最終更新日:2024年05月19日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:116,010

競馬の楽しみ方~エージェント編 (昨今エージェント事情) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

クラシックシーズンも間近に迫り、続々とトライアルが終わり、やっと勢力図が出来上がってきた。

駆け込みで権利を取る素質馬もチラホラ出ており、なかなか盛り上がっているのではないかと思うところだが、その反面、チューリップ賞ソウルスターリングのように「やっぱり強かった」と再認識させられる馬もやはりいる。


さて、今回は昨年末から変化のあったエージェントの事情について考う。

三年目を迎えたデム、ルメ、コンビ(ミルコ・デムーロクリストフ・ルメール)だが、昨年はルメールがあと一歩のところでリーディングを取れそうだったが、残念ながら戸崎に僅差で敗れ、丁度そのさなか、デムーロがエージェントを変えたという事件があった。


デム、ルメはそれまで競馬日本の豊沢氏が担当していたんだが、昨年末にデムーロが理由は定かではないけど、豊沢氏とのコンビを解消し、関西競馬ブックの「井上氏」との新コンビとなったのだ。


デムーロとルメールは仲が良いことで知られており、所謂「盟友」、リーディングがなかったデムーロが自分とかち合うことでルメールがリーディングを取れないのは本意ではないという気持ちが働いたのかもしれない。

新エージェントとなった井上氏は、同じ関西競馬ブックの小原氏と並びエージェントの草分け的存在で、現役当時のアンカツを担当していた人物だ。

ただ、この方は、TMのキャリアでいえば中堅からベテランの域に移行しつつある方で、アンカツを担当していた時期は、アンカツの性格が乗り移ったかどうかはわからないけど、所謂「山っ気」がない人だった。

アンカツ引退後は川田(川田将雅)を一人で見ていたのだが、昨年末から川田、デムーロという布陣になったのだ。
そうなると、なかなか使い分けが難しく、中山記念の週は西に川田のシュウジ、東にデムーロのネオリアリズムとなったのが、ネオのほうは結果的に間違えて勝ってしまったが、当時デムーロは全く色気がなかったそうだ。東西で何頭かのオファーがありながら
どうせユウガ(シュウジ)とルメール(アンビシャス)が勝つんだからどれでもいいよ・・・と、京都記念を勝たせたサトノクランとの堀厩舎ラインを重んじてネオリアリズムを選択したという裏話もあった。


先週も川田は弥生賞に角居厩舎の良血グローブシアター、デムーロは関西でオープン特別の大阪城Sのアストラエンブレムに騎乗し、結果デムーロは勝ったが、川田は惨敗となった。


三年目になって、それなりに評価が固まってきたデム、ルメだが、デムーロはちょっと鼻が高いというか、勝負になりそうもない馬での騎乗の際には乗り方が雑、方やルメールは常に丁寧というのがもっぱらの評判だ。

「せっかくデムーロに頼んだのにあの乗り方は」…という、厩舎関係者の声も多かったなら豊沢氏も頭が痛かったことだろう。
…ただ、勝ち負けになる馬に乗せたときのデムーロの集中力は逆に評価が高い。
さらにはG1で伸るか反るかの騎乗をした際に弾けさせるのも、デムーロの魅力だ。

逆にルメールは博打は打たないタイプの堅実騎乗。
どういう結果が欲しいかとなった際に、どちらを使うかという選択を厩舎関係者はしているようだ。


かといって、デムーロがダメなわけではなく、実際結果も残しているわけで、これはもうキャラというしかないだろう。中山記念がいい例だと思う。
ルメール騎乗のアンビシャスは「次が本番」という乗り方であり、実際仕 上げもそういう仕上げ、つまりセットでルメールだったんだけど、ネオリアリズムに連続騎乗する可能性なんてデムーロは全く考えていなかったはず。


より日本人らしくなってきているのがルメールで、日本語は上手くなってきているけれど本質はあまり変わっていないのがデムーロだろう。

こういう見方をすることで馬券作戦に役立つかもしれないので、ぜひご参考にw


最後に今週の豆知識。

Q.障害の馬は、どうやって障害を飛ぶか?

