競馬コラム~騎手編 (藤田七菜子の最近は?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
というのも、最初の数ヶ月はどの新人が「乗れる」新人かどうかは実際乗せてみないと分からないので、「ならば」ってコトで、藤田七菜子を重用し競馬界を盛り上げようというムードが当初はあったんだけど、やはり競馬は個人が金払って馬に乗ってるわけじゃないからね。ここにきてデビュー直後に比べれば藤田七菜子の騎乗機会はかなり減ってきてるのがリアルなとこだ。
その理由としては、今年デビューの見習い騎手のレベルが高い事にあるといえるだろう。
西の筆頭が 南関東大井競馬所属の坂井英光を父にもつ坂井瑠星(サカイリュウセイ)で、既になんと17勝。
画像:南関魂 高橋華代子の南関東競馬ブログより引用
所属が昨年の関西リーディング常連の矢作厩舎という事もあり、馬の質が高いって事も確かにあるけど、矢作師も「いくら大井と縁のある俺でも下手とわかっていれば取っていなかった」と、坂井英光にコメントしているようにその評価は高い。
坂井英光のことは厩舎でも重用されてて、今年の5月に自厩舎のイクラトロ(ふざけた名前だよなーw)に騎乗し勝たせているけどその際には矢作師から「勝ち切るイメージで乗ってこい」と指示され、実際勝っているんだから、その腕も確かなものってことなんだろう。
そうなると3kg減は大いなる魅力で、騎乗回数は2016年8月時点で藤田菜々子159回に対して坂井瑠星は157回、それでいて同じ3kg減の藤田菜々子の五倍の勝ち星ならどちらを乗せるかは誰が見ても明らかなものだろう。…可愛くっても悪いが指名できないのよ…(*´з`)
…これに負けていないのが東の筆頭の木幡ブラザースの木幡巧也(コワタタクヤ)。
画像:MASAに来いブログより引用
この家族は父初広、兄初也、そして巧也と読みにくい事この上ない(コワタも珍しい苗字だし)木幡ファミリーで、そんな木幡巧也も既に21勝を挙げており、同じ関東なら普通なら巧也を乗せざるを得ないって有望な見習いジョッキーだ。
…また、弟の活躍に奮起して兄 木幡初也も9勝しており、木幡ブラザースのワンツーもしばしば見受けられるほどとなっている。
さらには見習い騎手斤量の「恩恵ルール」が2016年から改正され、今までは、斤量の恩恵を受けられる期間がデビューから3年と定められてたんだけど、今年2016年から5年に延長された事によって「一旦減量が取れて利用価値の下がった騎手が減量復活」となり、デビュー4年目、5年目の岩崎翼などに再度騎乗が集まり始めている。
そして、所属厩舎の根本厩舎で一年先輩に当たる野中悠太郎が先日の新潟競馬において一日3勝の固め打ちを成し遂げるなど、ここにきて藤田菜々子には厳しい逆風が吹きまくっているのが現状だ。
騎乗機会が与えられ続けるライバル達はこれからも斤量の恩恵が続く限りは重用され続けるだろう。
この現状を打破するには、もう可愛いってだけの「人気」には頼れないので、地力で打破するしかないだろう。やっぱ、藤田菜々子が乗ると競馬場も明るくなって言うか、皆期待してると思うから頑張ってほしいなぁー!
ただ、そうは言ってもまだまだデビューしてようやく半年が過ぎたばかりの藤田菜々子に大きな期待を寄せるのは酷というものかな。
これからも藤田菜々子を暖かく見守っていきましょうw
関連コラム
- 相次ぐジョッキーの不祥事と、問われるモラル (2024/08/15)
- 武豊騎手、函館リーディング獲得ならずも見事なパフォーマンスを披露 (2024/07/17)
- 戸崎圭太騎手、悲願のダービージョッキーへ10度目の挑戦 (2024/05/23)
- 落馬は死と隣り合わせ。ジョッキーという職業の過酷さを改めて知る (2024/04/18)
- 藤岡佑介ジョッキーが今年はひと味違う? (2024/03/28)
- 出稼ぎ外人ジョッキー達の続報 (2024/02/22)
- 情けない来日ジョッキーたちの戦績? (2024/01/11)
- 川田VSルメール、リーディングジョッキー争いに終止符か? (2023/12/07)
- 失速の2人(佐々木大輔騎手・藤岡佑介騎手) (2023/08/24)
- 川田騎手とルメール騎手のリーディング争いの動向 (2023/08/09)
- デビュー2年の佐々木大輔騎手が開催リーディング獲得 (2023/07/21)
- 6名が騎乗停止になった今、チャンスを掴めそうな2人に注目? (2023/05/18)
- スランプなジョッキー達 (2023/02/08)
- 川田将雅騎手とマイネル軍団のコンビ結成? (2023/01/25)
- 2023年注目すべきジョッキーは誰か? (2023/01/12)
