも先に全国リーディングを獲得しており(川田は未だに全国リーディングは獲得していない)、この時点で浜中俊が川田より一歩先を行っていたのは事実だが、その後、相次ぐ落馬負傷や大レースでの斜行などが原因で浜中はスランプに陥り、ポスト武豊は今では「川田将雅じゃないか?」という声が大多数を占める状況となりつつあるのが現状だ。


そして現在川田は、かつての武豊がフランスに長期遠征に毎年出かけていたように英国へ長期遠征中
しかも武者修行という意味合いではなく、英国競馬関係者から「日本のポスト武豊」として招かれてのものならば、「世界も認めるポスト武豊」と言っても、もはや過言ではないかもしれない。


また、川田将雅騎手のここ数年のリーディングの指定席は、毎年概ね3〜5位だが、これに対して川田はあるインタビューに対して、「本来ならあの二人(デムーロ、ルメール)がいなかったら僕のいる位置は一番上のはずだった」と公言している。(いや、でもいるのが現実だからw)
川田は「日本人トップ」を強烈に意識しており、ゆえに「孤高のドSキャラ」になるべくしてなっていった。


そして、その陰に本来ライバルとなるはずだった浜中俊の脱落があったことも当然本人は自覚しているはず。

ダービーを勝った川田将雅と全国リーディングを獲得した浜中俊、この2つの実績を比べると、どちらが上という結論は難しいが、川田が毎年結果を出し続けているのに対して、浜中はアクシデントが重なったとはいえ、いま、明らかに「ポスト武豊」争いからは脱落してしまっているように見える。

この状況が続けば、見えかけていた浜中時代は去り、いよいよ川田時代の到来のはずだっただろう…


しかし、
競馬界ではたった一頭の馬の出現により、ガラリと状況が変わるのはよくあることで、偶然にも川田が英国遠征に出かけている真っ最中に「事件」は起こった

この「事件」の主役は8月5日の小倉競馬場で行われた新馬戦を、ほぼ追うところなく8馬身差をつける衝撃的なデビューを飾ったヴェロックスという馬。


このヴェロックス管理するのは川田将雅と「超」のつく蜜月関係である中内田充正厩舎
そして馬主は金子真人HD。
もし今年、川田が英国遠征に行ってなければ、ほぼ間違いなく川田が乗っていたラインの馬(実際川田は金子真人HD所有のマカヒキでダービーを勝っている)で、本来、中内田調教師は「この馬と川田でダノンプレミアムの雪辱を」と考えただろう。

しかし、

・新種牡馬ジャスタウェイの産駒で走らせて見ないことには「なんとも言えない」状況だった。
・セレクトセールでの落札価格が5000万円であったということ。

という不確定要素が重なり、新馬戦は浜中騎乗となったが、これだけの馬を理由もなく簡単に乗り変わらせるわけにはいかず、まずは、浜中の過失がない限りはしばらくは浜中で行くだろーし、中内田調教師と川田の関係はともかくとして、金子真人HDと浜中の間に確執めいたものもない。

もしこのまま順調にクラシックに乗るようなら、崖っぷちの浜中に光明が差し、10倍返しも不可能でなないだろう。

それにしても、持ってる馬主(金子真人HD)は騎手まで再生させてしまうんだな。

騎手人生のターニングポイントを迎えた浜中騎手、「これは良い出会いになりました」とクラシックの舞台で言えるといいなw
個人的には浜中を応援している。


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競馬キャンプ無料予想(無料情報)だが、12月3日(日)のチャンピオンズCは正直、2着の⑦ウィルソンテソーロのピックアップは苦しかったと思うが、実績を掘り下げてみるとダートに限って言えば9戦7勝

その7勝は全てある程度先行して勝ちに行ってのもの。
前走のJBCクラシックも勝ちに行ったが最後はバテてしまったのであれば、戦法を変えてくる可能性は考える余地はあった。
実際、差しに回ることを示唆しているコメントも出ていた。

あわせて、今回馬券対象としてピックアップされている②メイショウハリオと前走で0.4秒差であったのであれば、同等の扱いができてよかったのではないか?

中央のG1のメンバーに入って重賞実績が交流重賞しかなかったのであれば、これだけのメンバーに入れば評価を下げざるを得なかったかもしれないが、勝ったレモンポップの評価を下げているように、捻りを加えているのであれば、ここも捻ってもよかったのでは。…と、思う。

競馬キャンプが提供したレース

ただ、勝ったレモンポップと同じ列、つまりはレモンポップを1頭目から外していたのであれば馬券としては成り立たない。

レモンポップが3着以下になれば、馬連の配当は上がるという希望的観測が垣間見える組み合わせであるが、レモンポップを嫌う要素は「距離」と「外枠」だけであったはず。

今年のフェブラリーS・G1を勝った際にも距離不安は囁かれたが、陣営としてもその点は百も承知で、1600mに対応できるように調整し勝ち切った。

今回も、始動戦を1600mの南部杯に選んで2着を持ったままで2秒千切っているなら、既に1800m仕様に馬は造られていたのだ。

臨戦過程は余裕残しの状態で、ノーダメージで勝ち上がったように上々で状態もピークだった。

大型馬でありながら機動力に長けており、絶好のポジションを見つければ、すぐに其処を取れる馬。
今回は走り終わった後で杞憂に終わったが、鞍上の坂井瑠星も距離と枠の不利を考慮しスタート後、直ぐに先手を主張。これは最短距離を通ることによりスタミナの消耗を避けるという騎乗であったが終わってみればゴール後もまだ余裕があった。

誰が1800mは保たないと決めたのか?