競馬の楽しみ方~番外編★ (混戦の牡馬クラシックとなるか) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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混戦の牡馬クラシックとなるか
各馬の本当の能力が把握できない
先週のスプリングSを終え、ここから3冠路線へと進む馬たちがひと通り出揃ったことになる。
今年はどの馬が世代の頂点に立つのか、まずは春の大一番・日本ダービーに向けての戦いが始まる。
そんな今年の牡馬クラシック路線だが、ひとことこれと言って抜けた存在の馬が見当たらない。
今年については「能力が拮抗している」という意味ではなく、「各馬の本当の能力が把握できない」という意味で混戦を極めていると感じる。
その理由が今年行われた3歳中距離オープンレースの出走頭数。
京成杯・・・9頭立て
きさらぎ賞・・・8頭立て
共同通信杯・・・12頭立て
すみれS・・・9頭立て
弥生賞・・・10頭立て
若葉S・・・8頭立て
どのレースもフルゲートを大きく下回る頭数でのレースとなった。
※先週のスプリングSはフルゲート(16頭立て)だったが
少頭数のレースになるとどうなるか? 長く競馬をやっている人は把握していると思うが、とかくレースが単調になるということだ。
道中、超がつくスローペースになって直線での瞬発力だけの勝負になったり、警戒するあまり誰も仕掛けることができず前で楽をした馬が逃げ切ったり、というシーンはこれまでも多くあった。
無論、レースに勝つことが一番重要なのだが、こと間違いなくフルゲートになるであろうクラシック戦線において、大して得るものがなく楽なレースを経て参戦してくる馬は「各馬の本当の能力」に対する非常にジャッジが難しいのである。
「揉まれる競馬を経験する」とよく耳にすると思うが、大事なのはまさにコレだ。
来月行われる皐月賞はコーナーのキツい中山競馬場、さらに最終週で芝が傷み、荒れた馬場状態となる。
そこにフルゲート18頭でポジション争いが激しいレースになると考えれば、それまでの経験値や、そこで培ったタフさが勝負を分けるカギにもなる。
…つまり何が言いたいかと言うと、いざ走ってみたらアッサリ、というケースも多分にあるので(笑)、一概にすべてを疑ってはいけないのだが、前述の前哨戦で良い勝ちっぷりをした馬にも不安要素を抱えているということだ。
とはいえ、今年の皐月賞はおそらく単勝人気から割れること必至で、3連単もひょっとしたら1番人気が万馬券スタートになってもおかしくないくらい。
穴党の人には打ってつけのレースになることは間違いないだろう。
まだレースまで時間は十分にあるので出走馬をくまなくチェックし、激走気配のある馬の目星をつけておきたいところである。
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