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競馬の楽しみ方~ 秋競馬編 (予感が ローズSで的中) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

3日間開催がようやく終わった。

この3日開催で一番印象に残ったレースは「ローズS」。
始まる前から勝ち馬のラビットラン気になっていた馬で、なぜかと言うと、この馬は父Tapitのアメリカ産馬で、今アメリカで一番高い種付け料を誇る馬だからだ。

ソレすなわち、この産駒で走る馬はダートでの出世を期待されるワケ
(日本ではUAEダービーを制したラニが一応の出世頭)。
ダートで期待されたこの「ラビットラン」が中京の芝戦で直線一気をキメた時には「この血統でこれだけ切れるんだ!」と驚いたものだ。


そして、この印象を後押しする事象が今年の小倉2歳Sで起こった。
勝ったのはラビットランの弟アサクサゲンキ

父はストームキャット直子Stormy Atlanticに変わってたが、この馬もアメリカ産の外国馬なので、まずはダートと考えるのが普通だろう。で、この馬も御多分に洩れず使い出しはダートだったのだが、2度使って期待ハズレで勝てず、芝を使ったところ、ぶっちぎって勝ち、返す刀の小倉2歳Sを連勝してしまったのだ。

小倉2歳Sは新馬戦を「ダートでおろした馬」は嫌われる傾向にあるから3番人気だったのだが、今回の姉の激走で、この馬の芝での未来もかなり明るいものとなっただろう。
そして、この兄弟の母のAmeliaという馬がもの凄く芝向きの馬を出すってことも、コレで証明されたハズだ。…母の父がDixeland Bandなら距離も持つはずなので、この兄弟の今後の活躍が大いに注目が集まることだろうな。



月曜に中山競馬場で行われた「セントライト記念」だが、こちらも2勝馬のミッキースワローが、皐月賞馬アルアインを豪快に差し切って重賞勝ち。
この「ミッキースワロー」にも相当驚かされた。


そもそもこのレース、皐月賞馬「アルアイン」以下は「サトノクロニクル」が実績で頭一つ抜け出ていたが、あとはその他大勢というメンバー構成で、最終的にはミッキースワローが2番人気になってたことにも驚かされたな。
人気になる要素は色々あるが、今回に限っては厩舎を中心とした関係者が相当に自信があったということだろ。
皐月賞馬を負かせる自信だ。
結果的に一般のメディアに対して相当「吹いた」ことが予想される。
そうでなければ一介の2勝馬がここまで人気になる理由は見当たらない。



今回のこの「ミッキースワロー」の勝利で考えさせられたのは「厩舎力」。

私の持論か、以前誰かが言ってたことが持論と勘違いしてるのか覚えてないが、「G1馬を排出することが出来た厩舎は、例えそれが偶然であってもG1仕上げを体験できるため厩舎力が上がる」ってのがある。

菊沢厩舎」はこの春アエロリットでNHKマイルを勝っており、この時に「G1仕上げ」を体験できたんだと思う。
「G1仕上げ」を体験することは様々な場面で良い波及効果をもたらし、G1ならこれくらいの仕上げ、ならば今回のG2ならこれくらいでいーだろーという、そんな匙加減(余裕もった調整)ができるようになると思うのだ。



また、今回の「ミッキースワロー」の勝利でもう一つ考えさせられたことは、前にもコラムで書いたことのある、なかなか終息の気配を見せないエージェント制廃止問題だ。

この「エージェント制廃止問題」は、東西でかなり温度差があり、関東では「廃止論が強い」ようだが、関西では「このままでええやん」という雰囲気で、そんな中、いち早くエージェントとの契約を解消したのがミッキースワローを勝たせた横山典騎手だ。

おそらく発想の転換だと思うんだけど「行動で示せば馬は集まる」という考えだったんではないだろーか。
横山典騎手だからこそスグにできたエージェントとの契約解消だと思うし、この決意がこの春の一連の成績に繋がっているのではないか。ってのが、私の個人的な見解だ。
ローズSカワキタエンカも「権利をとる競馬をしてくれ」と頼まれれば「結果を出す男」が横山典騎手。

