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競馬予想ブログ (南関東競馬の世代交代─名手たちの引退と新たな幕開け)

  1. 南関東競馬の世代交代─名手たちの引退と新たな幕開け

    南関東競馬に訪れた転換期

    春は出会いと別れの季節。JRAでは調教師の引退、新規厩舎の開業、新人騎手のデビューが話題となったが、南関東競馬でも名ジョッキーたちが鞭を置き、一つの時代に幕を下ろした


    中でも注目されたのが、大井の“帝王”こと的場文男騎手(68歳)の引退

    怪我の影響で昨夏から騎乗機会はなかったが、2024年度をもって51年に及ぶ騎手人生に終止符を打った


    地方競馬での通算勝利数は7424勝に達し、2018年には佐々木竹見元騎手の持つ最多勝記録(7152勝)を更新。
    最年長騎乗、最多騎乗数など、数々の歴代記録を塗り替えた。


    大井の“帝王”的場文男騎手の引退
    ▲ 大井の“帝王”的場文男騎手の引退(画像元:楽天競馬)



    競馬ファンの悲願でもあった『ダービージョッキー』(東京ダービー勝利)の称号を得ることができなかったものの、その功績は記録だけでなく、地方競馬に与えた功績は計り知れないものがある。

    引退発表後、大井競馬が企画した『的場文男騎手のベストレース』のファン投票において、2007年の帝王賞、ボンネビルレコードで中央馬たちを負かした一戦が1位に選ばれた。
    馴染みのある勝負服は「永久保存」扱い(今後他のジョッキーが同じデザインを使用できない)となり、大井競馬の象徴としてその存在は語り継がれていく。




  2. 新たな挑戦へ

    そんな大井の帝王だけでなく、南関東・船橋石崎駿騎手も引退を発表した。
    調教師試験合格を機に、41歳という若さで第二のキャリアへと踏み出した。

    石橋駿騎手と言えば、通算6000勝超の船橋競馬の名手・石崎隆之元騎手の息子
    前述の的場文男騎手としのぎを削った父ほど結果は残せなかったものの、通算1482勝は立派な成績。船橋から中央馬を倒す馬を輩出してくれることを楽しみにしたい。


    さらに、船橋と言えば、昨年末に突然の引退を表明した森泰斗騎手も調教師試験に合格し、この4月から調教師として地方競馬に戻ってくる。

    名手たちの引退に一抹の寂しさはあるが、同時にこれは新たな時代の到来を告げる節目でもある
    名ジョッキーが輩出する競走馬、新しいスタージョッキーたちの誕生を期待していこう。



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