最終更新日:2025年07月04日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:119,871

競馬予想ブログ (猛暑が競馬に与える影響と対策)

  1. 猛暑が競馬に与える影響と対策

    札幌開催での事象

    日本列島は連日の猛暑に見舞われている。
    先日の競馬コラムでも取り上げたが、競馬業界ではこの暑さが暑さに弱い競走馬に少しでも負担を少なくしようと「競走時間の拡大」対策が講じられている。


    先週初めて導入されたこの対策には、内外から様々な声があった様子だ。
    実際の競走馬の影響はもちろん、売り上げや来場者の評価など総合的に評価をして来年以降も検証されていくとのことで、このあたりは少し長い目を持って取り組んでいく必要性があるだろう。

     

    今回の競馬コラムはその避暑対策とはまた異なる課題について触れたい。先々週から始まった札幌開催での事象だ。



  2. 猛暑による札幌開催での芝への影響

    北海道といえば、夏でも比較的涼しいことで夏休みの観光地として人気だが、今年の猛暑は過ごしやすい北海道地域までも影響を及ぼしてきており、競馬開催も影響を受けているようだ。


    北海道の競馬場で使用されている芝は「洋芝」と言われる種類だ。
    他の中央競馬場で使用されている野芝」とは違って、寒冷地での育成に適しており採用されているのだが、この暑さでだいぶ洋芝の育成に困難が生じているそうだ。


    まだ完全に暑くなり切る前に開催が始まった函館こそ問題はなかったが、梅雨が明けて夏本番となって迎える札幌開催は完全に暑さ問題に直面している。

    猛暑による札幌開催での芝への影響

    洋芝」は寒冷地で育成しやすいというメリットがある反面、「野芝」に比べて繊細」という面を持っているため、暑さが増したことで根付きが悪くなったりするなどの問題が発生している。


    さらに、今年は例年に比べて雨量も少なく、管理が非常に難しかった。
    しかし逆にその甲斐もあって、開幕週は好タイムも飛び出る良好な馬場でのスタートに成功した。
    この後も猛暑はしばらく続きそうだが、なんとか最終週までしっかりとした状態で乗り切ってもらいたい。



  3. 温暖化問題に対する対策

    猛暑は今年に始まった話ではない。洋芝のあり方については、本格的な議論が進んでいる。


    北海道でも暑くなることを前提に、野芝への全面張り替えや、野芝の割合を増やすなどの対策が検討されている。

    荒れた馬場でもレースはできるが、競走馬の故障リスクやレース中のアクシデントの発生率は確実に上がるため、常にベストな状態を保つことが求められる。


    芝の育成については、世界有数のレベルを持つと言われる日本。温暖化問題に対してどのような方針を打ち出していくのか、競馬予想サイトの視点から見ても、こうした環境の変化がレース結果にどのように影響するかは重要な情報である。



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