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【女性騎手】藤田菜七子について (2021年、いいスタートが切れている藤田菜七子だが。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2021年、いいスタートが切れている藤田菜七子だが。

    昨年落馬骨折負傷などで辛酸を舐めた藤田菜々子騎手だったが、今年は思いの外いいスタートが切れているようだ。



    藤田菜七子、ナンヨーローズと未勝利脱出

    先日の「藤田菜七子、レッジャードロとの新コンビなるか?」という競馬コラムで紹介したレッジャードロとの勝利に続き、先週の小倉2Rでも10番人気ナンヨーローズ未勝利脱出に導いたのだ。

    レースは小倉芝1200m戦で、中山5Rでのゴボウ抜き(レッジャードロ)とまではいかないが、またもや最後方から直線一気で粘る1番人気のエコロキングを競り落としたのだ。
    20210117小倉2R
    2021/01/17 小倉2R



    藤田菜七子の減量戦略

    エコロキング騎乗の亀田温心騎手が1kgの減量だったことに対して藤田菜々子騎手のナンヨーローズ女性減量特典の2kg減のみなら、ここも藤田菜七子の減量戦略がハマったと言えるだろう。

    ナンヨーローズは、未勝利脱出まで7戦を要したのだが、1200m戦に矛先を向けてから内容が良くなり、調子も上がってきたところで過去に3度騎乗したことのある藤田菜七子を再度起用したのだ。

    去年の成績も含め、勿論まだいい成績とは言えないのだが、ただキャリアがあって減量が効くという女性騎手のハンデを大いに活用するという点で、お呼びがかかったと言っても差し支えないだろう。

    それでも「藤田菜七子×レッジャードロ」に続き、このチャンスを見事にモノにしたのだから勝負強さが出てきたとも言えそうだ。



    デビュー6年目の藤田菜七子の実力

    …とはいえ藤田菜七子の同期6人のうち、坂井瑠星騎手は今や全国リーディングの矢作厩舎の主戦として成長し、JRA重賞も5勝している。

    それに対し、藤田菜七子騎手は1勝。
    同期の中では2番手くらいの位置付けではあるが、藤田菜七子も既にデビュー6年目だ。

    後輩にあたる横山武史騎手がデビュー4年目で関東リーディングに輝き、先週の日経新春杯G2でもデビュー3年目の団野大成騎手が勝利したことを考えると、いささか物足りない感じもする。



    藤田菜七子のエージェントの久光匡治

    …ただ先週の騎乗数を見ても土曜は中京で5鞍、日曜は小倉で6鞍と、騎乗数を確保できているのは良い傾向だ

    当然「藤田菜七子を起用する魅力」と言える減量が利くレース中心の騎乗となるのだが、徐々に減量が利用できない特別戦やハンデ重賞でもお呼びがかかってきているようだ。

    その前の週の3日間開催では2場開催で騎乗数確保が難しいと思われる中、3日間とも各日7鞍の騎乗数を確保しているのは、エージェント久光匡治の頑張り数を確保できていることも確かだろう。



    レッジャードロとのコンビ続行なるか?

    願わくばもう少し馬質が上がってきて欲しいところではあるが、今年は早くも先週紹介したドゥラメンテ産駒レッジャードロが現れた。

    ノーザンファームからポスト・キングカメハメハと、多大な期待をかけられているドゥラメンテ産駒だが、同期で種牡馬入りしたモーリスにノーザンファーム陣営は頭を抱えていることだろう。

    そして、そのモーリス産駒もドゥラメンテよりはまだましという程度で、他の種牡馬よりもいい繁殖牝馬を得ている割にはこの2種牡馬の産駒の成績はかなりの期待外れとなっている。
    個人的には今後も大物の出現は期待できそうもない。と思っている。

    ただ、一縷の望みは前出レッジャードロだ。
    (父)ドゥラメンテは現役時代はかなり激しい気性の持ち主だったというが、(子)レッジャードロ先日の走りを見ると、まさにドゥラメンテの激しさを受け継いだと言えそうだ。

    まだまだ底が見えないが、もしかすると?ドゥラメンテ産駒の唯一の奇跡の馬になりそうな気配さえある。

    既に大方の期待馬が出尽くした感のあるドゥラメンテ産駒に、おそらくノーザンファーム陣営は「今年は諦めた」という雰囲気の中突如現れたレッジャードロ。
    所属は非ノーザンファームであるのもいい。
    密かにこの馬の活躍を願っているのは明らかだろう。


    「藤田菜七子とレッジャードロ」のコンビは、今後もあるかはハッキリとは分からないが、正直微妙、五分五分といったところだろう。今調べたところ、今後3歳戦で減量のきくレースは無さそうなので温情でもう1回が5分、乗り替わりが5分と言ったところじゃないだろうか。

    騎手の人生は1頭の名馬との出会いによってガラリと変わることが往々にしてあるから、次のチャンスがもしあれば、結果を出さないわけにはいかないだろう。


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競馬キャンプ無料予想(無料情報)だが、12月3日(日)のチャンピオンズCは正直、2着の⑦ウィルソンテソーロのピックアップは苦しかったと思うが、実績を掘り下げてみるとダートに限って言えば9戦7勝

その7勝は全てある程度先行して勝ちに行ってのもの。
前走のJBCクラシックも勝ちに行ったが最後はバテてしまったのであれば、戦法を変えてくる可能性は考える余地はあった。
実際、差しに回ることを示唆しているコメントも出ていた。

あわせて、今回馬券対象としてピックアップされている②メイショウハリオと前走で0.4秒差であったのであれば、同等の扱いができてよかったのではないか?

中央のG1のメンバーに入って重賞実績が交流重賞しかなかったのであれば、これだけのメンバーに入れば評価を下げざるを得なかったかもしれないが、勝ったレモンポップの評価を下げているように、捻りを加えているのであれば、ここも捻ってもよかったのでは。…と、思う。

競馬キャンプが提供したレース

ただ、勝ったレモンポップと同じ列、つまりはレモンポップを1頭目から外していたのであれば馬券としては成り立たない。

レモンポップが3着以下になれば、馬連の配当は上がるという希望的観測が垣間見える組み合わせであるが、レモンポップを嫌う要素は「距離」と「外枠」だけであったはず。

今年のフェブラリーS・G1を勝った際にも距離不安は囁かれたが、陣営としてもその点は百も承知で、1600mに対応できるように調整し勝ち切った。

今回も、始動戦を1600mの南部杯に選んで2着を持ったままで2秒千切っているなら、既に1800m仕様に馬は造られていたのだ。

臨戦過程は余裕残しの状態で、ノーダメージで勝ち上がったように上々で状態もピークだった。

大型馬でありながら機動力に長けており、絶好のポジションを見つければ、すぐに其処を取れる馬。
今回は走り終わった後で杞憂に終わったが、鞍上の坂井瑠星も距離と枠の不利を考慮しスタート後、直ぐに先手を主張。これは最短距離を通ることによりスタミナの消耗を避けるという騎乗であったが終わってみればゴール後もまだ余裕があった。

誰が1800mは保たないと決めたのか?