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競馬の楽しみ方~セレクトセール (セレクトセール2016) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

セレクトセール」とは、日本競走馬協会が主催する、日本最大の競馬、競走馬のセリ市だ。

この日本競走馬協会は、社台グループが中心となって設立されたので、社台グループの牧場から毎年多くの競走馬が上場されており、高額落札馬の大半が社台グループ生産馬となっているため「社台のセリ市」とも言われている。セレクトセールの様子は毎年グリーンチャンネルで生中継されているので、興味がある人は来年からでもみるといい。

…と、そんな「セレクトセール2016」だが、今年は、2016年 7月11日から12日まで2日間にわたって開催され、2016年のセレクトセールは、過去最高の149億4210万円という売上を達成して幕を閉じた。

今年のセレクトセールでもっともお金を使ったのは、既報通り「サトノ」でお馴染みの里見治氏。
パチンコ・パチスロ機の開発・販売を行い、業界大手の一角に成長させた、あの「セガサミーの会長」として今や競馬界で最も勢いのある馬主さんだ。
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↑里見治氏の画像:「サンスポ 競馬予想王」より引用させて頂きました。

里見氏は2日間で8頭のディープ産駒を含む13頭を購入し、合計13億 2700万円のお買い上げとなった。

里見氏が初日に狙っていたのは「イルーシヴウェーヴ16」(牡)で、ディープインパクト産駒の当歳馬としては史上最高額となる2億8000万円で落札。アイルランドを拠点にする世界的なクールモアグループとの競り合いを鮮やかに制したのだ。

そして、注目されたのは今年のダービー2着馬サトノダイヤモンドの全弟「マルペンサ16」(牡)、トーセン冠号でおなじみの島川氏が果敢に競りかけ、引くに引けなくなった里見氏は 再び2億8000万円で落札。
里見氏は「今年のダービーで悔しい思いをしたのでなんとか競り落としたいと思ってました。いい馬が買えたので満足度は100%。金額はちょっと行き過ぎだけど」と苦笑いとの事。

しかし、「今年のダービーで悔しい思いをした」という理由での爆買い、次元が違う。


ちなみに里見氏は昨年のセレクトセールでも7億6300万円を使っており、今やセレクトセールにとってなくてはならない馬主の一人だ。
またセレクトセール以外でも庭先取引(セールを経由せずに牧場との直接交渉での取引)で馬を購入しており、その金額は年間20億円に達するのではないかといわれているようだ。…こんな大金をかけて庭先取引できるのは、長けた目利きができなければとてもできることではない。

そんな最強の目利き里見氏の馬選びディープインパクトの調教師だった池江泰郎氏が行っていて、里見氏と池江氏は契約関係にあり、月額100万円の報酬をもらっているという噂も聞いたことがある。…そんなもんじゃないかな?いずれも都市伝説レベルですけどw



ディープインパクトといえば「神オーナー」の金子正人オーナーも今年はかなりの投資をした。
ディープインパクト」や「キングカメハメハ」など、伝説の名馬を自ら所有していた馬など総額8億3700万円は、一般人の感覚とはケタ外れなレベル。秋には愛馬マカヒキが凱旋門賞2016に挑戦するなど、まさに日本競馬を牽引する馬主と言えるだろう。

今年のセレクトセールでは、里見氏よりも投資額は少なかった金子氏だが、金子氏の場合は自身が所有権の何割かを有する繁殖牝馬を庭先でも購入出来るので案外こんなものになるのだろう。
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↑金子真人氏の画像:「競馬ニュースTV」より引用させて頂きました。



逆にかつて栄華を誇りながら、今はちょっとかつての豪快さが失われたとも言われているのが、アドマイヤでお馴染み近藤利一氏。

…2007年には総額13億円以上をセレクトセールで使ったこともあるが、今年は6頭で2億9300万円。…それでも平民には理解しがたいお買い物金額なんですがw
今回、近藤利一氏が購入したのはジャスタウェイの初年度産駒。この日8頭目の同産駒としてアドマイヤテレサの2016が登場すると、活発に競り合いが続いたが、一歩も譲らず落札。「たまには意地を見せんとな」と1億4000万円で決めると満足げに会場を後にしたそうだ。
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↑近藤利一氏の画像:「サンスポ 競馬予想王」より引用させて頂きました。


