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競馬予想ブログ (最年少GⅠ記録に挑む吉村誠之助騎手)

  1. 最年少GⅠ記録に挑む吉村誠之助騎手

    武豊の最年少GⅠ記録に挑む若武者・吉村誠之助騎手の可能性

    JRA・GⅠの最年少勝利記録といえば、1988年の菊花賞でスーパークリークに騎乗し、19歳7か月23日で勝利を収めた武豊騎手である。
    この記録は約37年間破られておらず、競馬界の金字塔として語り継がれてきた。


    しかし、今年この記録に挑む若き才能が登場した。
    それがデビュー2年目吉村誠之助騎手だ。
    5月11日に行われるNHKマイルカップで騎乗予定のランスオブカオスは、十分に勝機がある1頭である。


    吉村騎手は2024年3月にデビューし、初年度で33勝を挙げた。

    そして、さらなる覚醒が今シーズン
    ここまで22勝を挙げてリーディング上位に顔を出していることはもちろん、前述のNHKマイルカップで騎乗するランスオブカオスで4月5日のチャーチルダウンズカップ(GⅢ)で自身初重賞制覇を達成。
    先週のユニコーンS(カナルビーグル)でも勝利し、わずか数週間で重賞2勝を記録。
    まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を見せている。

    吉村誠之助騎手
    ▲ 吉村誠之助騎手




  2. 最年少記録更新の現実味

    2006年1月4日生まれ、現在19歳の吉村騎手がNHKマイルカップを制すれば19歳4か月8日で武豊騎手の記録を更新して「最年少GⅠジョッキー」となる。

    これまでのGⅠ騎乗経験は、昨年末の朝日杯FSの1回のみ。その時に騎乗したのもランスオブカオス、9番人気の低評価ではあったが、3着に好走して人馬とも一気に知名度を上げた。


    この春のGⅠシリーズ、まだ確定的な騎乗予定はないものの、宝塚記念まではこの最年少記録にチャレンジできる状況だ。
    ランスオブカオスとのコンビに陣営としても強い手応えを感じている。単なる話題性ではなく、実力で勝ち負けを狙える存在であることは間違いない。


    『最年少記録』と言えば、これまでは『武』の文字が並び立つ歴史だった。
    最速GⅠ勝利は武豊騎手だし、最速重賞勝利は武幸四郎騎手(デビュー2日目)。
    節目の通算勝利記録のほとんどが豊騎手。
    なかなか更新することが難しい記録ばかりだが、今回の最年少GⅠ勝利はそれなりに可能性のある話である。




  3. 吉村騎手、東京競馬場での初騎乗

    なお、この週が意外?にも吉村騎手にとって東京競馬場での初騎乗となる。

    重賞勝利によって周囲のマークが厳しくなることは予想されるが、これを乗り越えられるかが一つの試金石だ。
    競馬予想を行う上では、単なる人気だけでなく、若手騎手の成長曲線やプレッシャー下での対応力も重要な分析要素となる。
    競馬界の新たな歴史の目撃者となれるか、注目が集まる一戦である。



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