A.目の前に障害があるから勝手に飛ぶ。騎手は特に何もしません。(某元障害騎手が教えてくれました)


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2024/05/11

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今回検証する「えぶり」の無料予想(無料情報)は、2024/05/11の東京7Rで提供された買い目である。


えぶりという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ えぶりの無料予想(2024/05/11)

結果:1-8(不的中)

「えぶり」が軸馬に推奨した12番マンマリアーレは8着。

これまでの成績を振り返ってみると新馬戦から4戦は芝を使われ、そこそこは走れていたが詰め切れずの競馬が続いていたため中山ダート1800mを試したところようやく勝利。

ゴールドシップ産駒ということでその後クラシックに乗せようと芝に戻すも、未勝利時代と同じような感じの走りで詰め切れず。

オークストライアルで敗れたことで芝に見切りをつけ、ダートに戻して2勝目を狙うも5戦して勝ち切れず。


中山ダート1800mで未勝利を勝ち上がり、その後も勝ち切れないながらも3着以下なしという成績ならば、すぐにチャンスが来そうに見えたかもしれないが、対して東京コースを避けるかの如く一度も使われていないのには、陣営的には走りが合わないという認識があったのであろう。


その証拠に今回は初めてブリンカーを付けてきている。つまりは何かを変えないと左回りを上手くこなせないという考えの表れだったのだ。

それほどまでに左回りに苦手意識があったのだろう。当然、調教でも左回りを何度も試していたはずだ。

そこで導き出された策がブリンカー装着なのだ。

馬によっては右も左も関係なく走れる馬はいるが、逆にどちらかを狙ってローテーションを組む馬も多数いる。


左回りコースは東京を筆頭に中京、新潟と直線が長いコースが多い。対して右回りは、中山コースに代表されるようにコーナーがきついコースが多い。

つまりは、バックストレッチや直線が長い左回りコースは、しっかりと折り合いがつけられないと走り切れないのだ。

そしてマンマリアーレは、中山コースを主戦場としてきたのならば折り合いに難がある馬だったのである。


えぶりが提供したレース

故のブリンカー装着。

ブリンカーを装着すれば、全ての馬が集中力が増すという足し算的な効果を期待できるものではなく、馬によっては視界が遮られることに戸惑い本来の走りができないことも普通にある。

今回はそれがモロに出た感があった。


左回りがほぼ未知数の馬を軸馬に据えるという発想は、ある意味一発狙いで今回は裏目に出た


結果論になってしまうが、例えば2着となったアルヴィエンヌは前走で東京ダート1600mを使い6着とそこそこの競馬をしている。

叩き3戦目でルメールを配してきたのであれば、こちらの方が狙いやすかったのではなかろうか?

コース適性をもう少し考えれば、組み立てのアプローチも変わってきたというレースであった。




2024/05/11

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
マイナス−12万 3300円」といった収支結果も出ている。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているので、競馬検証.comでも久々に2週続けて検証することにした。

今回が流石に最後になると思うが、今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/11の新潟7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/11)

券種:馬単ボックス
券種:馬連ボックス
結果:5-8(不的中)

馬単馬連ともに不的中となった理由は、2着馬8番ルーチェロッサが入っていなかったことに尽きるが、何故この馬を入れなかったのか?

前走の福島戦は、6着とはいえ0.4秒差。
休み明けを一度使って良くなってきていたのは明らかで、加えて長丁場の競馬で集中力を切らさず最後まで踏ん張ったのも好材料だった

さらには今回は、減量騎手起用で一気の斤量3kg減小林勝太騎手
小林騎手はこの新潟開催フル参戦で4勝を挙げており、馬場のどこを通れば有利かというところも把握できていて、かなり乗れていた騎手

この2つの強調材料がありながら何故だ?

マイルスが提供したレース

対して、馬券に組み込まれていた7番キングリスティアは8歳の騙馬。
デビュー4戦目以降は全てダートを使われていた。
直近の成績も14着(最下位)、6着、11着(ブービー)。

斤量の恩恵もないに等しい馬。
芝変わりに一縷の望みをと考えたのかもしれないが、悲しいくらいに希望的観測で案の定8頭立ての7着。

この選択は、「どうかしている」としかいえない

ローカル開催は、若手の減量騎手狙いが鉄則だ。
新潟開催からのレース提供に全くそぐわないアプローチで、これでは「どうしようもない」。

どう過大評価をしても「マイルス」がこうはならないだろう