最終更新日:2024年11月21日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,955

競馬コラム~騎手編 (デムーロ、負のスパイラルにハマる) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. デムーロ神話が崩壊。10年間のデムーロ・神時代

  2. ノーザンファームグループが「C.ルメール・ファースト」、「ルメール絶対主義」を貫き、大レースにおいてルメールに合わせて勝てる馬を使い分けるのに対して、同年にJRAの通年免許を取得したデムーロの凋落ぶりは顕著で、「ルメール・ファーストでM.デムーロの心情いかに?」でも少し書いたが、果たしてデムーロはどこから歯車が狂ってしまったのだろうか?
    デムーロの運気が落ちっぱなし



    …今から20年前の1999年に、短期免許で初来日したデムーロ。
    当時のデムーロは、1997年から2000年まで4年連続イタリアリーディングジョッキーだったのだが、イタリア競馬の賞金レベルは日本の大井競馬と同程度のもので、さらにはイタリア競馬での賞金不払い事件などが重なったため、イタリア競馬へ不安を感じたデムーロは、この頃から短期免許で日本の競馬に騎乗する機会が増え始めた。

    その後も、短期免許での来日を繰り返していたデムーロだったが、2003年にネオユニヴァースで皐月賞を制し、続くダービーでもネオユニヴァース外国人騎手としては初となるダービー制覇を飾り、この時期を皮切りにどの紙面でも「デムーロ」の名を見るようになり「デムーロ・神時代」が本格的に始まったのだった。



  3. 歯止めが効かないデムーロ離れ

  4. 「ダービー制覇」の後、約10年間はコンスタントに短期免許で来日を繰り返し、デムーロは「日本」では「騎手」として貴重な存在として扱われてきたのだが、風向きが変わり始めたのは、2015年JRAの騎手免許を取得し、年間通じて騎乗できるようになった頃からだと私は思う。

    これまでは短期免許での来日だったため、一鞍一鞍を大事に乗っていたデムーロだったのだが(インタビューでもその気持ちが伝わっていた)、一年間通して騎乗できることに慢心したのか、年を経るごとに騎乗が雑になっていった
    そして騎乗が雑になると同時に競馬も強引になり年々制裁点が増えていったのだ。

    《 M.デムーロ 年別制裁点 》

    2015年 制裁点70点(全国4位
    2016年 制裁点77点(全国2位
    2017年 制裁点91点(全国2位
    2018年 制裁点71点(全国1位


    この表を見ても一目瞭然だが、デムーロは不動の制裁点ランキングの上位常連騎手」となった。
    制裁点が多いということは、ソレに比例して騎乗停止になる期間も長くなる。

    騎乗停止になるジョッキー」というレッテルが貼られると、特にクラシックシーズンなどはデムーロの騎乗技術を当て込んで有力馬を乗せたい関係者も、万が一にも騎乗停止になった際に、デムーロクラスのジョッキーはスグには確保できないので、その点を考えデムーロに騎乗を依頼するのを「警戒」し、二の足を踏む厩舎関係者が年々増えていき、その分、真摯に騎乗するルメールに質のいい馬がどんどん流れて行った。…という構図が出来上がってしまったのだ。

    これがいわゆる「ルメール・ファーストでM.デムーロの心情いかに?」でも書いたような「ルメール・ファースト」という現象当たり前になった大きな要因だ。


    また、プライベートでも昨年、美人妻と離婚し、生活が乱れていたということを指摘する声もちらほら。
    競馬デムーロ美人妻と離婚してた

    さらには「泣きっ面に蜂」とはまさにこのことか。
    これまでデビュー戦から4戦連続で騎乗し3勝、計7度も騎乗し5勝、そのその内の1勝は昨年末の交流GⅠ東京大賞典という、まさに手塩にかけて育ててきたオメガパフュームが、6月26日の帝王賞に出走するのだが、なんとこの馬も「D.レーン騎手、25歳の台風の目」の競艇コラムで紹介した、D.レーン騎手奪われてしまったのです…(>_<)

    デムーロとしては、もう一頭のお手馬であるルヴァンスレーヴに騎乗するつもりだったようだが、左前脚に不安を発生し回避の憂き目に。
    ルヴァンスレーヴ」がダメなら「オメガパフューム」と本人も思っていたかもしれませんが、オメガ陣営が早手回しにレーン騎手をおさえてしまったとなると、泣くしかないデムーロ。

    負の連鎖」が止まらないデムーロ騎手。
    …ここで心を入れ替え、今こそ「初心忘れるべからず」なんだろう。イタリア語でなんと言うかわからないが、個人的に好きな騎手なので誰か助言をしてあげてほしい。…こんな時イタリアではどんな厄落としがあるんだろう?


関連コラム

無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。




2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。