近藤利一氏には今年のセレクトセールに熱い想いがあった。
2014年のオーストラリアG1・コーフィールドCを日本馬として初制覇したアドマイヤラクティ(父ハーツクライ)の半弟で、その兄は続くメルボルンCのレース後に急死し。「ラクティの弔いや。死んだ馬がかわいそうやん。親としての責任感がある」と遠くを見ながら言葉を続け、「牧場で見た時から、この馬だけは手放せないと思っていた。そうじゃないと調教師に申し訳ないし、これが思いやりじゃないかな」。兄同様に栗東・梅田厩舎へ預託予定だそうです。
…泣ける!!こういうドラマが応援したくなるんだよな。


さらにジャスタウェイのオーナーで脚本家の大和屋暁氏はジャスタウェイ産駒を4700万円で購入、大魔神こと佐々木主浩氏も2500万円でキングカメハメハ産駒を購入と著名人も話題を提供しました。


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2024/04/27

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今回検証するうまスピンの無料予想(無料情報)は、2024/04/27の京都7Rで提供された買い目である。

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▲ うまスピンの無料予想(2024/04/27)

結果:2-4-5

勝ち馬サルサディーヴァは休みを挟んで、未勝利を勝ったダート中距離に戻して成績が上向いてきたのは、馬の体調が上がってきていたことの証だ。
現に前走でこのクラス2着。
引き続き牝馬限定戦で、頭数も一気に減っていた。

好走条件は、陣営のコメントにもあったように「砂を被らないこと」で、前走は逃げの手に出て結果が出ていた。
今回もこの頭数なら、そこまで揉まれる心配がないことは予見できたはず。
叩き2戦目で、さらにという臨戦であった。

2着タガノエリザベスは、長期の骨折休養明けを嫌ったのかもしれないが、調教本数は十分に足りていて時計もしっかり出ていた。
元々は、未勝利を3戦目で突破した馬。
この時は16頭立てであったが1番人気。
前走、前々走は見せ場がなかったが、それでも3、4番人気に推されていたのなら、つまりは元々素質が高かった馬なのだ。
ここを見落としていたのは残念。

うまスピンの推奨馬ディクレアブルームは、ダート短距離でいいところがなかったため、距離延長で新味を求めてここに入れてきたのだが、変わり身期待は全くの希望的観測。
これが吉と出れば「結果オーライ」であったかもしれないが、変わり身があるという根拠は乏しいどころか無かった。

うまスピンが提供したレース

他に推奨されていた馬も、根拠に乏しい馬ばかり。
これくらいの頭数ならじっくり精査すれば、なんてことはなかった馬券だ。
考察が足りないとしかいえない。



2024/04/28

トクスルという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証するトクスルの無料予想(無料情報)は、2024/04/28の京都11Rで提供された買い目である。

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▲ トクスルの無料予想(2024/04/28)

結果:5-6-14

トクスル無料予想(無料情報)だが、馬券になった馬は、全て阪神大賞典経由の馬であった。
1番人気のテーオーロイヤルを推奨するのは誰にでもできる

ここから紐解いていけば、なんとかなっていい馬券ではなかったか?

トクスルが提供したレース


実際2着ブローザホーンは、勝ち馬テーオーロイヤルに離されていたとはいえ3着。
3着ディープボンドは3年連続で阪神大賞典をステップレースにして本番で2着していた。

これは結果論になってしまうかもしれないが、阪神大賞典組上位とみていれば組み立ても変わってよかったと思える。

では、何故ここまで崩れてしまったかといえば、ドゥレッツァを本命にしたことで組み立ての方向性が崩れたと見受けられる。

確かに前年の菊花賞馬で前走も金鯱賞で59kgを背負い2着。
一見瑕疵はないように見えるが、菊花賞は前を行くドゥレッツァをかわいがり過ぎてルメールマジックが嵌ってのもの。
タスティエーラも前走の大阪杯で、あの弱メンに見せ場なく完敗ならダービー馬の称号も霞み始めていた。
そもそもこの世代のクラシック勝ち馬レベルが低いとは散々言われていた。
実際に馬券になった馬で4歳馬は一頭もいない。

前年の菊花賞組重視は天皇賞(春)攻略においてセオリーではあるが、その菊花賞組は昨年末の有馬記念や年明けの始動戦で悉く古馬勢に敗れていたのであれば、この点に気付けてもよかったのではないか?

この時期世代間比較が出来るというのは、なかなか難しいことであるのは承知しているが、もう少しこの要素を予想に盛り込んでいればという結果であった。