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競馬の楽しみ方~調教師・厩舎編 (解散厩舎エピソード) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

2月という時期は「厩舎が解散」する時期だ。

この「厩舎が解散」って言葉に聞き覚えのない人もいるかもしれないので、簡単に説明すると、競馬の「厩舎」ってのは1つの厩舎に「調教師」と呼ばれるのは1人だけで「調教師」以外は全部「厩務員」だ。
当然ながら「調教師」でないと「厩舎」は作れない。

…で、この「2月」ってのは2月末日が競馬で言うところの「節目」で「卒業シーズン」になるので、この時期に動きがあり「厩舎が2月に解散」することが多いのだ。

先ほど書いたように1つの厩舎に「調教師」は1人だけなので、この1人の調教師が定年とかで「辞める」と言ったら辞めざるえなくて、事実上の「解散」になってしまう。
そうなると多いとこだと30、40人の厩務員がいるから、皆別の厩舎に移っていくハメになる。


そして解散厩舎問題をより一層複雑にしている原因は、なんと今年2018年は解散する厩舎が「12厩舎」もあるってところだ。
基本的に「定年による解散が前提」で、調教師の定年はどういう基準か知らないが、どうも70歳となっているんだとか(ちなみに厩務員は65歳)

で、今年解散する12厩舎は以下の通り。

【定年】
池上昌弘 【美浦】
岩元市三 【栗東】
尾形充弘 【美浦】
加藤敬二 【栗東】
小島太 【美浦】
佐藤正雄 【栗東】
二本柳俊一【美浦】
福島信晴 【栗東】
目野哲也 【栗東】
和田正道 【美浦】

【勇退】
柴田光陽 【栗東】
二ノ宮敬宇【美浦】



今更ながらだが、今年は錚々たる顔ぶれが引退する。

上記12厩舎でG1勝ちがない厩舎は和田正道厩舎、 二本柳俊一弘厩舎、 柴田光陽弘厩舎、 佐藤正雄弘厩舎 、福島信晴弘厩舎、 池上昌弘厩舎の6厩舎。
つまり半分以上の厩舎がG1勝ち馬を送り出しているのであれば、そこに在籍する厩務員調教助手かなりの腕利きってことだ。



コレにまつわるトピックスとしては、テイエムオペラオーで一時代を築いた岩元厩舎がらみのモノで、テイメムオペラオーといえば和田竜二騎手で、引退するまでずっと手綱を取り続けていた。
これも師匠愛の賜物で、昨年96勝とキャリアハイを達成した和田騎手は、実は今年は年初から少し伸び悩み気味。

その理由は、和田騎手の元師匠の岩元市三調教師が、引退前に500勝したいがために、元弟子はこの2ヶ月というもの、岩元厩舎の馬に優先的に乗っていた為、残念ながらなかなか勝ち星が上がらず、スタートダッシュに失敗したと言われている。迷惑な師匠だw


和田騎手のエージェントは『優馬』の櫻井眞人で、松山弘平騎手も担当している。
通常 櫻井氏は和田騎手に優先的にいい馬を振り、松山騎手は2番手という構図だったのだが、和田騎手の師匠である 岩元市三厩舎の馬に優先的に乗っていたためなかなか勝ち星が上がらず、その分、松山騎手にいい馬が回り始め、先週も6勝を挙げて現在16勝で全国リーディング5位につけているんだが、影では「岩元厩舎が解散すればすぐに立場が逆転する。今だけ。」とささやかれているようだね。


それにしても岩元調教師は騎手時代に「マムシの市三」というアダ名をつけられていたそうなので、勝負へのこだわりはまったく衰えてないようだね(ちなみに現在は497勝なので、ちょっと厳しいかもな)。



もう一つのトピックスとしては、関東の二ノ宮調教師が定年を待たずして引退することを表明し、厩舎は解散することになった。
二ノ宮厩舎といえばエルコンドルパサーを筆頭に何頭ものG1馬を送り出した東の名門厩舎

現在の二ノ宮厩舎の看板馬と言えば、あの 阪神JFで1番人気に推されたロックディスタウンだが、この馬も関東の藤沢和雄厩舎に移籍することがかなり前に発表されている。


二ノ宮厩舎の解散に伴い、ここは特に腕利き厩務員の宝庫なので、既に激しい引き抜きあいが発生しており、かつて「あの名馬」を担当した「超」のつく腕利きベテラン厩務員が未来の関東を担う「あの名門厩舎」への移籍が決まったようだしな。

現状目立った動きといえばこの程度なんだが、これからどんどん転厩する馬も出てくるので、「これは」という動きがあればまたこのトピックでレポートしようかと思ってる。


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競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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▲ アシストの無料予想(2024/04/20)


【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。