最終更新日:2023年09月26日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:112,584

競馬の楽しみ方~調教師・厩舎編 (解散厩舎エピソード) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

2月という時期は「厩舎が解散」する時期だ。

この「厩舎が解散」って言葉に聞き覚えのない人もいるかもしれないので、簡単に説明すると、競馬の「厩舎」ってのは1つの厩舎に「調教師」と呼ばれるのは1人だけで「調教師」以外は全部「厩務員」だ。
当然ながら「調教師」でないと「厩舎」は作れない。

…で、この「2月」ってのは2月末日が競馬で言うところの「節目」で「卒業シーズン」になるので、この時期に動きがあり「厩舎が2月に解散」することが多いのだ。

先ほど書いたように1つの厩舎に「調教師」は1人だけなので、この1人の調教師が定年とかで「辞める」と言ったら辞めざるえなくて、事実上の「解散」になってしまう。
そうなると多いとこだと30、40人の厩務員がいるから、皆別の厩舎に移っていくハメになる。


そして解散厩舎問題をより一層複雑にしている原因は、なんと今年2018年は解散する厩舎が「12厩舎」もあるってところだ。
基本的に「定年による解散が前提」で、調教師の定年はどういう基準か知らないが、どうも70歳となっているんだとか(ちなみに厩務員は65歳)

で、今年解散する12厩舎は以下の通り。

【定年】
池上昌弘 【美浦】
岩元市三 【栗東】
尾形充弘 【美浦】
加藤敬二 【栗東】
小島太 【美浦】
佐藤正雄 【栗東】
二本柳俊一【美浦】
福島信晴 【栗東】
目野哲也 【栗東】
和田正道 【美浦】

【勇退】
柴田光陽 【栗東】
二ノ宮敬宇【美浦】



今更ながらだが、今年は錚々たる顔ぶれが引退する。

上記12厩舎でG1勝ちがない厩舎は和田正道厩舎、 二本柳俊一弘厩舎、 柴田光陽弘厩舎、 佐藤正雄弘厩舎 、福島信晴弘厩舎、 池上昌弘厩舎の6厩舎。
つまり半分以上の厩舎がG1勝ち馬を送り出しているのであれば、そこに在籍する厩務員調教助手かなりの腕利きってことだ。



コレにまつわるトピックスとしては、テイエムオペラオーで一時代を築いた岩元厩舎がらみのモノで、テイメムオペラオーといえば和田竜二騎手で、引退するまでずっと手綱を取り続けていた。
これも師匠愛の賜物で、昨年96勝とキャリアハイを達成した和田騎手は、実は今年は年初から少し伸び悩み気味。

その理由は、和田騎手の元師匠の岩元市三調教師が、引退前に500勝したいがために、元弟子はこの2ヶ月というもの、岩元厩舎の馬に優先的に乗っていた為、残念ながらなかなか勝ち星が上がらず、スタートダッシュに失敗したと言われている。迷惑な師匠だw


和田騎手のエージェントは『優馬』の櫻井眞人で、松山弘平騎手も担当している。
通常 櫻井氏は和田騎手に優先的にいい馬を振り、松山騎手は2番手という構図だったのだが、和田騎手の師匠である 岩元市三厩舎の馬に優先的に乗っていたためなかなか勝ち星が上がらず、その分、松山騎手にいい馬が回り始め、先週も6勝を挙げて現在16勝で全国リーディング5位につけているんだが、影では「岩元厩舎が解散すればすぐに立場が逆転する。今だけ。」とささやかれているようだね。


それにしても岩元調教師は騎手時代に「マムシの市三」というアダ名をつけられていたそうなので、勝負へのこだわりはまったく衰えてないようだね(ちなみに現在は497勝なので、ちょっと厳しいかもな)。



もう一つのトピックスとしては、関東の二ノ宮調教師が定年を待たずして引退することを表明し、厩舎は解散することになった。
二ノ宮厩舎といえばエルコンドルパサーを筆頭に何頭ものG1馬を送り出した東の名門厩舎

現在の二ノ宮厩舎の看板馬と言えば、あの 阪神JFで1番人気に推されたロックディスタウンだが、この馬も関東の藤沢和雄厩舎に移籍することがかなり前に発表されている。


二ノ宮厩舎の解散に伴い、ここは特に腕利き厩務員の宝庫なので、既に激しい引き抜きあいが発生しており、かつて「あの名馬」を担当した「超」のつく腕利きベテラン厩務員が未来の関東を担う「あの名門厩舎」への移籍が決まったようだしな。

現状目立った動きといえばこの程度なんだが、これからどんどん転厩する馬も出てくるので、「これは」という動きがあればまたこのトピックでレポートしようかと思ってる。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2023/09/24

