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競馬予想ブログ (相次ぐジョッキーの不祥事と、問われるモラル)

  1. 相次ぐジョッキーの不祥事と、問われるモラル

    角田大河騎手の謎の行動と死

    悲しいニュースも含め、ここ最近ジョッキーの不祥事をよく耳にする。これらの事件が業界全体に与える影響を考えると、決して軽視できない問題である。


    まず触れざるを得ないのが、現役ジョッキーである角田大河騎手事件だ。彼は「花火を見たい」という理由で、自家用車を函館競馬場の芝コースに乗り入れた。この行為は、競走馬が入厩して調整が行われている状況で、芝を傷つける行為は異常と言わざるを得ない。

     

    そして、事件はさらに発展し、本人訃報のニュース。明確なリリースは出ていない(親族の意向により非公表)が、事件を起こした翌日に道内で走行中の電車に人が飛び込む事件が発生し、その人物が滋賀県栗東市出身であったという続報があった。断定はできないものの、時系列的に見ても角田大河騎手の可能性が高い

    この「事件」に対しては「謎」が多く、「封鎖されているはずの競馬場にどうやって侵入できたのか」、「警備体制に問題はなかったのか」、「同乗者は誰か?」、「本当に花火を見るためだったのか?花火会場から遠すぎないか?」、「同乗者に脅されていたのではないか?」「自殺という形で隠蔽された?」などと事件から数日経った今も競馬ファンは騒いでいる。現時点でも多くの謎が解明されていない。

    角田大河騎手の謎の行動と死
    ▲ 角田大河騎手の謎の行動と死



  2. 相次ぐジョッキーの不祥事

    さらに、同じ週には栗東で松若風馬騎手飲酒運転による物損事故を起こした。ビール2杯、ハイボール1杯、チューハイ1杯を飲んでいたという。正式な処分が決まるまでの8月3日から正式な処分が出るまでの騎乗停止が決まった。


    先月には水沼元輝騎手が調整ルームにスマートフォンを持ち込み、飲食店の予約やインターネット、SNSの閲覧をしていたことが発覚。約9ヶ月間の騎乗停止という処分が決定。


    6月には池添謙一騎手富田暁騎手が函館競馬場の調整ルームで互いに飲酒後に暴行事件を起こした池添富田に対して高圧的な態度で絡み、耐えかねた富田が近くにあったスマホをテーブルにたたきつけたところ画面が割れ、その携帯が池添のものだったという。スマホの画面を割られた池添は怒りが収まらず、電話で富田を調整ルームに呼び戻し、双方が口論となり、もみ合いとなったのだとか。
    池添は土日で騎乗予定だった10鞍、富田は同14鞍全てで乗り代わりとなった。


    地方競馬でもこれでもか…というほどセクハラ金銭トラブルなど、ジョッキーの不祥事が後を絶たない。



  3. 処分が甘い?

    これらの行動は、一般社会では珍しくないかもしれないが、公営競技(ギャンブル)において賭けの対象となる者が、非常識な行動をこうも起こすと、大きな問題である。競馬界全体の信頼を揺るがしかねない。


    ましてや昨年、若手ジョッキーが調整ルームでスマートフォンを使用という事件があった後にもかかわらず後を絶えないというのは、非常に残念である。


    この状況に、数日の騎乗停止で済むような「処分が甘い」という声が多く聞こえる(JRA)
    公営競技においては、厳しい処罰が求められるべきだ。小さなことでも厳重な罰を与えることはたしかに重要だと思う。何か過ちを起こせば数年その仕事ができなくなる、あわよくば免許停止くらいまでもあってもいいだろう。公営競技の選手はそれぐらいであっても決しておかしくはないだろう。

    コロナ禍を経て上向き調子の公営競技業界だが、根拠もなく左うちわでいるのは極めて危険だ。
    崩れるのはあっという間である。今一度組織の在り方から考え直し、運営側もお客様もクリーンな状況で楽しめるようになって欲しい。



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