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【女性騎手】藤田菜七子について (藤田菜七子、新人を返り討ち?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 藤田菜七子、新人を返り討ち?

    「藤田菜七子、ここにあり」

    前回の「藤田菜七子にとって新潟開幕は、究極の背水の陣」の続きとなるが、先週から一回新潟が開幕した

    前回書いたように、ここで巻き返さないと存在感が薄れる一方の藤田菜七子であったが、得意新潟で新人騎手を封じ込め初日から2勝し「菜七子ここにあり」と見せつけることができた。



    古川奈穂と、藤田菜七子の違いに刮目せよ。

    ここまでで通算5勝、一応は新人騎手リーティング古川奈穂騎手と並んだ形になった。

    古川奈穂騎手と藤田菜七子騎手
     

    ただ、ここで注目したいのは古川奈穂騎手と藤田菜七子騎手では、乗っている馬の「質」が全く違うというところだ。

    ここでも紹介したが、古川奈穂騎手の5勝は全て所属厩舎の矢作厩舎の馬

    さらに言えば初勝利を飾ったバスラットレオンは先日のNZT・G2を藤岡佑介騎乗で逃げてぶっちぎった馬だ。

    去年の最強・全国リーディング厩舎が、古川奈穂騎手に勝てそうな馬をどんどん回しているのに対し、藤田菜七子騎手に回ってくる馬は、古川奈穂騎手が乗っているような「誰が乗っても勝てる」という馬ではないのだ。

    それと藤田菜七子騎手の5勝は全て関東馬によるもので、ここでも馬の質が違うことが推測できる。

    しかも負担重量は新人よりも重いとなれば苦戦を強いられるのは明らかで、その中で2勝を挙げたのは藤田菜七子の「意地」とも言えるだろう。



    G1騎乗を果たし、新潟女王の座を取り戻せるか?

    日曜(4/11中山6R)は中山に移動した。
    藤田菜七子としては、本来なら新潟に残りたかっただろうが、お手馬であるレッジャードロ中山の自己条件に出走するということで、ある意味この馬のために中山へ出向いたのだ。

    ただ、ここでは10頭立ての9着に敗退してしまう。
    今回は珍しく出遅れなかったのだが中団キープからアッサリ失速。
    それにしてもドゥラメンテ産駒は牡馬でも牝馬でも気性が非常に難しく、このために期待に応えられない馬がかなりいるのが現状。
    これでオークスへの出走はかなり厳しくなった

    オークス出走への権利取りチャンスはあと1回と言えるだろう。
    自己条件を勝って2勝目を挙げるか、トライアルを使って権利を取るか?

    選択肢は、
    オークストライアルであるフローラS・G2を使うか?
    もうひとつのトライアル、スイートピーSを使うか?
    スイートピーSの同日に行われる自己条件を勝つか?
    いずれにせよ東京に戻らなければならない。

    そして、このレッジャードロために得意の新潟を離れるのはあまり得策ではないといえるが、それでも「クラシックに騎乗すること」は他のレースに騎乗することとは全く違う意味がある。

    先日のコラムでも書いたように、今年の春の新潟開催は福島競馬場が先の地震のため使用不能となり、新潟競馬場が代替開催として7週間のロングラン開催となった。(藤田菜七子としてはこれはチャンスだ)

    G1騎乗を果たし、尚且つ得意新潟をフルに活かして再度新潟女王の座を取り戻したいところだろう。


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2024/04/21(日)
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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。