ウマッシュという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

このサイトはかなり特殊で、ウマッシュ無料予想(無料情報)「前日にしか」申し込みができない

公開されるのはレース当日なのだが、レース前日(土曜の買い目なら金曜の夜)にしか申し込みを受け付けておらず、前日申し込みをせずにレース当日の10:00に確認すると、すでに「完売」となっていて当日だと朝でも申し込みは受け付けていないのだ。

その為、1ヶ月経った今もなかなか慣れずにいて、未だに土曜の参加ができていない。
ちなみにここ1ヶ月の「日曜だけ」の予想精度で見ると、9/29/109/179/24と、全滅だ
(この4日だけでもマイナスー78,900円だ)

これまで土曜で当たった日があるのか分からないが、こんなレベルだからこの奇妙な前日申し込みシステムにして、極力無料予想の参加者を減らしたいのではないだろうか。

…とりあえず1回目の無料予想の「抜き打ち検証」は9/24の買い目だが、全体の表示が全くもって雑
これは内容はともかく、サイトに掲載するに値しないと断言できよう。

ウマッシュという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ウマッシュの無料予想(2023/09/24)

そもそも中山11Rオールカマーはメインレースなのだから
(17:50発走予定)
という表記はあり得ない。

メインレースであれば、「15:45発走予定と書くのが正解だ

馬連の下に番号が3つ表記されているが、合計点数が3点とあるのでBOXであることと推察されるが、わからない人が見るとわからないだろう

もしこれがお金を取っての提供なのであれば噴飯ものである。

買い目の出来、不出来を論ずる以前の問題
最低評価とする。

ウマッシュが提供したレース



2023/09/24

メザマシケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

メザマシケイバ無料予想(無料情報)だが、メザマシケイバに集客している解体新書による検証だと、6戦6勝とのことだが、競馬検証.comが検証を開始すると不思議と6戦6敗となった(笑)

メザマシケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ メザマシケイバの無料予想(2023/09/24)

さて今回検証する無料予想買い目は、メザマシケイバの重賞プレゼントの神戸新聞杯であるが、ダービー3着馬のハーツコンチェルト、現在3連勝中のナイトインロンドンを3連単フォーメーションの1着2頭に入れるのは悪くないアプローチであったが、結果的に勝ち馬サトノグランツは重賞勝ち馬。

勝ち馬の実績と比較すると、前出2頭の実績はといえばハーツコンチェルトはダービー3着だが、とは言え1勝馬。
つまりは詰めが甘い。さらには大外枠。割引材料は多かった。

そこを考えると勝ち馬候補に据えるのは、可能性に賭ける気持ちはわからないではないが、若干希望的観測という要素が強かったのではないか?

ナイトインロンドンは3連勝の内容が秀逸で、勢いを考えればこちらの抜擢も悪くはないとは思うが、その3連勝の相手は全て条件馬。
今回は相手が一気に強化しているなら、こちらもハーツコンチェルトと同様に希望的観測に頼ったものに見える。

勝ったサトノグランツはダービーこそ大きく負けているが、フルゲートの大外枠で隣の馬が落馬しリズムを崩し位置取りを悪くし良さを出せなかったのであれば、敗因がはっきりしており度外視できる一戦。
実際ダービーでは7番人気に推されていたなら、評価を上げてもよかっただろう。

実際に、その前の3連勝は着差こそ少ないものの、最後は必ず抜け出しているなら気持ちの強さを表していた。
それでいてイレ込む馬ではないなら、勝負根性とセンスを認めてよかったはず。

中締めとして、ここまでの組み立ては決して悪くはなかったと評価はする。
前出3頭は仕上がりも良かっただけに「引き」が悪かったともいえよう。

ただサヴォーナ抜けは残念。
春には勝ち馬のサトノグランツとゆきやなぎ賞で対戦し0.1秒差の競馬。その後勝ち馬のサトノグランツは重賞勝ち。サヴォーナも次走であっさり自己条件を突破しているなら、春の時点で同等といっても過言でない力を示していたのだ。

さらには、その後、自己条件とはいえ1勝を積み上げているなら評価できてもよかった。

3着候補にマイネルラウレアが入っているが、この馬も京都新聞杯でサトノグランツの0.1秒差5着の実績があれば馬券候補に入れる資格はある馬で、横の比較ではサヴォーナと同じくらいの評価ができておかしくない馬だ。

メザマシケイバが提供したレース

ここまで検証してみたが、以前の予想と比べると全体のアプローチは決して悪くはないというのが率直な感想

どこかが決定的に足りていないという事もないが、結果的に的中に至らなかったのであれば足りないところはやはりあったのだ。

その「足りない部分」を補う要素は、レースの立ち位置を俯瞰できる経験か?もう少し言えば、今回のメンバーは現世代のOP馬でどの辺りのレベルの馬が集まっているかを前提とできなかったことが今回の敗因と言えるであろう。