ミッキスワローも元騎手で義弟の菊沢調教師と手を取り合って作り上げた馬で、同厩舎のアエロリットもおそらくそーなんだろーな。


エージェント制に胡坐をかくことを止めて、「全ては自己責任」という原点に立ち返った横山典騎手は既にベテランの域に入っており、ここでまた人間的に一皮向けたのかもしれないね。

そーいえば最近「ノリポツン」は見かけなったね(笑)
G1が目白押しの今後の秋競馬、台風の目はこの男だろ。


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2024/04/27

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▲ うまスピンの無料予想(2024/04/27)

結果:2-4-5

勝ち馬サルサディーヴァは休みを挟んで、未勝利を勝ったダート中距離に戻して成績が上向いてきたのは、馬の体調が上がってきていたことの証だ。
現に前走でこのクラス2着。
引き続き牝馬限定戦で、頭数も一気に減っていた。

好走条件は、陣営のコメントにもあったように「砂を被らないこと」で、前走は逃げの手に出て結果が出ていた。
今回もこの頭数なら、そこまで揉まれる心配がないことは予見できたはず。
叩き2戦目で、さらにという臨戦であった。

2着タガノエリザベスは、長期の骨折休養明けを嫌ったのかもしれないが、調教本数は十分に足りていて時計もしっかり出ていた。
元々は、未勝利を3戦目で突破した馬。
この時は16頭立てであったが1番人気。
前走、前々走は見せ場がなかったが、それでも3、4番人気に推されていたのなら、つまりは元々素質が高かった馬なのだ。
ここを見落としていたのは残念。

うまスピンの推奨馬ディクレアブルームは、ダート短距離でいいところがなかったため、距離延長で新味を求めてここに入れてきたのだが、変わり身期待は全くの希望的観測。
これが吉と出れば「結果オーライ」であったかもしれないが、変わり身があるという根拠は乏しいどころか無かった。

うまスピンが提供したレース

他に推奨されていた馬も、根拠に乏しい馬ばかり。
これくらいの頭数ならじっくり精査すれば、なんてことはなかった馬券だ。
考察が足りないとしかいえない。



2024/04/28

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▲ トクスルの無料予想(2024/04/28)

結果:5-6-14

トクスル無料予想(無料情報)だが、馬券になった馬は、全て阪神大賞典経由の馬であった。
1番人気のテーオーロイヤルを推奨するのは誰にでもできる

ここから紐解いていけば、なんとかなっていい馬券ではなかったか?

トクスルが提供したレース


実際2着ブローザホーンは、勝ち馬テーオーロイヤルに離されていたとはいえ3着。
3着ディープボンドは3年連続で阪神大賞典をステップレースにして本番で2着していた。

これは結果論になってしまうかもしれないが、阪神大賞典組上位とみていれば組み立ても変わってよかったと思える。

では、何故ここまで崩れてしまったかといえば、ドゥレッツァを本命にしたことで組み立ての方向性が崩れたと見受けられる。

確かに前年の菊花賞馬で前走も金鯱賞で59kgを背負い2着。
一見瑕疵はないように見えるが、菊花賞は前を行くドゥレッツァをかわいがり過ぎてルメールマジックが嵌ってのもの。
タスティエーラも前走の大阪杯で、あの弱メンに見せ場なく完敗ならダービー馬の称号も霞み始めていた。
そもそもこの世代のクラシック勝ち馬レベルが低いとは散々言われていた。
実際に馬券になった馬で4歳馬は一頭もいない。

前年の菊花賞組重視は天皇賞(春)攻略においてセオリーではあるが、その菊花賞組は昨年末の有馬記念や年明けの始動戦で悉く古馬勢に敗れていたのであれば、この点に気付けてもよかったのではないか?

この時期世代間比較が出来るというのは、なかなか難しいことであるのは承知しているが、もう少しこの要素を予想に盛り込んでいればという結果であった。