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【女性騎手】藤田菜七子について (藤田菜七子騎手、2度目のGⅠ騎乗決定!) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 藤田菜七子騎手、高松宮記念で2度目のGⅠ騎乗決定!

  2. 先日の「フェブラリーSの競馬コラム」で書いたが、女性騎手としては初となるGⅠ騎乗を記録した藤田菜七子騎手だが、フェブラリーSでの馬券の売り上げは、前年比117.2%(約22億円アップ)となり、13年ぶりに150億円を突破したともなれば、今JRAも馬主も揃って藤田菜七子騎手を客寄せパンダに使わない手はなく、「当然」のように早くも2度目の騎乗が実現する見通しとなった。

    騎乗するのは2014年の高松宮記念で2着、同年のスプリンターズSを勝っているスノードラゴンだ。(美浦・高木登厩舎・牡11歳)


    「スノードラゴン」は2014年にGⅠ馬となって以降は勝利こそなかったものの、2017年くらいまではずっと僅差の競馬を続けられていた馬で、ただ、現役を続けるにつれ獲得賞金が増えていったため、GⅠ未勝利馬と同じ、重賞競争に出走する際には酷量(ハンデ)である斤量59kgを背負わされるようになってしまい、厳しい戦いが続くようになってしまった。

    それでも昨年、門別で行われた北海道SCでも59kgを背負いながらも3着している。
    齢も11歳となって、極端に力が衰えた感はなかったが、馬主岡田牧雄氏(マイネル軍団の総帥岡田繁幸氏の実弟)の意向で「ご苦労様」という意味を含め、今度の高松宮記念GⅠを花道に引退が既定路線となったようだ。


    …そして、その「花道」にさらに「花」を添えよう。…と、岡田氏が考えたのが藤田菜七子起用だ。
    藤田菜七子機種の存在は、今のJRAにとって、競馬業界にとって、たった一輪の花だからどれほど重宝されるものか。
    藤田菜七子騎手が2019高松宮記念で2度目のGⅠ騎乗決定した 


    馬主の岡田氏にしても「追込み馬であるこの馬向きの展開になれば、馬券ムリでも掲示板くらいは期待できる」というのがおそらく本音じゃないだろうか。
    つまりはこの「スノードラゴン」が賞金を獲ることに対しては大きく期待しておらず、ならば馬主の岡田牧雄氏が個人的に功労馬に相応しい引退の花道をどうしようかと考えた時に、フェブラリーSの盛り上がりを目の当たりにした岡田氏は最後に愛馬スノードラゴンをたくさんのファンに応援してほしいがために藤田菜七子を起用したんじゃないか、と思った。
    その方がストーリーが良いし、「注目」されるからな

    ただ、馬を送り出す馬主の心境がそうであったとしても、一頭でも抜かしてゴールさせたいのが厩舎の心境であり、誰もがこの「出来過ぎなシナリオ」の「添え物」として今流行りの女性ジョッキーと見ているのなら、一つでも上の着順を目指して競馬に臨むのが騎乗する藤田菜七子の心境だろう。


    馬主の考えは「引退の花道」かもしれないが、厩舎と騎手は「ガチ」で挑むことになりそうなのが今度の高松宮記念だ。



    また、スノードラゴンは齢11歳だが、個人的な見解だと馬体的にもそこまで痛んでいる感はなく、状態が良く勝ちに行く競馬をせずに自分の競馬に徹すれば全然掲示板(5着以内)くらいはありえる馬で、そして脚質的にも小細工の必要がない馬なので、無欲の競馬であっと驚く馬券圏内があっても、また驚けない。

    まして雨が降り泥田の馬場にでもなったのであれば…もしかして、もしかするかもしれない??

    ただ、最後に一言。
    先日の「フェブラリーSの競馬コラム」にも書いたコパノキッキングは勝っても誰も驚かない実績を持っての出走だったが、今回のスノードラゴンが勝ち負けに加われる可能性は奇跡に近いんじゃないかな(もちろん応援馬券での単勝は売れるかもしれないが)


    馬主にしてみれば良かれと思っての起用かもしれないが、今回に限ればどうしても先日の「フェブラリーS」の大成功の後なだけに「客寄せパンダ」的な側面がどうしても窺えてしまう。

    これも競馬という要素の一つだと行ってしまえばそれまでの話だが、レースが終わってみて勝てなかったにせよ「藤田菜七子頑張ったな」「高木登厩舎もよく仕上げたな」というレースを期待したいね。


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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。