競馬の楽しみ方~番外編★ (過去最強の布陣・外国人騎手来日!) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
-
過去最強の布陣・秋の短期免許外国人騎手
昨年のモレイラ台風、今年のレーン旋風(→「D.レーン騎手、25歳の台風の目」)を日本人騎手たちは誰も止められなかった。 -
短期免許外国人騎手のエージェント問題
世界的な「レジェンド」であるL.デットーリ騎手の短期免許での来日が実現するとは、私も思いもよらなかったが、影では社台系が既にバックアップを約束しているとの噂もある。 -
日本の競馬界・日本人騎手の意地を見せてくれ!
…それに、この二人に加えてマーフィー騎手やデットーリ騎手、さらにはスミヨン騎手もいるのだから、日本人騎手の出る幕はあるのか!?…と、今からすでに心配になっている。
…そして今年の秋は、
過去に記憶にないほどの「超・一流レベル」の外国人騎手が、短期免許で大量来日することが噂されている。
まずは 昨年暮れから今年の年明けにかけて来日初年度にも関わらず大活躍したO.マーフィー騎手。
マーフィー騎手だけでも「目玉」と言えるのに、今年はマーフィー騎手以外の騎手と本当にとんでもなく豪華な顔ぶれとなりそうだ。
昨年のマイルCSをステルヴィオで勝ったW.ビュイック騎手、お馴染みR.ムーア、C.デムーロ、A.シュタルケ。ここまで5人が来日表明をしているのだが、さらにさらになんと今年は、まさに世界トップといわれる二人が来日予定となっている。
1人は仏チャンピオンタイトルを獲得しまくってる世界トップジョッキーのC.スミヨン騎手。
そしてもう1 人は、なんと凱旋門賞をエネイブルで二連覇中のレジェンド、L.デットーリ騎手までもが来日予定とのこと。
W.ビュイック騎手も海外では「ゴドルフィン」の主戦騎手を務めていたので、この短期免許での来日の際にもゴドルフィンの馬に乗ることが増えることが予想される。社台系と比べれば人気のないゴドルフィン軍団の馬なので、ビュイック騎乗で旨味が増すかもしれない。
そのW.ビュイック騎手、問題となるのがW.ビュイック騎手が契約するエージェントだ。
昨年は戸崎、内田を担当している中村剛士氏が務めたのだが、実はムーア騎手も来日の際には中村氏をエージェントに指名している。
ただルール上、4人の騎手を受け持つことはできないので、ムーア騎手がはじき出されるのではないか?と、周囲の噂がある。
各騎手が東西に分かるとはいえ、エージェント問題も無視できないところ。
特にC.スミヨン騎手は凱旋門賞でオルフェーブルに2年連続騎乗し、連続2着しているので、スミヨン、池江ラインはかなり強力なものとなるだろう。
これらの騎手に加えて、なんだか影が薄くなったデムーロ、ルメールも当然ながらスタンバイしている。
…思い起こせば昨年の2018年エリザベス女王杯開催日、1Rから11Rまでを全て外国人騎手が勝ち、12Rを外国人騎手に勝たれれば全レースをジャックされるという日があった。
最終的には藤岡佑介騎手が勝ち、なんとか阻止できたものの、この秋はメンバーの質、層が過去最高と言えるほどに高レベルだ。
世界水準のジョッキーを一同に見れるのは楽しみだが、こりゃ日本国技の「相撲」が外人力士にジャックされてるようなもので、外国人選手による全レースジャックは普通にあって、尚且つ全ての秋のGⅠを、全て勝たれるという事態も可能性として十分にあり得るのではないか。
日本の競馬を盛り上げるのが外国人騎手というのも、なんとも皮肉なものだが、残念ながらこれが今の「日本の競馬」の現実だ…
せめて川田騎手のリーディングだけは守って欲しいところだが、ルメール騎手も黙って指をくわえているわけないので、うかうかとはできないだろう。
まさに日本競馬を舞台とした「戦国」が、今年の秋に繰り広げられる。
これに日本人騎手がどう対応するのかが見ものだ。
違った視点から見れば、川田騎手は外国人騎手の短期免許攻勢にあいながらも日本のリーディングを死守できれば世界からの評価も上がるかも?しれない。
実際に昨年は長期の英国遠征も敢行してそれなりの成績も残せている。
そう考えると、いよいよ日本人騎手も海外に出て行く時代が、とうとう来たと言えるのかもしれない。
関連コラム
- 武豊・ルメールのリーディング獲得に見る秋競馬の展望 (2024/09/11)
- モレイラ騎手の戦略と勝利:ワールドオールスタージョッキーズ2024を制した鍵 (2024/08/28)
- 猛暑が競馬に与える影響と対策 (2024/08/01)
- 夏競馬がスタート!福島競馬場で新たな開催時間拡大の試み (2024/07/11)
- 4歳馬不調で競馬界全体の盛り上がりに欠ける (2024/05/09)
