競馬コラム~騎手編 (出稼ぎ外人ジョッキー達の続報) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
-
出稼ぎ外人ジョッキー達の続報
来日ジョッキー日本適性やいかに?
先日も「情けない来日ジョッキーたちの戦績?」の競馬コラムで、この冬に来日している外国人ジョッキー達が本調子でないことを書いた。
前述のように当時はほとんどのジョッキーが散々な状態ではあったが、そこから約1ヶ月でどうなったか改めて振り返ってみる。
出稼ぎ外人ジョッキー達の続報
1月13日以降の成績を見てみよう。
■来日ジョッキー騎乗成績
・オレリアン・ルメートル⇒14勝
(1月13日以降12勝)
・リチャード・キングスコート⇒5勝
(1月13日以降5勝)
・レネ・ピーヒュレク⇒4勝
(1月13日以降4勝 うち重賞1勝)
・レイチェル・キング⇒9勝
(1月13日以降7勝 うち重賞2勝)
・ルーク・モリス⇒0勝
(1月13日以降も0勝で帰国)
▲ 出稼ぎ外人ジョッキーの進捗
1月13日以降も勝つことができず、結局0勝のまま1月21日に尻尾巻いて帰国してしまったルーク・モリス以外、それぞれある程度順応はしてきた…とみてもいいだろう。
その中でも特筆すべきはレイチェル・キングの9勝の内、重賞2勝ということ。
AJCCのチャックネイト、東京新聞杯のサクラトゥジュールともに身元引受人である堀厩舎の馬。
ある程度の情報がインプット出来ていたとは言え、決して「確勝級」ではない2頭での勝利は非常に価値がある。
女性ジョッキーだけに「追える」イメージこそ薄い(日本の女性ジョッキーの印象)が、しっかりと馬を御せる技術は男性ジョッキーにも見劣りがないように思う。
この中で一番勝ち星を挙げているオレリアン・ルメートルは、近況しっかりと人気馬を勝ち切らせるシーンも増えてきており、日本競馬の流れをマスターした様子。
社台グループを中心としたバックアップも多い印象で、月末の帰国までにどこまで成績を伸ばすことができるかどうか。
一方で、リチャード・キングスコートは少し流れに乗り切れない印象で、やや騎乗馬の質は他の短期免許ジョッキーに比べて落ちてきた感がある。今後の来日するチャンスを得ていくためにも、もうひと踏ん張りが必要な状況。
また、今月初旬、きさらぎ賞を勝ったレネ・ピーヒュレク。
ここから勢いづくか…と期待していたのが、一身上の都合で先週末の騎乗を最後にピーヒュレクも帰国を決めた。
そのピーヒュレクの「都合」だが、他のジョッキーなどとの都合もあり、十分な騎乗馬を確保できないことが想定されるため、前倒しでの帰国を決めたそうだ。
ピーヒュレクは美浦(関東)を拠点にしており、関西圏での騎乗馬確保が難しいことが原因だそう。
ピーヒュレクは関係者からも評判は悪くなかっただけに、環境を整えて再度の来二日を期待したいところ。
来日当初は外国人ジョッキー需要で日本人ジョッキーがいつものように割を食う状態だったが、最近は良い意味で正当に騎乗馬が回ってきているように感じる。
こういう状況の中で争いが生まれて日本全体のレベルが上がっていくことが本望だ。
春以降も短期免許での来日は続くと思うし、今年も早々にルメールがリーディング戦線を抜け出している状態ではあるが、多くの日本人ジョッキーが上位で争うシーンが増えていって欲しいものだ。
関連コラム
- 相次ぐジョッキーの不祥事と、問われるモラル (2024/08/15)
- 武豊騎手、函館リーディング獲得ならずも見事なパフォーマンスを披露 (2024/07/17)
- 戸崎圭太騎手、悲願のダービージョッキーへ10度目の挑戦 (2024/05/23)
- 落馬は死と隣り合わせ。ジョッキーという職業の過酷さを改めて知る (2024/04/18)
- 藤岡佑介ジョッキーが今年はひと味違う? (2024/03/28)
- 出稼ぎ外人ジョッキー達の続報 (2024/02/22)
- 情けない来日ジョッキーたちの戦績? (2024/01/11)
- 川田VSルメール、リーディングジョッキー争いに終止符か? (2023/12/07)
- 失速の2人(佐々木大輔騎手・藤岡佑介騎手) (2023/08/24)
- 川田騎手とルメール騎手のリーディング争いの動向 (2023/08/09)
- デビュー2年の佐々木大輔騎手が開催リーディング獲得 (2023/07/21)
- 6名が騎乗停止になった今、チャンスを掴めそうな2人に注目? (2023/05/18)
- スランプなジョッキー達 (2023/02/08)
- 川田将雅騎手とマイネル軍団のコンビ結成? (2023/01/25)
- 2023年注目すべきジョッキーは誰か? (2023/01/12)
