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競馬予想ブログ (松岡正海騎手、落馬からの待望の復帰)

  1. 松岡騎手、落馬からの待望の復帰

    松岡正海騎手、復帰に向けてついに始動

    2020年の2月に東京6Rにてゴールドミッション騎乗レースで落馬し、左大腿骨を骨折して長らく休養していた松岡正海騎手(美浦・フリー)復帰に向けて始動した。

    …まぁ「始動」と言ってもこれまで全く動けなかった訳ではなく、長いリハビリを経てようやく本格的な騎乗ができるようになったということだ。
    先月の22日から調教での騎乗を再開し、患部の状態次第ではあるが、早ければ11月中のレース復帰を目指しているとのことだ。



    松岡正海騎手、復帰までの長い道のり

    松岡正海騎手が落馬で骨折した大腿骨というのは完治するのが非常に難しい箇所で、松岡騎手もここまで相当に苦労したそうだ。

    一時はこのまま引退まで考えたほどで、ここまで来たことは本人もそうだが、周りの競馬サークルの人たちも喜びは大きい。

    そんな大腿骨を骨折しながらも、当時主戦であったウインブライトに騎乗するためにちょうど今から1年前の10月の天皇賞・秋、そして年末の香港カップに騎乗していた。
    香港カップは惜しくも2着(勝ったのは日本馬・ノームコア)で敗れてしまったが、ウインブライトに懸ける気持ちが強く伝わるレースだった。

    2月に落馬してから10月に復帰するまで2度の手術をし、年末の騎乗を終えたタイミングでもう一度。ここまで3度の手術を受けている。

    結果論にはなるが、その年に一切の騎乗を断念していたらもう少し回復、復帰時期は早まっていたかもしれない。
    ただ、そのリスクを冒してまで愛馬と大舞台に挑む意欲を見せるのが松岡正海というジョッキーだ。
    松岡正海騎手、待望の復帰
     
    一見飄々としたイメージだが、実は熱い信念を持った性格で、周囲の関係者らの評判は高い。



    松岡正海騎手、ベテランの域に入ってくるが…

    今年で37歳になる松岡騎手
    なんだか個人的には1年近くレースを見ていないことも影響しているのか、なんだかまだ若手のイメージが残っている(笑)

    ここまでGIのタイトルは2勝と、2010年に年間100勝を達成(最終的には109勝)するなど、関東の顔になるところまで期待はされていたのだが、負傷する直前あたりになると年間40勝前後という成績で、これというのもマイネル・コスモ軍団の馬での勝ち鞍が多く、社台グループとの結びつきがそれほど強くないというのが成績を上げ切れない要員のひとつでもあるだろう。

    決して「一流」と言えるだけの成績を残してきている訳ではないが、いわゆる「昔ながら」や「職人」と言ったような筋の通った考え方や姿勢などは、今の若手騎手も学んでもらいたいところが多い騎手である。

    柴田善臣横山典弘というベテランジョッキーもまだまだ頑張っているが、これからベテランの域に入ってくる松岡騎手の存在はきっと欠かせないものになると思っている。

    何度か競馬コラムでも書いたように、近年の若手ジョッキーの台頭もあり復帰してすぐ満足のいく騎乗数を確保することは正直難しいだろう。
    それでも元通りの騎乗ができるようになれば必然的に人も馬も集まってくることは間違いないと思う。

    松岡正海騎手の同期の大半がすでに騎手を引退し、調教師や調教助手に転身しているが、その同期には石橋脩騎手がいる。
    あと年の近いところでは川田将雅、吉田隼人、田邉裕信、藤岡佑介といったタレントが揃う世代。ここに松岡正海が改めて入り、アラフォー世代の活躍をさらに活性化させてほしいところだ。

    しかしながら、まずは無事に復帰初戦を迎えることが最優先で、そのあと松岡正海騎手の復帰後初勝利のシーンを心待ちにしたい。


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