- C・ルメール騎手、落馬負傷で無念の戦線離脱 (2024/04/04)
- レジェンド武豊、完治優先でしばらく休業 (2023/11/23)
- 11歳の超高齢馬、マイネルプロンプトが19歳ジョッキーと勝利 (2023/10/04)
- やっぱり盛り上がらない、サマーシリーズ (2023/08/31)
- アーモンドアイの初仔の募集総額がなんと、2億4000万円 (2023/07/05)
- ジョッキー人生がかかった「寝坊」 (2023/06/21)
- JRAの制裁は30日の騎乗停止処分だけか? (2023/05/10)
- 横山ブラザーズの災難 (2023/05/04)
- リニューアルオープンしたセンテニアル・パーク 京都競馬場 (2023/04/20)
- 混戦の牡馬クラシックとなるか (2023/03/23)
- パンサラッサの賞金13億。さて一口馬主の配当は? (2023/03/02)
- 一時代を築いた名オーナー『ダイワ』が終わった (2023/02/02)
- ジャパンカップと有馬記念の立場が逆転する!? (2022/11/17)
- 平地GⅠすべて1番人気が敗れ続けている現象 (2022/10/27)
- 「伝説の新馬戦」になるか? (2022/09/28)
- 競馬界に大改革? (2022/06/23)
- 1番人気馬の連敗。粗●の呪い?は続くのか? (2022/06/02)
- 競走馬・ジョッキーが怪我をした後の長期休養の代償 (2022/05/19)
- 2022年は1番人気が勝てない?珍記録・新記録 (2022/02/16)
- 競走馬の繁殖・育成ビジネスとは。 (2021/12/23)
- 復活のデムーロと、JRAGI完全制覇を狙う武豊。 (2021/12/16)
- 競馬界での「レコード」と競馬の魅力 (2021/08/05)
- 15回目を迎えるサマーシリーズについて (2021/07/14)
- さらば蛯名正義。2022年蛯名厩舎開業に向けて。 (2021/03/04)
- 2020年の新ルールで、確信犯もOKなグレイゾーン? (2021/02/25)
- 競馬における「斤量」たかが1kg、されど1kg。 (2020/09/03)
- 馬主・俳優の陣内孝則とナルハヤ (2020/06/18)
- 過去最強の布陣・外国人騎手来日! (2019/09/05)
- 「サイン馬券」について (2019/05/29)
- 前代未聞の大珍事 (2018/10/17)
- こだわりのステッキ (2018/09/26)
- アドレナリンが分泌 (2018/09/19)
- モレイラJRA騎手試験にどう影響? (2018/08/28)
- よしずとミスト (2018/08/22)
- ポスト武豊 (2018/08/08)
- JRAのコラボ企画 (2018/07/10)
- 牝馬三冠に向けて (2018/05/23)
- ムーアの進言〜日本の種牡馬 (2018/05/09)
- 時計とスポンサー事情 (2018/04/24)
- いたたまれない、当て馬 (2018/04/18)
- 中山注意報 (2018/02/27)
- 「凍結防止剤」の影響〜どう予想する? (2018/02/07)
- 雪にまつわる競馬の歴史 (2018/01/30)
- 外国人勢の秘策 (2018/01/24)
- キタサンブラァ〜ック〜♪ あ〜り、がぁ〜とぉお〜♪ (2017/12/25)
- 今年の阪神JFは楽しみな一戦 (2017/12/06)
- 京都競馬場の芝コースが、ヤバイ (2017/11/14)
- 武豊 世紀の乗りミスか??? (2017/07/05)
- 2017春競馬〜芝コースって一体どうなってるの? (2017/05/03)
- 先週の回顧〜まさに競馬祭り (2017/05/02)
- 2017 3月の事件山盛り〜② (2017/03/27)
- ホープフルSの呪い? その原因は? (2017/02/15)
- 砂と凍結防止剤の化学反応?? (2017/01/17)
- 2017年挨拶と、今日だけ個人競馬 (2017/01/10)
- 昨年の2歳チャンピオンが揃って故障。 (2016/09/24)
- パリの競馬旅行記① (2016/04/19)
11/17には、またしても「いきなり万馬券」で東京9Rにて391.8倍の配当を得た。推奨金額最大600円が、23万 5080円という払い戻しの結果となった。ココは常に論理的で今回も説得力がスゴかった! 同日、無料予想でも86.8倍的中。
…現役の記者による唯一無二のサイト!
「俺の競馬予想」のサイト内ブログは、新聞や雑誌では知れないネタが満載。