- 福永祐一、JRA調教師試験で合格 (2022/12/14)
- 川田将雅騎手、陽性診断でよもやの試練 (2022/12/08)
- 非情なジョッキー事情 (2022/11/10)
- 新人ヤングジョッキーズシリーズの戦いが面白い。 (2022/09/08)
- ルメール、休み明けの代償? (2022/08/25)
- 「ワールドオールスタージョッキーズ」と外国人騎手 (2022/08/11)
- ルメール不在で、今年の夏は名を売る絶好の機会 (2022/07/07)
- C・ルメール騎手も実はスランプ? (2022/04/21)
- 春GI、波乱の立役者〜横山武史騎手 (2022/04/14)
- 岩田康誠騎手、勝負師だからこその、発言。 (2022/03/23)
- 次世代ジョッキーの活躍 (2022/03/17)
- 強烈なデビューを果たした、角田大河騎手 (2022/03/10)
- 3桁目前の岩田望来騎手。名門厩舎の宿命 (2022/02/03)
- 冬競馬の楽しみ方?(ルメールが目覚めるまでに…) (2022/01/13)
- 2021年、話題をさらった横山武史騎手、2022年も「タケシ」の年になるか。 (2022/01/06)
- 松岡正海騎手、落馬からの待望の復帰 (2021/11/04)
- 木村調教師vs大塚海渡騎手のパワハラ裁判の行方 (2021/10/28)
- 2021年秋競馬に向け、夏競馬のおさらい (2021/09/09)
- 三浦皇成騎手、JRA史上最速記録達成。 (2021/08/26)
- 中央・地方のベテラン騎手〜若手騎手を見てみよう (2021/08/12)
- 武豊騎手の今後の動向は? (2021/07/07)
- 勝利同然のダービー2着、横山武史騎手に注目 (2021/06/02)
- 新人3人の妙味期間は、あと少し。 (2021/05/19)
- M.デムーロ、男児出産?復活の兆し (2021/05/12)
- 吉田隼人騎手の完全ブレイクの大きな予感? (2021/04/21)
- 新人騎手の勢いに、影が薄くなってく藤田菜七子 (2021/03/17)
- 新人騎手大攻勢に藤田菜七子危うし。 (2021/03/10)
- 今度こそデムーロ救済となるか? (2020/11/12)
- 今だからこそ未来に備え、するべき若手の育成 (2020/09/16)
- 夏競馬が終わり、社台勢はどう狙う? (2020/09/11)
- 武豊、スポーツ功労者賞受賞と、親子3代ダービー制覇の夢 (2020/07/29)
- 逆輸入ジョッキー、藤井勘一郎が本領発揮? (2020/07/23)
- 息子覚醒、横山武史騎手が初重賞制覇 (2020/04/29)
- M.デムーロいよいよ本格的にピンチ (2019/08/23)
- デムーロ、負のスパイラルにハマる (2019/06/19)
- D.レーン騎手、25歳の台風の目 (2019/05/15)
- 岩田「令和」初の天皇賞制覇なるか? (2019/04/23)
- 今年の新人騎手はチョット… (2019/03/05)
- ビュイック騎手の判断力 (2018/11/27)
- 何処まで続く?ルメール・ファースト (2018/10/30)
- 祝・武豊4000勝! (2018/10/03)
- モレイラ騎手JRA騎手試験 (2018/07/31)
- 騎手の体重ネタ (2018/05/02)
- 日本人ジョッキーに足りないもの (2018/02/13)
- ジャパンカップ展望と、外人騎手との違い (2017/11/21)
- 藤田伸二の「不合格」 (2017/09/26)
- 船橋に現れた、天才(?)中野省吾 (2017/08/28)
- 乱れ飛んだ、ご祝儀馬 (2017/08/15)
- 初重賞制覇 木幡巧也の知られざる性格 (2017/08/08)
- 三浦皇成騎手が復帰 (2017/07/18)
- 2017、岩田の馬券買えます。 (2017/05/09)
- 2017 3月の事件山盛り〜③ (2017/03/27)
- 悩める岩田の運命を変える超新星、ファンディーナ。 (2017/03/16)
- 藤田七菜子の最近は? (2016/08/12)
- どうした岩田康誠騎手!? 元NMB48の島田玲奈カフェ? (2016/04/23)
11/17には、またしても「いきなり万馬券」で東京9Rにて391.8倍の配当を得た。推奨金額最大600円が、23万 5080円という払い戻しの結果となった。ココは常に論理的で今回も説得力がスゴかった! 同日、無料予想でも86.8倍的中。
…現役の記者による唯一無二のサイト!
「俺の競馬予想」のサイト内ブログは、新聞や雑誌では知れないネタが満載。