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競馬の楽しみ方~セレクトセール (先週のセレクトセール) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

暑いー。
今回は先週行われた「セレクトセール」について書こうと思う。

2017年のセレクトセールは、冠号アドマイヤで有名な近藤利一氏が「イルーシヴウェーヴの2017(牡)」をセレクトセール史上2番目の高値となる5億8000万円で落札した際に、「5億円か6億円くらいと思っていたが、興奮して金額が分からなくなった」という名言を残して幕を閉じた。

2018年のセレクトセールは、ダノンの冠号でおなじみの(株)ダノックスが、キングスローズの2017(牡1歳、父ディープインパクト)の2億5000万円で落札したのが、2018年の最高値となった。


2018年のセレクトセールでは、最高落札価格は昨年度の半分にも満たない金額となったが、全体の売り上げ昨年を上回るもので、1頭当たりの平均価格も1歳では初の4000万円台となる4585万円(昨年は約3997万円)に到達したそうだから、かなり上がっている。
また、1億円以上の落札額となったのは、1歳が23頭、当歳が16頭の合計39頭と、これも過去最高だった昨年の32頭を上回った。


売り上げ全体を伸ばせた「きっかけ」は、毎年恒例である1日目のセリ開始前に行なわれる、この1年間で「GIを勝利したセレクトセール出身馬」への表彰が、今年は7頭にも上ったこともあるんだろう。

7頭のGI勝ち馬の父の内訳は、ハーツクライ(スワーヴリチャード、ヨシダ)、ディープインパクト(トーセンスターダム)、ステイゴールド(レインボーライン)、ハービンジャー(ディアドラ)、オルフェーヴル(エポカドーロ)、キングカメハメハ(ミッキーロケット)と多岐にわたっていた。

つまり、ディープインパクト産駒以外でもこのセレクトセールに「大当たり」が多く含まれていることがここで意識づけされたのかもしれない。


そして「意識づけ」は表彰に続いて登場した、最初の上場馬であるサマーハの2017(牡1歳、父ハーツクライ)ですぐに形となって現れた。

なんと、この落札額は1億3500万円。
確かに血統的にも、半兄のシャケトラ(牡5歳、父マンジャッタンカフェ)が昨年の日経賞を勝つなど活躍しているため、相応の価格がつくことは予想できたし、さらに、セール開始後の最初の上場馬は「縁起物」と呼ばれており、ご祝儀価格のような値段がつくことは珍しくはないのだが、億を超えるのはセレクトセールの21年の歴史で初めてのことだったのだとか。


これに引きずられてかどうかは定かではないが、「億超え」の定番であったディープインパクト産駒に、従来のような爆発的な評価が集まらなかったのも事実で、「億超え」の主力は1歳11頭、当歳5頭のディープインパクト産駒であったのだが、当歳馬は昨年の9頭から減少しているのだ。

ディープインパクト産駒は確かに「当たり」が出やすいが、落札価格が「2億」を超えると簡単には投資額を回収できないのが現状で、実際に今年の春のクラシックではダービーこそワグネリアンが勝ったものの、他のクラシックではディープ産駒に比べて現時点で明らかにお買い得ロードカナロア産駒オルフェーブル産駒が勝ち、ディープ産駒は春のクラシックは一冠に終わりだった。

お金はどれだけかかってもいいから「名誉や称号」が欲しいといった、競りが例年に比べ今年は少なかったのは、この辺りも影響したのかもしれないね。


また昨年、一昨年は将来種牡馬になることも見越してアゼリなどの名牝との配合で生まれたディープ産駒が高値で取引されてたが、既にディープブリランテのようにディープ2世代目の種牡馬も目立ち始めている。

ダービーを勝ったくらいでは種牡馬価値もあまり高まらない傾向にあるため、「ならば」ということで、キングカメハメハやハーツクライなど、ディープに比べればコスパの良い種牡馬の産駒に買いが流れたり、キンカメ2世代目のドゥラメンテ産駒の評判がよかったこともコスパ重視のセレクトセールへと形を変え始めた原因のひとつだったんだろう。


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2024/04/28

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今回検証するトクスルの無料予想(無料情報)は、2024/04/28の京都11Rで提供された買い目である。

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▲ トクスルの無料予想(2024/04/28)

結果:5-6-14

トクスル無料予想(無料情報)だが、馬券になった馬は、全て阪神大賞典経由の馬であった。
1番人気のテーオーロイヤルを推奨するのは誰にでもできる

ここから紐解いていけば、なんとかなっていい馬券ではなかったか?

トクスルが提供したレース


実際2着ブローザホーンは、勝ち馬テーオーロイヤルに離されていたとはいえ3着。
3着ディープボンドは3年連続で阪神大賞典をステップレースにして本番で2着していた。

これは結果論になってしまうかもしれないが、阪神大賞典組上位とみていれば組み立ても変わってよかったと思える。

では、何故ここまで崩れてしまったかといえば、ドゥレッツァを本命にしたことで組み立ての方向性が崩れたと見受けられる。

確かに前年の菊花賞馬で前走も金鯱賞で59kgを背負い2着。
一見瑕疵はないように見えるが、菊花賞は前を行くドゥレッツァをかわいがり過ぎてルメールマジックが嵌ってのもの。
タスティエーラも前走の大阪杯で、あの弱メンに見せ場なく完敗ならダービー馬の称号も霞み始めていた。
そもそもこの世代のクラシック勝ち馬レベルが低いとは散々言われていた。
実際に馬券になった馬で4歳馬は一頭もいない。

前年の菊花賞組重視は天皇賞(春)攻略においてセオリーではあるが、その菊花賞組は昨年末の有馬記念や年明けの始動戦で悉く古馬勢に敗れていたのであれば、この点に気付けてもよかったのではないか?

この時期世代間比較が出来るというのは、なかなか難しいことであるのは承知しているが、もう少しこの要素を予想に盛り込んでいればという結果であった。



2024/04/27

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今回検証するうまスピンの無料予想(無料情報)は、2024/04/27の京都7Rで提供された買い目である。

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▲ うまスピンの無料予想(2024/04/27)

結果:2-4-5

勝ち馬サルサディーヴァは休みを挟んで、未勝利を勝ったダート中距離に戻して成績が上向いてきたのは、馬の体調が上がってきていたことの証だ。
現に前走でこのクラス2着。
引き続き牝馬限定戦で、頭数も一気に減っていた。

好走条件は、陣営のコメントにもあったように「砂を被らないこと」で、前走は逃げの手に出て結果が出ていた。
今回もこの頭数なら、そこまで揉まれる心配がないことは予見できたはず。
叩き2戦目で、さらにという臨戦であった。

2着タガノエリザベスは、長期の骨折休養明けを嫌ったのかもしれないが、調教本数は十分に足りていて時計もしっかり出ていた。
元々は、未勝利を3戦目で突破した馬。
この時は16頭立てであったが1番人気。
前走、前々走は見せ場がなかったが、それでも3、4番人気に推されていたのなら、つまりは元々素質が高かった馬なのだ。
ここを見落としていたのは残念。

うまスピンの推奨馬ディクレアブルームは、ダート短距離でいいところがなかったため、距離延長で新味を求めてここに入れてきたのだが、変わり身期待は全くの希望的観測。
これが吉と出れば「結果オーライ」であったかもしれないが、変わり身があるという根拠は乏しいどころか無かった。

うまスピンが提供したレース

他に推奨されていた馬も、根拠に乏しい馬ばかり。
これくらいの頭数ならじっくり精査すれば、なんてことはなかった馬券だ。
考察が足りないとしかいえない。