競馬の楽しみ方~番外編★ (さらば蛯名正義。2022年蛯名厩舎開業に向けて。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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さらば蛯名正義。2022年蛯名厩舎開業に向けて。
まさに世代交代。さらば蛯名正義。
先週の競馬で現役生活にピリオドを打った蛯名騎手。
蛯名は騎手の晩年時にはエージェント問題に悩み、蛯名が調教師になる決意をしてからはそれまで契約していたエージェントと契約を解除し、自身で営業し乗り馬を確保していた。
「元騎手からの2020年度、注目の調教師合格者」の競馬コラムで調教師試験の合格発表について書いたが、おそらく、当時蛯名は調教師試験を受ける決心をしていて、乗り鞍を絞って調教師試験の勉強をしていたのだろう。
そのため乗り鞍を絞っている騎手に付くエージェントも迷惑だろう。という蛯名の男気からエージェント無しにしたんじゃないかと思う。(それ以外の理由もあるだろうが)蛯名正義とエージェントの伝説
そんな蛯名騎手と言えば様々なエピソードがあるが、蛯名の「エージェント」の話で面白いエピソードがある。
当時騎手のエージェント制度はJRAに届出をする必要がない時代、その時の蛯名のエージェントは美浦を中心に、勝利記念のキャップやTシャツ、厩舎のウインドブレイカーなどを手がける「グッズ屋」としてトレセン内で営業をしていた人だった。
蛯名がまだ現役バリバリで何度もG1を勝っていた時期だが、当時はエージェントが馬券を買ってはいけないというルールが存在しなかったのもあり、エージェントでも馬券を買えた。
そのため、そのエージェントに蛯名が「馬券になりそうな馬の話ばかり集めてきて、もっと俺の乗り馬をしっかり集めてほしい」とグチってたほどの馬券好きなエージェントだったって話があった。
そんな馬券好き同エージェントで2007年の有馬記念日。
蛯名師はマツリダゴッホに騎乗したのだが、その時のマツリダゴッホは9番人気。
もちろんエージェントは馬の状態を熟知していただろう。と同時に、応援馬券の意味も含めてマツリダゴッホの単勝、複勝、馬連、馬単、三連複、三連単とマツリダゴッホ絡みの馬券を大量買いしたそうだ。
前述したように、当時はエージェントも馬券を買えたので、馬券を買うことには問題はなく、なんとここでマツリダゴッホは有馬記念を勝ってしまった。
その結果、改めて見ると…
単勝:5230円
複勝:1030円
枠連:2160円
馬連:22190円
馬単:69020円
三連複:73320円
三連単::800880円
まぁ、このエージェントがどれだけ馬券を買ってたかは定かではないが、後日スカイラインの新車を買ったそうだ。蛯名正義は超ラッキー?
今後の蛯名だが、
技術調教師として1年間、関東の藤沢厩舎で実習に励むこととなり、蛯名厩舎の開業は来年、2022年の3月となるそうだ。
技術調教師開業へ向けての抱負を聞かれた蛯名は、「武豊と同期なんだが今後、武豊に騎乗依頼をする時がきたら、俺の指示に従わなかったどうしようって不安はある。武豊のことだから・・『はあ?』とか言いそうだ。」と言ったそうだw
「蛯名厩舎」が始動するのは来年、2022年の3月というタイミングは、蛯名が厩舎実習をする藤沢厩舎が解散になるタイミングでもある。
そうなると、もしかしたら蛯名の人柄の良さから藤沢厩舎の腕利きスタッフが蛯名厩舎にそのままスライドすることも十分に考えられるだろう。
これは蛯名にとって最高にラッキーなことと言える。2022年の3月頃にまた蛯名厩舎の話題について書こう。
騎手をめぐる環境もそうだが、調教師にしても競馬サークルは弱肉強食の世界だ。
そう考えるとこれから藤沢厩舎で厩舎実習に挑む蛯名の環境は「恵まれている」といえるだろう。
今書いてるこの話は、蛯名が引退してしばらくはフェードアウトするだろうが、来年2022年の3月頃にはまた再燃すると思う。
2、3月頃にまた競馬コラムでも続報を書くと思うが、そのころ強力なスタッフを揃えた蛯名厩舎が誕生していても驚けないだろうし、また、2020年、2021年はコロナで世界が意気銷沈してるので、蛯名厩舎誕生とともに更なる競馬の盛り上がりを期待したい。
それこそがまさに世代交代なんだろう。
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