- 福永祐一、JRA調教師試験で合格 (2022/12/14)
- 川田将雅騎手、陽性診断でよもやの試練 (2022/12/08)
- 非情なジョッキー事情 (2022/11/10)
- 新人ヤングジョッキーズシリーズの戦いが面白い。 (2022/09/08)
- ルメール、休み明けの代償? (2022/08/25)
- 「ワールドオールスタージョッキーズ」と外国人騎手 (2022/08/11)
- ルメール不在で、今年の夏は名を売る絶好の機会 (2022/07/07)
- C・ルメール騎手も実はスランプ? (2022/04/21)
- 春GI、波乱の立役者〜横山武史騎手 (2022/04/14)
- 岩田康誠騎手、勝負師だからこその、発言。 (2022/03/23)
- 次世代ジョッキーの活躍 (2022/03/17)
- 強烈なデビューを果たした、角田大河騎手 (2022/03/10)
- 3桁目前の岩田望来騎手。名門厩舎の宿命 (2022/02/03)
- 冬競馬の楽しみ方?(ルメールが目覚めるまでに…) (2022/01/13)
- 2021年、話題をさらった横山武史騎手、2022年も「タケシ」の年になるか。 (2022/01/06)
- 松岡正海騎手、落馬からの待望の復帰 (2021/11/04)
- 木村調教師vs大塚海渡騎手のパワハラ裁判の行方 (2021/10/28)
- 2021年秋競馬に向け、夏競馬のおさらい (2021/09/09)
- 三浦皇成騎手、JRA史上最速記録達成。 (2021/08/26)
- 中央・地方のベテラン騎手〜若手騎手を見てみよう (2021/08/12)
- 武豊騎手の今後の動向は? (2021/07/07)
- 勝利同然のダービー2着、横山武史騎手に注目 (2021/06/02)
- 新人3人の妙味期間は、あと少し。 (2021/05/19)
- M.デムーロ、男児出産?復活の兆し (2021/05/12)
- 吉田隼人騎手の完全ブレイクの大きな予感? (2021/04/21)
- 新人騎手の勢いに、影が薄くなってく藤田菜七子 (2021/03/17)
- 新人騎手大攻勢に藤田菜七子危うし。 (2021/03/10)
- 今度こそデムーロ救済となるか? (2020/11/12)
- 今だからこそ未来に備え、するべき若手の育成 (2020/09/16)
- 夏競馬が終わり、社台勢はどう狙う? (2020/09/11)
- 武豊、スポーツ功労者賞受賞と、親子3代ダービー制覇の夢 (2020/07/29)
- 逆輸入ジョッキー、藤井勘一郎が本領発揮? (2020/07/23)
- 息子覚醒、横山武史騎手が初重賞制覇 (2020/04/29)
- M.デムーロいよいよ本格的にピンチ (2019/08/23)
- デムーロ、負のスパイラルにハマる (2019/06/19)
- D.レーン騎手、25歳の台風の目 (2019/05/15)
- 岩田「令和」初の天皇賞制覇なるか? (2019/04/23)
- 今年の新人騎手はチョット… (2019/03/05)
- ビュイック騎手の判断力 (2018/11/27)
- 何処まで続く?ルメール・ファースト (2018/10/30)
- 祝・武豊4000勝! (2018/10/03)
- モレイラ騎手JRA騎手試験 (2018/07/31)
- 騎手の体重ネタ (2018/05/02)
- 日本人ジョッキーに足りないもの (2018/02/13)
- ジャパンカップ展望と、外人騎手との違い (2017/11/21)
- 藤田伸二の「不合格」 (2017/09/26)
- 船橋に現れた、天才(?)中野省吾 (2017/08/28)
- 乱れ飛んだ、ご祝儀馬 (2017/08/15)
- 初重賞制覇 木幡巧也の知られざる性格 (2017/08/08)
- 三浦皇成騎手が復帰 (2017/07/18)
- 2017、岩田の馬券買えます。 (2017/05/09)
- 2017 3月の事件山盛り〜③ (2017/03/27)
- 悩める岩田の運命を変える超新星、ファンディーナ。 (2017/03/16)
- 藤田七菜子の最近は? (2016/08/12)
- どうした岩田康誠騎手!? 元NMB48の島田玲奈カフェ? (2016/04/23)
12/1は「ギア1」という低額コースにて1つ目は269.7倍(161,820円獲得)、同日2つ目は77.2倍(54,040円獲得)のダブル的中 となった。
「原点」独自の「重賞原点」という無料コンテンツや、提供される予想には無料予想でさえ、常に載っている見解(短評)、それと検証当初から連日的中で地方競馬の回収率も高かったこともあり、「原点」への期待は高まるばかりだ。