競馬コラム~騎手編 (新人騎手の勢いに、影が薄くなってく藤田菜七子) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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新人騎手の勢いに、影が薄くなってく藤田菜七子
新人騎手の勝利が続く。女性騎手2人もV
前回の競馬コラム「新人騎手大攻勢に藤田菜七子危うし。」でも紹介したように今年の新人騎手がまだまだアツい。
1週目は小沢騎手が2勝、永野騎手が1勝したことをコラムでも書いたが、2週目は以前に「全国の女性騎手まとめ」でも紹介した女性騎手で矢作厩舎所属した古川奈穂騎手が初勝利した。
他の新人騎手だと、松本大輝騎手も勝利し、もう一人の女性騎手である永島まなみ騎手も勝利した。
既にデビューした8人のうち5人が勝利を挙げている。古川奈穂騎手と、永島まなみ騎手 新人騎手は貴重。全員に付いてるエージェント
女性騎手の古川奈穂騎手は、あの矢作厩舎所属のためレーシングマネージャーがエージェントを兼業している。
他全ての新人ジョッキーにはエージェントが付いており万全の体制となっている。
新人騎手が勝ちまくる舞台装置はいきなりから出来上がっているのだ。
そこに新人・女性には「減量」という恩恵があるならば、実は見習い騎手は貴重な存在となるのだ。減量による斤量差
では具体的に減量による斤量差がどう生まれるかとなるとこうなる。男性騎手の場合
▲勝利度数30回以下:3kg減
△勝利度数31回以上50回以下:2kg減
☆勝利度数51回以上100回以下:1kg減女性騎手の場合
★勝利度数50回以下:4kg減
▲勝利度数51回以上100回以下:3kg減武豊と、新人騎手の斤量を比べてみる
例を挙げると、例えば現在行われている3歳未勝利戦で牡馬の背負う定量は「56kg」だ。
つまり武豊騎手がのるのであれば56kgで戦わなければならないところだが、ここで見習いの減量騎手を使った場合。
男子の、例えば1周目で2勝した小沢騎手が騎乗すれば「53kg」、女子の古川騎手が騎乗すれば「52kg」となるのだ。
ちなみに藤田菜七子騎手が騎乗するのであれば、女性騎手のハンデがあるので54kgとなる。
もちろんこれはハンデキャップ競走と重賞も含む特別競走を除いた、一般競走にのみ適用されるものだ。
だが、レースの大半以上を占めるのがこの「一般競走」であるため、馬を送り出す側としては騎手が似たり寄ったりの技術なら「斤量が軽いほうがいい」と判断するのは当然だろう。
極端な例を挙げるのであれば、ダート短距離の逃げ馬は、騎手の技術を必要としないというと語弊があるが、実際問題としては最も「小細工」の必要のないレースであることは間違いない。
そんなレースに52kgの逃げ馬と56kgの逃げ馬が同時に出走すればどちらが有利かは明白だ。
まぁ、これはあくまでも極端な例だが、ここを深堀したくなるほど今年の新人騎手は「乗れる」のだ。未勝利の新人騎手は全員、競馬ファミリー
そして8人のうち、まだ勝利のない角田大和騎手は父に現役調教師の角田晃一師をもち、西谷凛騎手も父に現役の西谷誠騎手、横山琉人騎手も父に元ジョッキーの横山義行騎手を持つ競馬ファミリー騎手なら他の騎手に比べ忖度はあるはずだし、当然乗馬経験も豊富なはず。
これまでは勝ち運に恵まれなかっただけで、いずれ頭角を表してくるのは間違いのないだろう。
そう考えると藤田菜七子騎手の2kg減もかすんでしまう。
新馬戦でコンビを組んだレッジャードロもその後トライアルに連続騎乗したが気性の悪さのためか結果を出せなかった。
状況は悪くなる一方の藤田菜七子騎手。ここで奮起しなければかなり危うい。藤田菜七子・・・ピンチだ。
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12/1は「ギア1」という低額コースにて1つ目は269.7倍(161,820円獲得)、同日2つ目は77.2倍(54,040円獲得)のダブル的中 となった。
「原点」独自の「重賞原点」という無料コンテンツや、提供される予想には無料予想でさえ、常に載っている見解(短評)、それと検証当初から連日的中で地方競馬の回収率も高かったこともあり、「原点」への期待は高まるばかりだ。